鳳来の岩場レポ2

  11月20日(土)・21日(日)で、また鳳来の岩場に登りに行ってきました!
 その時の岩トレのレポートを投稿しておきます。
 
                                                     投稿者:シブ


 
 
 この週末は、どうやら寒気も後退し、空気も乾いた、これとない絶好のコンディションになりそうな予報。この機会を指を銜えて逃す手はありません!出発は遅くなりましたが、土曜日から鳳来の岩場に登りに行くことにしました。
 
 私の「猫」は、もうあのパンチを決めさえすれば他では絶対に落ちることがないという思いがあったので、今回は焦って出すことはせずに、レスト間隔を考えてトライすることにしていました。しかし、3トライしたものの、やはりあの一手が決まらずにフォールを繰り返してしまいました
 
 もう幾度ともなく、あの箇所で同じようなフォールばかりを繰り返しています。このままでは、これから先、何度ここで落とされるか分からないと感じたので、この時、同じ「猫」をトライしているT中さんに撮影してもらった動画を、下りてきた後、再生して自分のムーブを見直してみることにしました。
 
 核心部分のムーブを何度も見てみたのですが、フォーム的には全く問題ない感じです。手を出すポイントも正確・・・見た目的には、何故フォールしているのか不思議な位です。しかし、実際にはそのホールドを保持するのに、ただ、あとちょっと、距離が足りていないようなのです。何故、届いていないのか・・・残っている左手のプッシュの力が弱いように感じました。
 
 自分では楽チンだと思っていたレストも実はヨレていて、思っていた程、核心で力を発揮できていないのも、その一因だと思います。もっとやり込めば、もっとロスも省けてきて、力を温存できるようになってくるのかもしれません。しかし、私は、今、すぐにでも、喉から手が出るほど、“RP”が欲しいいのです。では、よりいいムーブに修正の余地があるのか、もう一度自分のムーブを見直してみることにしました。
 
 マッチホールドを、二週間前からリーチのない女性たちがやっているようにクロス持ちに変えていたのですが、クロスにすると確かに距離が近くなって、こっちの方がいいのではないかと思ってやっていました。
 
 しかし、残っている左手がポケットに入れることができずに、距離が近くなる反面、指の掛かりが悪くなってしまいます。左手のプッシュが弱くて距離が出ないのは、その為ではないか、とふと思い当たりました。確かにクロス持ちに変更してから、猫パンチの成功率が悪くなっていたのです。そこで、クロスを順手持ちに戻し、そして、そのホールディングも自分流に修正して、やってみることにしました。
 
 しかし、翌日起きてみると、やはり土曜日3トライした疲労感は強く、正直、「今日はあり得ない!」という体調でした。食べて眠るしかない。朝食をテントサイトで摂った後、駐車場に一番に着いても、みんなが出発するまでシュラフに入って寝ていました。
 
 そういう訳で、昨日に引き続いて、遅い出発になりました。しかし、この時期は、朝の冷え込みが一段と厳しくなってきているので、この方が良いのかもしれません。河原エリアが明るくなってきた昼前、厳選した時間に1便目を出すことにしました。
 
 同じ「猫」にトライしている仲間たちの声援を受けて、レストポントから出発します。気合のパンチ。一瞬、止まった!と思いましたが、体が剥がされてフォール。。二日目でヨレていましたが、しかし、今期で一番いい形で、パンチを出すことができました。 どうらやムーブを修正して大正解だったようです。しかし、これが初日であれば・・・・。しっかり休憩を入れて2便目出しましたが、これはもう、完全にヨレて、問題外の内容でした。
 
 この修正ムーブなら、残り僅かなチャンスでパンチを決めることができそうな気がします。
“そうな気”、確かにその実感は、他人には何の根拠もないものです。RPすることによって、初めて証明されるものです。兎に角、この週末、ラストチャンス、信じて攻めるしかありません。絶対、登ってやるゾ!

鳳来の岩場レポ1

 沢のシーズン・オフに私たちは、岩トレ(ゲレンデでのフリークライミング)を行なっています。
 
 最近は、愛知県の新城市にある“鳳来の岩場”に毎週のように通い、私は鬼岩にある“猫も杓子も(12.C)”、パートナーのコージはハイカラ岩の“エゴマニアック(14.A)”のRP(完登)を目指して、トライしています。以下は、11月13日(土)に登りに行った時の、簡単なレポートです。
 
                                                          投稿者:シブ

 
 この日も朝一で鬼に上がって、コージが「エゴ」にヌンチャク掛け終えた後、私もアップなしで「猫」にヌンチャク掛けに行きます。掃除した後、ヒールトゥ・レストからムーブを開始して、核心の猫パンチも一発で決めることができ、終了点までムーブを繋げて登ることができたので、「今日はイケル」と内心思いました。
 
 しかし・・・・結局、4トライするもののRPを果たすことができず。最初のトライは、気合が入り過ぎたのか、猫パンチを出した時にスリップしてしまいます。2~4トライ目は、指が掛かったものの微妙なフォームの崩れで、完全にはそのホールドを捉えることができませんでした。
 
 そこだけやると、それ程悪くはない猫パンチですが、パンプがそろそろ襲ってくる局面で出てくるので、なかなか成功させることができません。十分にレストできているはずなのに、なかなか成功しないのは、「勢い」と同時に「精度」の要るムーブだからで、核心ムーブに対する集中力が必要だと思いました。
 
  しかし、着実に自分のムーブが洗練されて、精度が上がってきていると感じるので、RPは直ぐ目の前にあると思っています。次回には、是非、「猫」のRPを果たしたいものです!
 
 さて、コージの方は、2トライ目で“ガンジャ(13.D)”をリピートし、“エゴマニアック”のセクションに突入しましたが、スタートのしんどい数手で惜しくもフォール。“ガンジャ”のリピート率も上がって、最高到達点も伸びて来ているようなので、RPも夢ではないと思います。11月一杯は鳳来に通って、お互い目標ルートのRP目指して、頑張っていきたいものですね!

追悼文集

 昨日、京橋で集会が行なわれました。
 夏にあった事故を受けて、当会の事故対策などが、先日、文化の日にあった臨時集会に引き続いて、話合われました。
 
 その後、K崎さんの追悼文集の話になって、構成や文章の担当などが、再度、具体的に確認されました。M木さんなど、昔、K崎さんとパートナーを組まれてたOBの方の原稿も寄せられ、また、K崎さんが“フォールナンバー”や“ロクスノ”に投稿されてた貴重な原稿も掲載されるようで、なかなか充実した文集になりそうです。
 
 毎年12月に行なわれる納山祭の日程も決定されました。昨年、珍しくK崎さんが納山祭に参加され(私がわらじに入会して以来初めてのことでした)、差し入れの日本酒を飲みながらお話したことを、昨日のことのように思い出され、思わず胸が熱くなってしまいました。
 
 あれから、もう一年が経つんですね。早いものです。

台高 北山川・一ノ谷

 【日程】8月11日(日帰り)
 【メンバー】シブ&コージ
 前日、ジムトレの後、夕立の振りし切る中、その足で台高山系に向けて、車を走らせる。山間部に入るに従って、雨足が強くなり、「通行規制」の表示も目にするようになる。しかし、二人とも、暑い大阪から逃げ出したくてたまらなかったので、そんなことは構わず今夜の小宴場所まで向った。
 
 朝、起きて見ると、雨は降っていないものの、辺り一面ガスっていて、今にも降り出しそうな気配。それを見て、計画していたゴルジュは止めて、気になっていた北山川の一ノ谷に変更することにした。
 朝食後、西原まで車で戻り、国道脇に車を停めて準備を済ませる。目の前の斜面を下って、北山川の本流に降り立つ。すぐ下流には吊り橋が掛かっているのが見えたが、そのまま川を渡って、出合に向う。
 
 
 出合からしばらく、大岩の積み重なったゴーロの乗り越しが続く。増水気味のようで、やや濁った水が大岩の間を迸る。谷間は植林の手が及んでおらず、鬱蒼とした樹木が、野性を感じさせる。

 
 

 谷が左に折れると、この谷で初めて滝らしい滝に会う。腰を折るようにして流れ落ちる、二条の滝。右岸を巻いていると、仕事道に出た。
 
 滝の頭で再び、谷に戻ると、その上にも小滝が連続するが、それらを越してしまうと、河原が少し続く。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

しかし、釜を持った斜滝を皮切りに、再びゴルジュに突入。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 このチムニー滝付近は、側壁も発達してして、なかなか迫力もある。この滝を越えると、壁も切れて簾状の美しい滝が、浅い釜に佇む。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 簾状滝は左側を簡単に登って越えることができた。この上は、平流となり、株ノ谷と一ノ谷との二又となる。
 
 
 左の一ノ谷に這入ると、一遍、谷は狭まり傾斜を強めて駆け上がっていく。ぱっとした滝はないものの、期待が次第に高まる。
 ふと、視界が広がった先に、階段状に滝が滑り落ち、その先に側壁を要した10mほどの直滝が掛かる。その直滝のすぐ上にも更に滝が掛かるのが見えた。
 
  階段状滝を登った後、直滝の直登を右手から伺うが、諦めて一旦、左岸から巻く。その上の滝も序でに巻いてしまおうと思い、高巻きにかかるが、以外に壁が発達していて大きく巻いてしまいそうだったので、バンドを伝い、再び滝身に近づく。
 
すると、滝側の方が以外と行けそうで、最後は滝身を直登して、頭に躍り出ることができた。
 
 
 
 
 しかし、まだこの谷の核心部は続き、その上には20mほどの、この谷最大の滝が待っていた。
 
 
この大滝の上には、一風変わった、洗濯桶のような釜を持った滝が掛かっていた。それを越えると、核心部も終え、植林の広がる、退屈な平流が続いた。そこで溯行を打ち切って、左岸に見えていた仕事道を使って下山した。
 
 『台高山脈の谷 下』の記録を見て、「結構、面白そうだな」と思っていたのだが、30年以上の昔の記録だし、林業の盛んな地域なので、「もしかしたらダメかもしれない」という思いで行ってみた。しかし、予想以上に良い谷で、良い掘り出しモノを見付けたような気分だった。

南アルプス 大井川 倉沢 (2010年 7月 18~20日) 

倉沢に行って来た。
梅雨が明けたとはいえ、一昨日までの大雨で川は増水したままのようだ。

【日時】2010年 7月 18~20日
【エリア】南アルプス 大井川 倉沢
【メンバー】Y瀬・U阪
【報告者】U阪

【アクセス・入渓】
椹島ロッジから歩いて倉沢まで向かう。
平水時は、大井川を渡渉できるようだが、そんな状態ではなかった。
薄緑に濁った川面は、ウネウネと波打って静ってくれる気配は全く無い。

川原を歩くと直ぐに崖に突き当たり高巻くとそこから旧道らしきものが続いていた。
途中何度も道が切れて、崖をトラバース。一度ザイルを出した。

大井川を渡る吊り橋が架けられているが、何とか橋と呼べる形状を維持している。
橋を渡っていると板が朽ちてワイヤーだけの箇所が何度かあった。
あと何年渡れる事やら・・・


  

【ゴルジュA・B】
入渓後直ぐにゴルジュA。
一箇所どうしても取り付けない岩場があった。ショルダーでクリアーする。
もしかしてアブミを使うところってココか?

一旦途切れてゴルジュB。なんか釜に飛び込んだりして、わりと楽しく色々クリアーした。
懸垂で川床へ降りる。


  


  

【ゴルジュC】
左岸からの巻きで、めちゃ難しい滝があった。
Y瀬氏がトップで僕はセカンドで行った。
取り付き後すぐのワンムーブが手がかり無く、カスかな足場とバランスだけで苦しかった。
落ちるかも?と思いつつ何とかクリアー「アンダーガバ在ったでしょ?」って事だが・・


  

これが難しかった。                        これは支流の滝   

【ゴルジュD】
途中、CS10mの高巻き。これは僕がトップで軽快にこなせた。
草付きの嫌らしい斜面があった。
しかし仕事の多い谷だ。
入渓から引っ切り無しにザイルの出し入れが続いている。
一旦高巻けば、殆どは懸垂で下降というパターンだ。
時間も予定より大幅にロス。体力も想像以上に消耗していた。
二股までは到底無理と判断。
ゴルジュEの手前を泊地とする。ヘロヘロのクタクタだった。


  

【ゴルジュE】
朝の焚き火に当たり朝食。
6時に出発した。
ゴルジュEは2ピッチ登って、後はズッとトラバースとのこと。
目の前の釜をクリアーし左岸からY瀬氏が高巻く。
まず回り込み、その後は泥壁を攀じ上がる。これが1ピッチ目。
小ピークを超えると目の前に岩壁が、そびえ立つ。2ピッチ目は僕が行く。
階段状で見かけよりは難度は低い。が、ザイルが屈曲していまい上手く流れずに登り難い。
木を掴んで引き上がるが、ザイルが何処かの岩に食い込んだらしく、それ以上ザイルが流れない。
仕方なくココで一旦ピッチを切る。
フィックスしてプルージックで登ってもらう。
3ピッチ目、特に難所無し。獣道をトラバース開始。
200m程行ったら二股が見えてきた。懸垂にて下降する。
やっと二股にたどり着いた。思ったより狭くて陰鬱な場所だった。


  

二股への下降                          上ノ倉沢の滝

【上の倉沢】
ココからはゴルジュからは解放され、楽々のんびり溯行ができると思いきや。
それは甘かった。

連瀑。大滝。連瀑と結局、高巻きを何回も繰り返す。
「もう、勘弁してくれ~」この辺りから前日の疲れもあってか一気に僕は疲労感に襲われた。
フラフラして来て足元がおぼつか無い。
高巻きの足の分張りも全然利かない。
その後、ガレ場に出て直ぐにトラバース道を見つけた。


  

連瀑帯                             最後の大滝


  

唯一穏やかな渓相                      トラバース道発見

【下山】
人の気配は全く無かった。もう完全にバテてしまった僕には、
残り3~4時間の下山も大仕事に思えた。
何度も休憩を入れてマイペースで下山に向かう。
何とかギリギリに日没までには下山できた。
なんせ無事下山できた。なんと長い一日だったか。「やっと終わった。」

【タイムレコード】
一日目
椹島ロッジ出発 8:40
入渓 9:40
ゴルジュA ~10:30
ゴルジュB ~11:40
ゴルジュC ~15:30
ゴルジュD ~17:20 (泊地)

二日目
出発 6:00
二股 9:00
トラバース道 15:30
下山 18:50

【まとめ・反省】
沢としては2泊ぐらいで行くのが丁度楽しめると思います。
1泊ではやはり、タイトなスケジュールにならざるを得ない。
時間に追われて、精神的にストレス発生。
上ノ倉沢 連瀑・大滝を越えてからザレ場までの間は、この谷唯一の穏やかな渓相で絶好のテン場が続く。

今回は、なんせ足を引っ張ってしまった。
増水もあって、一日目は仕方ないにしても
二日目のロスタイムはかなり酷かった。

【その他】
椹島ロッジの事を少々書いておこう。

先ずは、バス。HPを観ると8:00が始発となっているが、
今回は臨時便が7:00に出た。連休など人手の多い時は良く出ている様子だった。

下山後の夕食は5:00頃からだったか?僕達が宿に着いた19:00頃には当然アウトだった。何も食い物は売っていない。自販機にてビール(350円)・日本酒(250円)・ワイン(400円)は売っていた。

風呂は20:00頃までは入れた。

朝食は、和食でご飯と味噌汁は食べ放題で(800円)これはお値打ち。

料金は1泊2食付で8000円。僕達は夕食なしで6300円。個室をとったので+1000円でした。

朝食5:00から。朝一のバスは6:30発でした。
情報的にはこんなもんですか。以上っす。

大峰 舟ノ川・小日裏谷左又

【写真】 左又30mの大滝
【日程】2010年7月25日(日)
【メンバー】シブ&コージ

 大峰山系にある舟ノ川の小日裏谷は、わらじの古い記録では、「どちらかといけば、じじむさい谷に属する」と書かれてある。実際、行ってみると、確かに地味で、陰気で、煩瑣な印象の残る谷だった。

 しかし、ガイドブックにも紹介されている左又の方に入ると一転、畳み掛けるように連滝が続き、そこは金剛山界隈の谷とは違った、の発達した舟ノ川流域の谷の一端を感じさせた。

 この一体はかつて伐採を受けたようで、界隈の樹林は根を深く張っていない、幹の細い潅木ばかりで、土壌も安定していないように感じた。しかし、わらじの古い記録と比べると明らかに、森が復活しているのを感じた。

大峰 白川又川・水晶谷下降~口剣又谷左又溯行


【日程】2010年7月18~19日、前夜発
【メンバー】シブ&コージ

海の日の連休、「谷中泊でどこか沢登りに行きたい!」と私が言うと、コージが「じゃあ、奥剣又谷に行こう!!」」と提案するので、行くことになった。まだ結婚していない頃、私が一人で南アルプスに縦走に行っていた時、コージは知人たちと奥剣又谷に行ったことがあった。コージが一度行っているという気安さがあったからでもあったが、しかし、このことが谷を外す一因となった。

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台高 蓮川 野江股谷

【日時】2010年7月10日(土) 天気:晴れ
【エリア】台高 蓮川 野江股谷
【メンバー】Y瀬・U阪
【報告者】U阪

【入渓すぐにゴルジュ】
橋の袂から入渓すぐにゴルジュとなる。淵をヘツって不動滝を観賞。
部屋状の空間に豪快に落ちる。フムフムいい滝だ。
引き返し、ゴルジュ入り口付近から右岸を巻く。念のためY瀬氏がザイルを伸ばす。
バンド状を進み不動滝上のイガミ滝を観賞。フムフム歪んでるからイガミ滝か?いい滝だ。
これも観賞したら引き返す。
一段上のバンドを左に進み岩盤を直上する。
続いてトップY瀬氏。樹林帯を更に上がるとシッカリした踏み跡に出る。
適当に進んで適当な所から適当に懸垂で降りた。


  

                                 イガミ滝

【鶴小屋滝・8m美瀑】
緑が多くて綺麗な渓相だ。鶴小屋滝に到着。左から簡単に巻ける。
その後も小滝が出てきたり楽しい溯行が続く。
少しいくと8m美瀑。これは大きく巻こうかと思ったが滝の左側の斜面が案外いけそう。
高度感は少々あったものの木の根もビッチリあったのでスムーズに巻けた。


  

綺麗な渓相が続く                       鶴小屋滝 
           

  

                                  8m美瀑

【連瀑~二股】
連瀑を右から巻くと直ぐにゴルジュが登場。
中を進むと木の刺さった8m滝に突き当たる。突破は無理無理。
入り口まで引き返えし右岸を巻く。長めのトラバースの後、ルンゼから川床へ降りる。
少しいくと二股に到着。


  

連瀑                               木が刺さった滝

【二股~稜線】
最後のゴルジュが出てきた。すぐに6m。左岸を巻く。
逆「くの字」に落ち口に向かうルートを登る。
根っこも在り見かけより嫌らしさは無い。
二股のCS15m滝を右から巻き左股へ。暫くいくと稜線に出た?
P1226を目指したつもりが・・ナンノキ平手前の鞍部にでてしまった。
あの、CS15m滝を右だったのか・・・ ?


  

CS15m                            ナンノキ平

【下山】
下山は概ね明瞭な踏み跡テープがズッとついていた。

【タイムレコード】
入渓 6:20
イガミ滝 7:00
鶴小屋滝 8:20
連瀑 9:30
二股 10:00
CS15m 10:50
稜線 11:15
下山 12:50

【まとめ】
「ゴルジュ連続で巻きだらけの谷」というイメージがあったが、全然違った。
シッカリした巻きは在ったものの、概ね綺麗な渓相でした。
特に谷の前半は緑が美しかった。日帰りで十分楽しめると思います。

ノウナシ谷



ノウナシ谷

名前の由来はいくら調べても見つからなかった。
 
6月12日
林道の途中で前夜泊し、朝7時半ごろ、林道終点に向かって出発。林道終点に着くと、釣屋さんと思われる車が5台ほど停まっていた。すでにみなさん出発されているもよう。ボチボチと用意をして、8時頃出発。林道終点からすぐ河原に降りられるようになっていたので、そこから神童子谷に下りて遡行開始。右手に歩道があったが、ひしゃげたりして危険そうなので河原を歩く。
水は清く、緑豊かで、木漏れ日が輝いて、なんて綺麗な沢なんでしょう!!
浮世の憂さが消えてゆく~!
ハイテンションで水を蹴散らしながら進むこと40分、赤鍋の滝が登場。

 
 
 
確かにちょっと赤っぽい岩の滑滝と釜。壁はかなりツルツルで、赤鍋に落ちたくないよ~と右壁をソロソロとへつる。残されたハーケンやロープがあったので助かった。写真は落ち口からのもの。
 
 
 
 
この後は淵やらへっついさんやらを楽しみながら遡行。12時頃、犬取谷とノウナシ谷の出会いに到着。ここは右手から巻いて、ノウナシ谷へ。ノウナシ谷はユルユルとした滑やちょっとした小滝を楽しみながら遡行。この沢は気持ちがいいな~と楽しい遡行気分を味わっていたのだが・・・・。13時頃、ノウナシの滝がドドーンと現れる。

 
 
 
 
 
 
 
 
高くて大きな滝を前に、浮かれていた気持ちがギュンギュンと引き締まっていく。結局、滝の右側後方の斜面から巻いたが、急斜面と突出した岩壁と、もろい岩とで結構恐ろしい巻き道だった。もっと後ろから岩盤地帯を避けて登った方が、時間はかかったが安全だったのかも・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんとか谷に戻って、しばらくボケボケと歩いていると、またもや大きな滝、千手滝が現れた。ここは、滝のすぐ横にあるルンゼから巻くことに。
 

一見登りやすそうに見えたけど、ルンゼの先端に岩が挟まっていて、これを超えるのに難儀する。結局、Y君が空身で登って、私はロープを出してもらって登ることにした。まずはY君のザックを上げようとするも、岩にひっかっかって上がらない。結局、中身を小分けにして、3回に分けてやっと上げた。ザックに続いて自分も登ると、ルンゼの先端をふさいでいた岩を上がってビックリ!この石の上に、落ちる順番を待っているかのように大量の石が重なっていた。結局このルンゼを通過するのに、1hrもかかった。写真はルンゼの上から撮ったもの。
 
ルンゼを詰め上がると、左手にしっかりした棚があったので、ここを進む。しばらくして沢が見えたので懸垂でおりると、馬頭滝の落口付近に出た。
すぐ目の前に、大きな丸い岩が2つお団子のように重なった滝があり、これが地蔵滝ならいいのに、などと言いながら先に進む。17時ごろ、ようやく地蔵滝に到着。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これまた立派な滝。滝のすぐ下手にテン場によさそうな広場をみつけ、ここを本日のお宿とする。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6月13日
天気予報では本日は雨ということだったので、5時半に起きて出発準備。空は黒く、風も強い。気合いを入れて濡れた靴下に足を突っ込み、6時半に出発。雨がポチポチ降っている。地蔵滝は右の斜面にしっかりした踏跡あって、すぐ巻けた。すぐにハリンド谷との出合いに到着。ここで、岩に書かれた不思議なメッセージを発見。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「アマゴ 放流 S53」と読める。まさかW田さん???
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次の二股は左に入り、大きな岩の重なる急な沢を登る。この先の2股は右へ右へと上る。徐々に沢は小さくなって、笹が現れはじめ、尾根が近いことを示している。
 
この時、私が何よりも恐れていたのは「女人結界」を超えてしまうことだった。尾根に詰め上がるまでもなく、登山道を発見。これを南へ進む。(鳥居とか出てきたらどうしよう・・・)結界を超えていないか、かなり気になる。しばらくすると「脇ノ宿跡」の標識が!(あ~よかった。結界こえてなくて。) 
 
この後は国見岳をめざして、奥駆け道を進む。途中、どこからともなくホラ貝を吹く音が!霧がたちこめ、強風吹きすさぶ山奥に響くホラ貝・・・なんとも幽玄・・・。修験者の方たちに会えるかもしれないと、ショートカットコースではなく大普賢岳のピークを通るコースへ進む。ピークに着くと、いらっしゃいました!五人ほどの修験者さん達。白装束に足袋、鈴掛といういでたち、そしてぐるぐると回りながらお経を唱えている様子になんだか神聖なものを感じ、そそくさと下山。この後は、分岐点となる国見岳を目指して歩く。
 
9時半ごろ、国見岳に到着。      国見岳の看板。矢印の上にうっすら国見の文字が。

尾根に向かう踏跡があったのでこれを進む。ゴールまであと小1時間かと思われたが、甘かった。
尾根筋を歩いて南側の凸部に進むと、切り立った崖の上に出てしまい、先に進めなくなった。これはルートを誤ったのかと来た道を引き返し、別の尾根を歩く。しかし、こちらもハズレのよう。濃霧と強風に不安が煽られて、もしかして迷ってる?と焦りが出てくる。
この凸部の周辺をグルグルと歩きまわること約2時間、ようやく正しい方向に進めそうな斜面を発見。ふと見ると、すぐ左横に最初に足止めを食らった崖が。崖の上からでは、霧と生い茂った石楠花とで、この斜面が見えなかった・・・。あぁ、ちょっと怖かった。
 
しばらく行くと、植林地に出て、仕事道らしき踏み跡を通って下山。途中で道を見失い、適当に尾根を下りてゆくと、オソゴヤ谷から二つ北にある沢に出た。この沢を23分ほど下ると橋がかかっており、右手の斜面を登って林道に到着。1315分。林道を15分ほど歩くと車に到着。
 
着替えてお菓子を食べまくって、ようやく人心地がつきました。はぁ~お疲れさまでしたぁ。