火吹谷

梅雨だが、この日は晴れ予報!前日まではざーざー降っていたのでラッキーだ。
白川又界隈はしょっちゅう計画するが雨で流れていたのだ。
唯一岩屋谷だけはいけたが。。。。。。今度はど真ん中。テンションも上がる

曇りのち晴れ 水量多い
モチベも高く4:20にトンネル西口を出発!……と、いいたいが
二日前に川浦で泳ぎまくった荷物が全然乾いていない。50mザイルとか普通に重い。そして何より不快。
ザックも靴も手袋も濡れてる。なんだこれ。しかも予報と違いなんか小雨がぱらついてる。
言っても仕方ないので出発。まずは登山道だがこれが激登り
トップにぜーぜー言いながら何とかついていく。というかペースはやすぎません?
50分で石休場跡へ(これが限界)。ここからは尾根を降る。水晶谷でも良いのだが、本流は未遡行のまま奥剣までおいておきたいのだ。
尾根はかなり歩きやすく快適。なのだが、快適過ぎてすぐ違う方向へ降りて行ってしまう。
大きく外すこと三回。小さくも多数。リカバーするのもしんどいので慎重に読図することに。
なんとかほぼ火吹谷出合に降りれた。ここからが本番なのだがもうすでに結構疲れている。

気を取り直して遡行開始。ここで8時。まずは小滝が続くので泳いだり巻いたりして進んでいく。
このあたりから晴れ間も見え出し、水温も前日までの雨のせいかたいして低くない。
行合は知らない間に過ぎていた。18m滝は、ちょっと戻ったあたりの壁に取り付き、バンドを降り気味にトラバースして滝の真ん中あたりへ。そのあとは滝の左側を登ればいい感じに上に出れた。

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その先の岩小屋も気付かず、8mでシャワーを嫌って左岸から巻く。

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結構大巻きになり、18mも巻いてしまう
巻きの最中に見た18mは結構良い感じだった。そして大滝の手前くらいで沢に復帰。
しかし、この大滝は、最高にかっこいい!!水量多く迫力も凄いのだが、岩を水が切り裂いているような

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そして反対側の壁に滝がぶつかって滝壺は全方位から嵐のようだ。周りの壁もぶったっている。
良いな~~これは良い。大休止して大満足。9:30に着き、20分程度休憩したかな。
引き続き左岸より巻きにかかる。この巻きが記録ではやっかいらしい
ガシガシ上がり、とにかく右寄りに進む。反対側の支谷へ出たとこで懸垂か…?と思ったが、もうちょい行けば普通に降りれた
反対側の斜面に取り付き、本流の見える所へ。なんか左側のルンゼを除くと降りれそう?
ためしに行くと簡単に降りれた。……おや?これで難所は終わりかな~とか思っていると、次の12mが意外にやっかい。

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右岸のルンゼに入り、途中で右に折れ、なんか巨木が倒れてて邪魔だし。ずるずるのバンドを進み、ゆるゆるの斜面を登り、はがれそうな根っこをつかんで上のバンドへ
そこからも悪いバンドをトラバース。尾根の先で折り返し、さらに細いバンドをクライムダウンし尾根上へ。
ここはザイル出すべきだったが、なんかトップで行けたためシュリンゲのフォローで済ます。
先を見るとクライムダウンできそう。悪いトラバースが続いていたので、これで終われる!!と喜んで降りて行ってしまう。
けどここも本来懸垂すべきだった。トータルで余計に時間がかかってしまった。二時間くらいかな?反省だ。ここで12:30。しばらく休憩。

ここからは一気に癒し系。ナメが続き次第にゴーロへ。

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まぁ歩きやすいし周りも良い感じの森なので苦ではない。
ちょいちょい全身水を被りクールダウンしつつ進む。
やはり水量が多く、稜線手前50m位まで水が流れてた。ちょろちょろはホント直下10m位まで。助かった。
15時過ぎに主稜線に出て、あとは登山道を一気に。
最後は16時前にゴール!ほぼ12時間行動だ。結構疲れた。
長時間行動もできたし、大滝のカッコよさは素晴らしかったし良い沢だった
いよいよ沢シーズンも本番といった感じすなぁ

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