大杉谷探勝─光滝登攀と与八郎谷溯行─

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ただいまっ!久しぶりに地元・紀伊半島の谷へ。

10月31日~11月2日は三連休取って、前から気になっていた大杉谷の与八郎谷、ついでに登ってなかった光滝を登攀してきました。

光滝は難しくはないものの久しぶりに緊張感ある滝登攀、与八郎滝は出合から続く連滝がなかなか迫力あって、楽しむことができました。

今回は、何度もお世話になった堂倉避難小屋をベース。照明も設置されてて、快適な避難小屋です。初日はベースへのアプローチと光滝の登攀をしました。

 

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大杉谷に掛かる光滝。

ずっと以前、大杉谷溯行した時には、登れる気が全然しませんでしたが、

今は登攀ラインが見えます。大岩を縫って左岸側に移動し、

スラブをちょっと登ったバンドからザイルを出しました。

 

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まず、容易そうな1ピッチ目は私のリードで。

若干細かい所がありますが、快適なスラブを中段テラスまでザイルを伸ばします。

 

 

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2ピッチ目は、コージのリードで。

チムニーを登って、思い切って滝身側へとトラバース。美味しいところにホールド・スタンスがあって、ニンマリ。後は、階段状を登って、頭に登り出ます。

 

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頭から振り返って。

滝を登った後のこの光景が爽快です!

光滝登攀は難しくはなかったですが、私たちにとっては岩屋谷雄滝以来の滝登攀だったので、いい緊張感を久しぶりに味わうことができました。登山道を引き返し、ベースへと戻ります。

 

さて、静かな避難小屋で晩飯食べて寝ていましたが、夜半頃から風が強くなって、雨が降ってきました。あまりにもひどいので、「帰ろうか・・」と思いましたが、

翌朝は風は残っていたものの雨が止んでいました。ここで帰ったら、

絶対後悔すると、パッキングしたギアを再び取り出して、与八郎谷に向かうことにしました。

 

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登山道から見た、与八郎谷に出合に掛かる滝。二段二条で40mくらい?

一般には、この滝が”与八郎滝”と呼ばれていますが、本当はこの上に隠れるF4が、ホンモノです。入谷は登山道を少し下流に行った凹角を下ってです。

 

 

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まず、スラブ状を登って行きますが、滑った上に外傾しており、スリップ必至!

・・・ということで、途中で右岸ブッシュに逃げて頭まで。

 

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次にはこの15m滝が続きます。段滝なので、問題なく直登。

すると、左岸側に導水管が伸びていて、意外と人臭いなっと思っていたら、『秘瀑』によると、かつて探勝路はここを横切っていたとのこと。

前方には、嵓を張り巡らした、厳めしい滝が掛かるのが見え、テンションあがります!

 

 

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与八郎滝50m。

水量多いせいか、『秘瀑』で見た感じと異なって見えました。頭には大岩が乗っているのが、眺められます。

それにしても、この与八郎谷の連滝帯はなかなか迫力あります。大杉谷の枝沢にこんなモノがまだ隠されていたとは・・・。アプローチが面倒臭くてわざわざ足を運ぶ沢屋は少ないようですが、勿体ない!

左岸を笹薮漕いで高巻きました。

 

 

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二条の流れが、下部では抉れた溝状を流れ落ちる、変則的な二段二条20m滝。

ここも左岸をリッジから巻きました。

 

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まだまだ出てきます、二条15m。

手が付けられないタイプで、これも左岸巻きます。

 

 

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両岸の壁は消えて、いよいよ与八郎滝連滝帯も終わりを告げます。

濡れれば直登できると思いますが、もう11月なので、そんなことまでしてまで、

登ろうとは思いません!!

 

 

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焚火を熾して、温まった後、再出発。

あとは、林道までこんな小滝が数個あるのみ。

 

与八郎谷は『秘瀑』を見て気になってた谷でしたが、短いながらも出合からの連滝は迫力あって、本当に行って良かったです。

大杉谷は堂倉谷各枝谷探索に始まり、七ツ釜滝や千尋滝登攀、西谷や粟谷ゴルジュと数々の思い出に残る溯行の地です。光滝登攀と与八郎谷溯行を合わせた今回の山行は、私たちの心の中に新たな思い出を刻んでくれました。

 

 

投稿者: シブ

2003年12月大阪わらじの会入会

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