11月12日(土)は、体験山行希望者1名を連れて、大台ケ原のシオカラ谷に行ってきました。
メンバーは希望者のT君の他、ベテランのN地さん、そしてシブ&コージの4名。
1600m近くある大台駐車場はさすがに冷え込んでいましたが、秋晴れの沢日和となりました!
この辺り、紅葉はすでに終わっており、葉が落ちて見晴らしがよくなっていました。
アプローチには最高の展望台があります。
中ノ滝245m、西ノ滝150m、二大巨瀑を見渡すことができ、こんな光景は世界でも少ないと思います。
東ノ川本流に降り着くと、西ノ滝の前に出ます。
150mと言われていますが、見えているのは下の二段のみで、ゴルジュとなった上部には2~30mクラスの滝が続いています。ここを合せれば中ノ滝と同クラスの200m級の滝となります。
各自、記念撮影した後、中ノ滝の掛かるナゴヤ谷と分かれてシオカラ谷を進みます。
みんなは上手いこといったのですが、
シオカラ谷出合にあるちょっとしたボルダーの取り付きでスリップしてしまい、
いきなり胸まで水に浸かってしまいました。
巨岩帯をボルダリングで、ずんずん乗り越して行くと、千石嵓を見上げることのできる大岩上のテラスがあり、ここでランチタイム。
テラスにはちょうど日が当たっていて、ポカポカ温もりました。
T君は東京の山岳会に所属されており、全然問題なしという感じで、すいすい登ってきます。
ベテランN地さんは膝を痛めており、庇いながら登っておられますが、
経験の蓄積でカバー!安定感あります。
コージやN地さんは寒かったようですが、私とT君は暑い暑いと言って
登ってました。
東ノ滝25mを迎えると、いよいよシオカラ谷はフィナーレが近い。
以前は戻って左岸から巻いていたのですが、最近は右岸のルンゼから巻いてます。N地さんもここから巻いているようです。
ナメ滝群を快適に越えて行くと、吊り橋が見えて、溯行は終了。
吊り橋では毎度お馴染み、登山者の記念撮影する姿を見ます。
後は、遊歩道を歩いて駐車場に戻るだけ。
T君にはこの体験山行を喜んでもらえたようで、良かったです。
N地さん、私も、(私は二度の東ノ川を含めて)これで6度目となるシオカラ谷でしたが、
何時来てもいい場所だとつくづく思いました。