大峰 上谷

永遠の初心者、小山です。

沢シーズン到来です。まだ朝晩は少し冷えますが、日中はポカポカしてきました。

今年の沢始めに、大峰の上谷に行ってまいりました。

日時:’17年4月23日(日)

メンバー:KMさん、NJさん、小山

天候:晴れ

 

林道終点から右斜め方向を見上げると、大きなグラ。

杣道を少し辿り、入渓します。

水の色は大峰のそれ。「今年もお願いします」そう心の中でつぶやきながら溯行します。

ズズずいっと進んでいきます。巨岩が多い印象です。

KMさん、NJさんは何度も来られている場所ですが、小生は初めてでした。

いつもは溯行図を予習したりするのですが、今回は止めておきました。

やがてぶつかる連瀑帯の入り口の6m滝。右岸から巻き、すぐにルンゼを下降。

トラロープあり、比較的容易に降りられます。

降りると左手に10m滝がゴウゴウと落ちています。

水量かなり多いようです。釜には入らず、左岸の巻道に一旦入り、10m滝を越えて

沢に降りました。

10m滝の上流のこの滝が、「馬の背滝」でしょうか?

この滝は、右岸をフリクション効かせて突破しました。この滝を突破すると

谷は少し左に回り込み、また滝がかかります。

私は一瞬釜を泳いで(チ、チベたい!!)左岸側をへつりました。

お二人は、写真の位置から高度を下げ、右岸側から左岸へジャンプ!!

見事成功です。

私は、ここは直登するべく左岸側から上がり、乗り越ししようとしましたが、

ホールド豊富なのですが、水量多く、スタンスを思い切って踏み込めず…。

結局諦め、左岸側を大きく巻きました(後に、NJさんより、小さく巻ける旨

教えてもらいました<帰りはその小さい巻きルートで下降>)。

ちょっと(かなり)悔しい思いをしました。修行が足りませんね…。

やがて現れる18m滝。直登出来そうですが、兎に角水が半端なく冷たいので、おとなしく

右岸側から巻きました。

その奥に鎮座する3段20mの滝です。この滝も登れそうでしたが、右手から巻きました。

中段上から最上段へは左岸スラブを抜けますが、ホールド乏しく、結構(かなり)緊張

しました。フリクションを確かめながらゆっくり上がりました。

20m滝の上にある大岩の下をくぐると、谷が大きく右に曲がり…。

ドドンと牛呼滝(35m)!!真ん中にポッカリ開いた穴が非常に特徴的です。

滝前の河原で眺めていると、結構冷えてきます。

牛呼滝の突破は、一旦大岩をくぐって戻り、順層の壁を登り杣道へ上がり、

その杣道を伝い越えていきました。

壁を上がる際は、小山がリード。順層ですが、木の根が張り出ており、慎重に

登れば恐怖感は薄かったです。2箇所で支点を作り、上でビレイしました。

しかし、体ビレイをしていたため、「そこはどこか上でビレイポイントを作らないと」

とご指導頂きました。

牛呼滝を越える杣道にかかる(?)崩壊した木橋。ちょっと怖かったっすね。

滝を越えて再び沢に降り、少し行った二股近辺でお昼。溯行もそこで打ち切り、

帰りは杣道で戻りました。適所にテープあり、ルーファイしながら戻りました。

今回のメンバーは3人とも花粉症。特にNJさんと小山は酷く、薬を飲んでいた私と

違い、薬を飲んでいないNJさんは本当にお辛そうでした…。

沢始めとしては良い滑り出しになったのではないかと思います。

KMさん、NJさん、ありがとうございました。

溯行開始:9時過ぎ、終了、下山:14時過ぎ

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2件のコメント

  1. KAWAcさん
    コメ、今気づきました…。
    盛夏であれば突っ込む所でしたが、色々心残りも出来ました。
    KAWAcさん的には物足りないかもしれませんが(?)今シーズンリピでも良いので、
    機会合えばご一緒しましょう!!

  2. 沢に入ると大体くしゃみ鼻水の症状が出ます。薬を飲んでても出るときは出るので、下界とは花粉の濃度が違うんでしょうね~
    上谷、地味に行きそこなっている谷の一つです。
    何回も行かれてるとは、皆さんさすがですね。。。早いところ一度覗いてみたいです。