5月21日(日)は単独で“台高”の深瀬谷に行ってきました!
「深瀬谷??単独で大滝でも登って来たの・・・?」。
違いますよっ! それは“大峰”の深瀬谷。
私が行ったのは大滝のある深瀬谷ではなく、北山川のちょうど対岸に入る(左岸の)、内ヶ谷の南にある谷のことです。
この深瀬谷は、わらじのバイブル、『大峰山脈の谷』に収録されているものの、再トレースされた話は聞かないので、以前から興味がありました。
遡行図見ると、まあまあ滝もあって、悪くはなさそうです。当時は入谷までに苦労されたようですが・・・、超快適高速道路が出合まで開通していました。
林道は、谷沿いにも伸びているようですが、橋桁からさっそく入谷します。
淵と小滝が連続し、谷沿いには自然林が残されていて、なかなかいい雰囲気です。
今にも跳び込みたい衝動に駆られますが、「まだまだ泳げるところがあるから」と、平谷のことが脳裡を過ぎり、先延ばしにします。
そうこうしている内に、中間部にあるゴルジュに。入口には二段20mが掛かります。
左側が登れそう・・・ですが、単独ではちょっとということで巻くことにします。巻いて、4m滝を直登すると、釜の先に10mほどの滝が掛かります。
この滝ならフリーソロしても大怪我せずに済みそうですが、まだこの先には滝が続いているので、戻って再び巻くことにしました。
案の定、壁が立っていて、二又まで巻かされてしまいました。
本谷に戻ると、小滝ながらも滝が続いて、面白く登って行けました。
滝場を抜けると、河原となり、巨木が佇んでいるのが目に入ります。
これが『大峰・・』に記されているカエデの巨木なのでしょうか?
谷間を横断するように伸びる枝ぶりを見上げました。
植林小屋跡を右岸に見ると、水切れとなりました。
1100mピークを踏んだ後、右岸尾根を下り、読図して目ぼしを付けていたポイントから内ヶ谷に向かって下りました。
読みはばっちし!写真の連滝を巻き下ると、林道終点に着きました。
内ヶ谷は、ホラ貝の滝で知られますが、堰堤を乗り越えるのが、面倒なので、
見に行くのは止めてしまいました。
ダム湖で今は分断されたけど、
昔の人は、ざっくり、あの一体を深瀬と呼んでいた?
一つ一つの谷に名前を付けるほど、昔の人は細かいことは気にしない??
・・実情は知らんけど。
ダムを挟んで両岸に同じ名前の谷があるって不思議ですよね
昔誰かが聞き間違って、間違った方も深瀬谷と呼ばれるようになった、とかでしょうか???