比良 口の深谷

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初級者に格上げ(?)出来たかな、と勝手に思っている小山です。

裏比良の代表的渓谷と言えば、諸説あるでしょうが、私の中では以下の3本です。

白滝谷、奥の深谷、そして口の深谷。明王谷界隈で未訪だった口の深谷を、個人的には遂に、という感じで溯行してきました。引き続き入会検討中のMYさんと2人ランデブー!!

日時:’17/6/4(日)、 天候:晴れ、 メンバー:MYさん、小山

位置付け的には体験山行、ということになるのかもしれません。前回の逢山峡はあくまで「お試し」との位置付け。

今回の溯行では、色々学びました。

まずはいつもの通り明王谷に少し入った所に駐車し、林道で入渓地点へアプローチ。

軽く一汗かいて入渓です。

ちいと暗い…。

すぐにある滝。右岸から越えます。するとすぐに次の滝。

左岸から越えます。またすぐに今度は大きめの滝。

「ルート100」には斜滝7m、と書いてありますが、10mちょっとあるように感じます。

直登出来そうでしたが、落ち口から抜ける所が悪そうでもあり、左岸から巻きました。ここはフリーで特に大きな問題の無い巻き…。

巻いて降りると先行パーティが、廊下奥の滝前左岸壁を登攀していました。

同じルートで登攀すべく、小山がリードトライ。後ろから見ていても、ホールドが乏しく難しそうだなあ、と思っていましたが、実際に難しく、ドボーン。

チクショー!!再トライ…。ドボーン。ナニクソ…!!ドボーン。こ、こらアカン。

MYさんに交代します。やっぱ苦労してはるナア…。ドボン。

巻きましょう…。 廊下入口左岸側から巻きにかかります。

最初は小山のリードで、立木が生えた岩場を直登します。ホールドはあるように見えるが…。い、岩が脆い…。立木で支点を作るも、ポロポロ剝れるホールドに心が折れ、一旦下降。

更に右側の壁からの巻きにかかります。ここはMYさんがリード。逆層で登り辛そう…。

ここでハーケン×1使用。何とか上がり、小山で回収しながらフォロー。逆層はコワイな…。

ここでかなり時間をロス。先を急ぎます。

端正な形の8m滝。右岸から比較的容易に巻けます。

暫く癒しの空間が続きますが…。

二つ目の核心部。13m滝。下部は容易に直登、上段の直瀑は滝裏を抜けます。

ちょこっとシャワー。ここも左岸側を巻きにかかります。直登は無理(と判断)。小さく巻くべくガリーを登りにかかります(小山がリード)。と、足を乗せた箇所が30cmぐらい落込み。大きく巻くしかないと判断。

結果的には2ピッチ。中間支点は立木or木の根で合計5か所。特に出だしから掴む所が何もないトラバースはかなり恐怖感あり、壁にハンマー刺したり(気休め程度…)しながら何とか登り切りました。いやあ、もう喉カラカラっす。2ピッチ目はMYさんにバトンタッチ。最終的には難所を登り切り、懸垂で谷に戻りました。ここでもかなりの時間ロス。

2人して、「口の深谷舐めてたなあ…」。そう、ガイドブック情報を鵜呑みにしており、まあ大丈夫だろうと想定していたのでした…。

でもやっぱ楽しいっすね!!笑顔も出てきます(本人に掲載許可貰ってます)。

直登も出来そうでしたが、何よりロスした時間を取り戻すべく素直に右岸から巻きます。

廊下の奥にかかるこの滝も右岸から巻き。難しくありません。

これも右岸巻き。ここも特に難しさは感じません。

やがてアドベンチャー気分を味わえた岩くぐり箇所へ!!

右岸側に、幅広のバンドがあり、そのまま岩をくぐって滝を越えます。ちょっとしたシャワークライムになり、楽しい所。

やがて、最後の滝(15m)に到着。

先行パーティ突破中。右岸から滝口に延びるバンドを伝います。

先行パーティは、たまたま垂れ下がった木の枝を支点に左岸側からの高巻きをトライ中。

左岸側に全員渡ったのを確認し、バンドを斜上。一応ロープを出して小山先行。

上に上がり、「ははーん」。手掛かりが全くないナメ滝(2-3m)が立ち塞がっています。

先行パーティからは、ナメ滝の滝つぼ非常に滑るから危ないよ、とのアドバイス。

また、右岸側にある残置ハーケンは何とか使える、とも。一瞬左岸からの巻きにするか、と思いましたが。

今までの2回の巻きでちょっとお腹一杯だったのと、どう見ても左岸側もかなり危ないように思えます。右岸側の壁を見ると、細かそうですが、ホールドもスタンスも何とかありそう。よし!!頑張るベ!!

ということで小山がリード。壁に取りつき、落ち着いて登ります。

途中で支点作り(ハーケン*1)。どう頑張って打っても、かっちり決まっているとは思えないが、一応支点を作って再びホールド探し。と、右手に、指3本の第1関節半分ぐらいをカバーするホールド発見!!思わず心の中でガッツポーズ。感触を確かめ一気に上がります。

無事登攀完了。セルフビレイを取り、MYさんを引き揚げます。無事登攀完了。

落ち口上部より…。達成感半端ないっす。

後は平凡な河原を進めば、登山道に当たるので、御殿山を経由して駐車地へ戻ります。

ヒー!しんどいのう!!

御殿山山頂から武奈ケ岳を望む。

今回勉強したこと。

1.ガイドブックを当てにするべからず:当たり前と言えば当たり前なのでしょうが。「ルート100」の溯行は、2005年。12年前も経てば、そら沢も変わっとるわな、という話です。同様にランクも当てにならないな、と。2級下、となっていますが、同じ比良の奥の深谷より1ランク下です。ですがどう考えても明王谷界隈の3本の中では一番難しい所です。初心者は避けた方が無難だと思われます。

下山時に先行パーティに追いつき少し話しましたが、ほぼ同じ見解。ガイドブックと全然ちゃうやん、とのこと。

2.自身のレベルが少し上がったことを実感。局面局面でリードさせてもらい、特に最後の15m滝上の登攀は、少し自分に自信を与えてくれたような気がします。とは言え引き続き精進し、気を引き締めないといけませんが。

非常に疲れましたが、充実感はかなりあり、大満足の溯行でした。

下山後は、近くの「へん朽」で鯖寿司をおみやげに買って帰りました。

MYさん、ありがとうございました。また行きましょう!!

報告 by 小山

「比良 口の深谷」への5件のフィードバック

  1. 比良は京都市内の通過が、うおっとおしくて
    K宗さんらと、わらじ入会当時に行った奥ノ深のみ。
    口ノ深も良さそうですね。
    いつかは・・・。

    1. Shibuさん
      仰る通りですが、宝塚在住としてはちょっと大峰、台高よりも近いこともあり、帰りの湖西道路渋滞を考慮しても
      ついつい足が向きます。
      同行者(元々関東の方)によると、関東在住者の持つ丹沢のイメージに近い、とのこと。
      未だにShibuさんと溯行したことないのはずっと心に引っ掛かるものあり、今年中どこかでご一緒したいです。

  2. 裏比良は結構通いますよね。湖西道路の渋滞さえましで、温泉がすぐそばならもっと通うのですが^^;
    沢の初心者とか上級者って難しいですよね。
    色々要素はありますが、分かりやすいのはやはり行った本数ですかね~?
    クライミングみたいに、~cが登れれば上級者!みたいなのがあれば良いのですが

    1. KAWAcさん
      口の深谷は行かれたことありますか?
      そろそろKAWAcさんに付いていけるかもしれないので、そろそろご一緒したいですね。

      1. 口の深は四年前に行ってました。
        記録を見返したのですが、なんか滝がいっぱいあるけど大体登れるとかそんなのしか書いてなかったので記憶は曖昧ですが。。。
        裏比良では、八幡谷猪谷貫井谷あたりもやはり外せないですよね!
        是非ご一緒したいですね~兵庫県の沢でどこかと思っているのですが、集会のタイミングが合わず^^;
        こちらこそ近々お願いします。

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