続 播磨の滝

沢に行けていないと記録を書くモチベーションが沸いてこない

次の沢までに書こう!という区切りは大切だったのだなと実感

少し前のものですが、奥播磨の滝を巡ってきました

7/8 水量 多め→大増水 KAWAc 会外1

この日も行先はお任せである。少しは自分で探せという声があるようなないようなではあるが

まずは中音水大滝。いつものように、どこだそれ?となり、検索。しかし、本当に出てこない。場所すら特定できない。こここそは本当に誰も知らないレベルにマイナーだと思う

音水渓谷という観光地はあったので、そこのどこかかな?とあたりを付ける

着いた場所は、確かに音水渓谷の近くだったが、地形図には一切記載のない場所。林道も荒れ荒れ

川の名前も適当に名付けたとか。それは出てこないはずだわ。しかし地形図に滝記号もないし、よくもまぁ見つけてくるものである

しかし、現地に行ってみるとこんな立札が。名前あってるじゃん。。。!いにしえのトロッコ道(完全崩壊)なんかもあり、かつては結構人が入っていたことがわかる

立札のある中音水の二股(勝手に命名)を右に行き、地形図の滝っぽいところを目指す。まぁ大滝がなくても仕方がないといった気分。それくらい沢はしょぼい

とかおもっていると、四段40mの大滝が!!うおー!!本当にあったじゃん!とテンションが上がる

早速取り付くが、ぬめり気味ではあるものの水線をフリーで抜けれる。シャワーもあってなかなか良い感じである

ゴーロ歩きのみも覚悟していたので、これで終わってもまぁ満足だとか思ってその先を進む

すると、すぐに三段20m滝が!!これも結構りっぱなものである。う~む、これを見つけ出すとはあらためて流石としか言いようがない

最後の段以外は同じようにロープも出さずに登れる。ラストはひょんぐっているのでやや巻きめに

滝の前後にこんなナメもあり、非常にお得な気分だ。沢は行ってみないとわかりませんなぁ

せっかくなので、尾根をのっこして左俣を下降してみることに。途中、飛び降りてるときに失敗してお尻を打ったりした

左俣にはミニゴルジュあり。これも予想していなかっただけに嬉しい。ただの凡沢だと思っていた

 

その後は何事もなく二股まで戻り、トロッコ道を駐車地へ。四駆じゃないと厳しいような林道をパンクにおびえながら戻る

この場所、全然わからないと思うので、もし行きたい人がいるなら連絡ください

さて、次は少しの仮眠を挟んで氷ノ山の羊ヶ滝へ!こっちは駐車地からわずか五分

水量は多く、ちょっとラインが厳しいな~と思っていたが、相方がスラブにラインを見出しナイスクライミング!!

このラインは無理だと思っていたので、フォローしてびっくり。絶妙にプロテクションも決めていた

さて、2ピッチ目を行かせてもらい、ちょうどドシャワーの場所でプロテクションを取ろうとのろのろしているところで、後ろからピーピー笛が

あー、遅すぎッていうお怒りかなとか思いつつちょっと戻り様子を見ると雨が降り出している

身振りで敗退することを協議し、懸垂することに。その間にも一気に雨脚は強まりゲリラ豪雨といった感じに

ロープをまとめたときには増水どころか抹茶色の水が噴き出していた。この間わずか5~10分!

これはまずいと急いで撤退。取り付きに残していたザック等も流されただろうな。。。と半分あきらめる。写真はビフォーアフター形式で載せることにする

左側の水流を登るが。。。

一瞬でこれ。増水しすぎでしょ。。。すぐに冒頭の写真へ。この後三条の滝に進化し、最終的には真ん中の岩部分もほとんど見えなくなっていた

取り付きに戻ると、ギリギリザックも靴も残っていてセーフ!!最初はここ草原みたいだったのに。。。

本流を渡れるかも心配だったが、何故か本流の増水はまだまし。これ幸いと濁流を渡り、滝見道へ

同じ滝とは思えない。。。もうちょっと増水してたら渡渉もアウトだったかもしれない

取り付く前と同じ場所から撮ってみたのだが、この違いには驚き。そして増水の早さにも驚き

最下段は爆風で、氷ノ山のI滝とか勝手に呼んでいた

まぁけど水が少ない時に行けば確実に登れます。70m2ピッチ。なかなか面白いラインだしアプローチも良いし

結果的にはこの日は全然登れなかったのだが、色々あって楽しい一日となった。まだまだこのあたりも探索しよう

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4件のコメント

  1. 兵庫県の滝は、以下サイトが異様に詳しいです。
    沢登り観点ではなく滝見サイトですが、参考にされてみては…。
    http://syou3a.bokunenjin.com/

    • このサイトは初めて見ました
      凄い情報量ですね。。。
      ありがとうございます!登れて面白そうなやつ探してみます

  2. 間一髪!すごい増水。

    それにしても、知らない谷、滝は、まだまだ隠れているんやね。
    地図眺めながら、そんな掘り出しものを探すのも沢登りの面白さの一つ。

    • シャワー中で全然雨に気付いていなかったので、もうちょっと粘っていたらヤバかったです^^;
      支流がここまで一気に増水するのは予想外でしたね~保水力限界+上流が岩場とかでしょうか?

      知らない滝ばかりで新鮮ですね。毎回オンサイト(僕のピッチはそれほどのものでもないのですが)気分で楽しいです
      紀伊半島に100m↑の滝でも隠れていれば面白いのですが、さすがに難しいでしょうね~