氷ノ山  布滝登攀

2019727日(土)曇り時々晴れ

メンバーKM2さん、ツトムクルーズ

数日前、KM2さんから山行のメンバー募集の告知があった。しかし、なかなか同行者が見つからないようだ。

KM2さんといえば、滝登攀をメインでやられている方。かなり怯んだがフォローならなんとかなるだろうと、またもや小さく手を挙げた。

当初は、大峰の沢に行く予定でしたが、日本近海で発達した熱低の影響により今回も緯度を上げる事に。KM2さんのチョイスは以前、メンバーのA木さんと遡行した不動滝と尾根を挟んで左又、右又に分かれる布滝でした。

本日の集合場所の親水公園に7時に集合。氷ノ山の登山口になっているのにも関わらず、天候の悪さを気にしたのか、駐車してるクルマも少な目。

 

沢沿いに登山道を辿り布滝へ。歩いて15分もかからず、登山道から逸れるとすぐに滝が見えて来ました。余りにも近いので「アップもままならないわ」とKM2さん。

前衛の小滝の左岸を巻いて、メインの布滝に降ります。「ヒェー、これ登るの?」心の準備がまだ出来てないツトムクルーズ。右岸に布滝全体を巻けそうな巻道が見えます。心が動くツトムクルーズにクギを刺す様に「これを使っちゃ意味ないしょ!」とKM2さん。

滝を見据えてスーパーサイア化するKM2さん。ボルテージマックスで離陸です。

最初のピッチ、逆層のスラブ壁で手掛かりも少なく難しそう。的確にこなしていきますが支点をなかなか取れません。20m位上がったところで、やっと最初の支点を取りました。ビレイしていたアッシは震えました。「スゴイ精神力」暫く高度を上げザイルがほぼ一杯になりそうだったので、右岸の立木でピッチを切りました。

アッシは回収時、なんちゃってクライマーとして登ったんですが1つ目の支点までは、滑り落ちそうでムチャクチャ怖かったです。(ペタペタと動きののろいヤモリ状態)

ツーピッチ目、アッシのビレイポイントからは死角になり見えませんが、KM2さん快調にのぼって行きます。少し時間はかかりましたが、2ピッチ目も完了。回収時にスタンスが無いと戸惑うアッシに「流心の中にあるよ」と的確なアドバイス。完全にノーマークでした。有難うございました。

スリーピッチ目、KM2さんトライです。アッシのビレイポイントから真っ直ぐに滝口に向けて、かなり明確な踏み跡が確認出来ます。みなさん、ここは直登せずに巻いてるのかな?なんて思ってました。KM2さん、かなり苦戦したみたいです。中程で右岸側にエスケープ「これ、ヌメヌメでムズイわー」と途中で支点を取りロワーダウンして回収までして降りて来ました。ここは、二人で巻いて滝口まで登りました。

 

その後は、布滝とのかなりのギャップを感じる程の癒し渓。KM2さんの滝登攀本気スタイルに「なんかメチャクチャ場違いの人が登ってますよ?」チャチャを入れるツトムクルーズ。「なんか一発屋の歌手みたいやね?」とKM2さん。

それでも、夏本番、小滝はシャワークライミングで越えて行きます。寒い気持ちいいでたまりませーん。やばそうなところは、アッシの為にロープを出してくれました。最後に尾根に詰め上がる手前の二段の滝は巻き上がりました。

 

この沢、最後の稜線に詰め上がる所が崩落か?ザレていて少し右にトラバースしながら藪漕ぎで抜けました。登山道を少し左に行くと布滝頭と看板が上がっていました。(崩れる前は真っ直ぐに登れてたのかな?上から見下げてみたけど、あんまり踏んでないみたいでした。)

今回は雨にもあわずに快適に登れましたね。

KM2さーん、ナンチャッテの私ですけど、また遊んで下さいね!ヨロピク!!

 

 

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4件のコメント

  1. 今週のレポも楽しみにしています!
    (どっちが書くのかな?)

    それとー、
    A木&KM2さんの不動谷のレポはまだなんかな?

    • ツトムクルーズ

      返事遅れてすいません。

      会員の皆さん、アクティブに活動されてますね。
      沢登りには楽しい季節です。(オッサンは暑さに弱いのですが?)

      暑さに負けずにあちこち行きたいと思ってます。
      レポにもチャレンジして行きますので、ヨロシクです。

      ゴルフメジャー大会、渋野さん優勝しましたね。
      シブちゃん上げ潮ですね。
      遠征も頑張って下さーい!

  2. 登攀にお付き合い頂きありがとうございました!記録まで作成頂き、ありがとうございます。
    ツトムクルーズさんの安定感に、安心してリードに集中出来ました。またお願いします!

    • ツトムクルーズ

      アッシも色々と勉強になりました。
      沢にかける意気込みビンビンと感じました。
      次回、ご一緒出来る時を楽しみにしておきます。
      ヨロシク!