古の峠道を歩く─白川~白川峠~ザンギリ峠~河合


            ザンギリ峠。
            左手は河合、右手は東ノ川へと下る。





 この冬は寒くて堪らない!
しかし、ジムクラばかりでは鈍るので、 二人の休みを利用して、古の峠道を歩くことにした
 
 今回は、白川の集落から白川峠へ登り出て、稜線をザンギリ峠まで辿り、そこから河合まで降るという黒瀬谷周遊コースを採ってみた。



 国道脇に駐車し、橋を渡って白川の集落に向かう。地形図では破線が寺院記号の裏手から伸びているが、見るとお寺の背後の山腹は法面で固められている。取り付きがよく分からなかったので、墓地の背後から無理矢理斜面を登って尾根に出ると、明瞭な道があった。






 以前、この峠道が日常的に使用されていた時のものだろうか?尾根上の道沿いには電線が伸びている。
北山川側は植林であるが、反対側は二次林となっていて、明るくて気持ちの良い尾根道だ。樹林の合間から池原ダムの湖岸が青く輝くのが望める。





 ひとしきり登ると、台地状となって730mの二等三角点に到着する。ここで、ずっと伸びていた電線も途切れ、倒壊した反射板があった。この先で倒木で幾分、道型が不明瞭となったが、迷わず尾根上を進む。テープもあり、迷うような派生尾根などない。






 
 
  ここから899m地点に掛けて急登が続く。木々の合間から大峰の稜線が眺められて、雪化粧しているのが分かる。白く輝く頂は神々しく、近づき難さを感じる。時々、その頂が白い煙に襲われているのは吹雪なんだろう。

 
 こちらの尾根にも積雪が見られ始め、突風が時折、吹き下ろすようになる。




 
 何の木か、名前は知らないが、巨樹が目を惹いた。ワイヤーが巻きつけられていて、かつてこの地域の伐採が行われていた時のベースとなっていたのだろうか?在りし日の遺物だ。巨樹は人工的な暴挙にも屈折することもなく、逞しくそこに佇んでいた。







 時折吹き下ろす風も冷たさを増して、こんな低山でも耐えがたく感じてくる。1113mの白川峠は西ノ谷枝谷の源頭部を巻いた先のピークにある。東ノ川側は開けていて、明るい。風も樹林が防いでくれて、温いのでここで休憩することにした。

 
 
ザンギリ峠へは元来た道を分岐まで戻らないと、996m地点に伸びる派生尾根へと迷ってしまう。




 白川峠から北に伸びる稜線を辿る。ここからザンギリ峠までは痩せ尾根となっていて、両側切れ落ちている。凍結した地面に降り積もった粉雪はよく滑る。道は急な箇所を巻くように付けられているが、スリップは禁物だ。

 ザンギリ峠から河合へ下る道に入ると、石積みも見られて古の道型が現れる。




 尾根を巻いたトラバース道で、すごく快適。日差しも入って、明るい二次林が気持ちのよい所だ。

 
 730m付近で不意に林道に躍り出て、ビックリする。どうも向谷沿いに伸びているザンギリ林道から脇道が派生しているようだ。しかし、これは辿らず、尾根上についているはずの古道を地形図を睨めっこしながら探し辿ることにした。

  河合の集落が遠目に見えると、道沿いにモノレールが延びる。それをずんずん辿って行くと、不意に民家の庭先に出た。そこはちょうど小橡川の出合だった。地形図上では北山川下流の集落に降りるはずなんだが、どこかで分岐を見逃したのか?しかし、毎日、河合から郵便屋が辿るには、こちらの方が相応しいように感じだ。
 

 あとは、ダム対岸の道を白川へと戻った。途中で、犬を二匹連れている猟師と出会った。一匹の猟犬は人懐っこく、尻尾を振りながら、いつまでも私たちの後を着いてきた。







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