2018年12月1日晴れ
メンバー わらじ会員2名(A木さん、KM2)
記録 KM2
納山祭前に南紀の日当たりの良い大滝で、爽快なクライミングを楽しんできました。
納山祭の日、1日時間を確保できたので、以前からシブ&コージ夫妻の記録で写真を見て憧れていたほしやわた滝を登りに行くことにした。
三和大橋を渡って天瀬谷川の林道に入ったが、導水管工事をしていることもあって、軽自動車でもかなり奥まで入ることが出来た。
林道屈曲地点から本流を少し遡行し、右岸枝谷に入ると、直ぐに大滝のすっきりした姿を見つけることができる。
落ち口のスカイラインが紅葉とあいまって美しい。
準備をしながらラインを探るが、水流を横切るバンドよりも滝壺中の岩から取り付き、右岸を直登する方がラインがすっきりして美しいように思えたので、やや難しいと言われる右岸から取り付くことにした。
1ピッチ目、リードKM2。滝の正面やや左の滝壺の中の岩からスラブに取り付くが、支点が取れず、ホールドも乏しく、かつ、ヌメっているので、緊張する。浅打ちのハーケンでランナウトしながらテラスへ。
テラス付近は0.75から2番のカムが決まるクラックが上下複数あるので、カム3つでアンカーをとって後続を迎える。
2ピッチ目、リードA木さん。下から見るよりもホールドが乏しいが、ジャミング等、多彩なムーブで滝身側のカンテに抜け出る。
フォローでも難しく感じたが、A木さんは余裕のリード。立木でピッチを切る。
なお、1ピッチ目終了点にセットした1番のカムが、スタックしてしまい、KM2が外すのにだいぶ苦労した。ハンマーでしばいたりして、なんとか回収。
3ピッチ目、リードKM2。
すっきり立った壁に、滝身に寄るバンドが続いているので、それをつたうと、奇跡のようにカチの繋がるルートに導かれる。
技術的には難しくないが、爽快なクライミング。このピッチに憧れて、はるばるこの滝に来たので、登れて大満足。ハーケンも程良く決まる。
落ち口を過ぎるともう1つ斜瀑が有るので、A木さんリードで左岸水際をシャワークライミング。見た目より滑っていて、足場も細かく、悪い。
A木さんが前回の深瀬谷大滝からヌメリ担当みたいになっていてすいません。
帰りは斜瀑を右岸から巻き下って、右岸ルンゼ沿いを50mロープ折り返しで3ピッチ懸垂。途中KM2がロープ投げをミスって木に絡ませて外すのにだいぶ苦労した以外は問題なく下山できた。
今回はカムやらロープやらいろいろ引っかかる。
作業が雑になっているのかも。気をつけよう。
下山後は納山祭に合流。KM2は初参加だが、あたたかく迎え入れて頂いた。
納山祭の詳細はそちらの記録に譲るが、熱い沢仲間の熱気に触れ、次の大滝、沢のイメージが膨らんだ。
反省点
・カムのサイズはギリギリのサイズを使わない。ちょっと小さめで。
・カムがスタックした時は、むやみに引っ張らず、押し込んだり、上下左右にずらしたりしてみる。
・樹林帯の懸垂ではロープをあまり投げない。そっと落とす。引っかかった時は引っ張るだけでなく、波打たせてみたり、いろんな動きを試してみる。
以上
着々と大滝の経験を積み重ねていますね。
素晴らしくディープな経験をさせてくれる大滝たちが待っています。
来年は、KM2&A木コンビの更なる活躍を期待しています!
シブ隊長
いつもありがとうございます。
大滝は沢登りとは少し違う方向の深みがあるので、どっぷりハマりそうです。
いきたいところが多すぎて、時間が足りません。。