大阪わらじの会は沢登りを専門とする山岳会です。昭和38年9月24日に創立され、現在までにしるした足跡は全国の山域におよんでいます。
当初のスローガンであった大峰・台高の谷々の踏査も、当会の精鋭的な活動の結果、ほぼ全容が解明され『台高山脈の谷 上・下』や『大峰山脈の谷』にまとめられ数々の素晴らしい渓谷が紹介されました。
しかし、自然破壊の波が押し寄せているのはここ大峰・台高も例外ではなく、激しい森林破壊の結果、見るも無残に変貌してしまった渓谷もいくつかあります。
それでもわたしたちは毎週のように、大峰、台高の谷々を目指しています。多雨地帯が創りあげた渓谷美はそう簡単に色褪せるものではありません。美しいナメ、大きな釜、迫力のある滝。紀伊半島の谷々はまさに沢登りのメッカです。
その他にも、大峰・台高山脈の大滝登攀や黒部峡谷、屋久島の大渓谷、上越の谷、白山山隗、四国の谷など各自鋭意取り組んでいます。もちろん気楽な宴会山行や、日帰り沢登りも随時行われており、山行計画に事欠くことはまずありません。
会員数は34名(2021年3月4日現在)。昭和40年代生まれが中心層で、昭和20年代生まれ~平成生まれの方が在籍しています。
山行は主に週末(土・日)に実施されますが、平日の計画もあります。新規入会の際は体験山行を行うようにしています。