船津川水系往古川真砂鬼丸谷

予感、良い予感も悪い予感も、人はそれぞれ直感的にそれを感じる時がある。
この日は妙に小石に躓き、ラバーソールのフリクションの悪さから進み難さを感じていた。

1日目
予定通りに八町滝の前衛滝までは進んでいた。ノーロープで前衛滝をやり過ごし、圧倒的な八町滝の強大さに歓喜する。
力強く、それでいて女性的な美しさを併せ持つ印象の滝は、取付いた瞬間から闖入者を拒むかの如く試練を与えてくる。


体調の加減、天候の崩れ、言い訳は探せばいくらでも見つかるが、結果としてはこの滝を登攀することは適わなかった。
「まだお前たちには早い。」そっと優しく追い返されたように感じた。

 

2日目
夜間は激しい風雨だった。シュラフが浸水してしまったが、起きるのも面倒で朝までそのまま眠り続けた。

 


依然として雨は降り続け、穏やかだった水の流れは激しさを増すばかり。時折、空では稲光と雷鳴が響いていた。
奥八町滝、雄大さと美しさの中に、どこか中性的な印象を持たせる滝。下部の八町よりは明らかに登攀し易そうである。

 


しかしながら増水した水量と激しさを増す雨を考慮して、ここの登攀も諦めざるを得なかった。
やり残しとゆうか宿題が2つ残ったが、それを嬉しくも感じた。また自身の強さを求めることが出来るし楽しみが増えた。


更なる難しさを求める事で自身を高め、平伏してしまうような自然の厳しさの中で己を成長させることが出来る。

私は敗退とゆう言葉が好きではない。沢登り、大滝登攀に於いて挑戦はするが決して勝ち負けの評価を求めている訳ではない。

悠久の自然、その中に身を置くことで誰しもが感じることが出来るが、私たち人間もその中の一部に過ぎないのだ。

 

 

 

Click to rate this post!
[Total: 3 Average: 4.7]

2件のコメント

  1. >私は敗退とゆう言葉が好きではない。沢登り、大滝登攀に於いて挑戦はするが決して勝ち負けの評価を求めている訳ではない。

    いい言葉です。
    是非、再訪してください!

    • 挑戦する心に勝るものはないと思っています。
      時が来たらトライしに行きます^ ^

REDEYE へ返信する キャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。