堂倉谷で焚き火を囲んで、贅沢にも揚げたての唐揚げやカツオのたたきに舌鼓を打っていたら、なんと、どこからともなくカエルが現れた。見た感じ、沢でよく見かけるヒキガエル。ピョコン、ペタン、ピッタンコって感じではなく、ヨロヨロという感じで焚き火に近づいていく、、、
「冬眠明けかな?」「カエルも寒いんかな?」と言ってるうちに、あれよあれよと焚き火に接近。これやばいんじゃ?と思う間もなく、なんと焚き火の中に突入、、、そのまま即身成仏されてしまいました。沢登り生活25年の何某先生もこんな光景は見たことはないのでは?心頭滅却すれば火もまた涼し、とは言うものの、ど根性ありすぎると、命も落としてしまうので、修行も沢登りもほどほどにということか?
翌朝、余った焚き木で焚き火跡に墓標を建てて、故・堂倉ピョンキチ氏の冥福を祈ってその場を後にしたのでした。
(投稿者: 禰庵)