大峰 上葛谷
2012年9月29-30日
昨年の初夏、葛川を楽しんで泳ぎ遡行して以来、ずーっと上流の上葛谷が気になっていた。ということで3人で上葛谷に行く予定を組むが、そのうち一名が役所で台風に備えて土嚢を積みに行かなければならないと不参加。せっかく膝の故障から復帰したところなのに残念~
台風が沖縄から本土に接近中ということで、どんよりした曇り空のもと入渓する。いきなりナメが出てきて美しい。この谷は、美しい小滝はほとんど登れるし、滝の巻きも最小限の巻きで落ち口にたてて、すごく楽しい。行けたらいいな〜!と取り付いたところは、ほとんどうまい具合に通過できる。特に二股にかかる二丈の滝の巻きは感動的であった。滝も釜がワイドに広がっていて迫力がある。谷がまさに我々を接待してくれているかのよう。ただし、水量が多いと小滝も巻きにくそうなので苦労させられそうである。
最後の大きな滝を巻いたところで幕営。今宵は沖縄土産のテビチ(豚足)に舌鼓をうつ。
翌日はぴったりと地図の水線のとおりに沢を詰めることができて感動。約十年ぶり、立合川以来10年ぶりの笠捨山の山頂に立つ頃に、台風の影響で雨が本格的に降ってくる。豪雨の中プチ沢状態となった登山道を下って入渓点を見ると短い時間のうちに大増水していた。林道のとことどころに深い水たまりができていて、帰りの運転はなかなか緊張した。
(投稿者: 禰庵)