栗平谷ウオノ谷 右又~左又(2010/3/20)
メンバー:ねあんとその仲間たち(Y&F)
栗平林道の空き地に車を止めて3人並んで寝ていると、釣り監視員に起こされる。
遊魚券持ってますか?
寝ぼけまなこで、沢登りなんで、と言ったら去って行った。この時期に沢登りで信じてもらえたか気になるが、ちょうどいい時間に起こしてもらった。
今日は曇っているが気温は低くなく、まあ、いけそうだ。
最初、本流の方を行きかけるが、すぐに気がついてウオノ谷沿いの林道へ。
適当なところで、入渓する。
まだまだ水が冷たいので小滝は適当にまいて進む。そのうちに谷幅が狭まる。そして、両岸の立つ凄い廊下。でも、それほど深くなく腰までの水位で通過できる。そのあとの小滝が厳しい。Y君が果敢に左岸を登りたそうにしているが、壁がつるつるで厳しそう。水流に突っ込むのもさすがにこの時期は厳しいので、右岸を小さく巻く。途中から高度感が出てきたのであわててザイルを出す。この先の連瀑帯は途中まで中を行くもののやがて行き詰まり右岸巻き。巻き道があって簡単に巻ける。巻いたところでたき火をして遊ぶ。その先に小屋跡っぽい地帯に出る。ここから二股を右に取る。この先の滝は登れて楽しい。ただし、一か所ノーザイルで取り付いてだんだん急になってあわてて途中からザイルを投げてもらったこともあった。シーズン初めはやはり慎重に行かなければ、、、
750mの二股は楽そうな右岸をとる。しかし、最初の滝に突っ込む気がせず巻いたら結構大変だった。この先はどんどん登っていける。
稜線に出た後は西に進みカヅネ谷を下ろうかと思うが道がなんだか不明瞭。なかっちゃんの昔の記録に左股を下っているのがあったので、思い切って下降することにする。こっちのほうが面白そうだしね。
この下りは滝が出てきてもいい具合に巻き道がついている。凄く親切な谷だ。疲れが出てくるが、時間も気になってきたので頑張って飛ばす。最後の滝は10m弱の懸垂となるが、急峻なので懸垂に慣れていないメンバーはトラウマになるほど怖い思いをしたとのこと。
二股に戻ると、小屋跡に伸びている杣道にあがる。ところどころ途切れていて、無事帰れるかなーとなかなか緊張する。高度を落とさないようにトラバースをしていくとやがて植林帯に入る。植林帯を下るとしっかりとした道に出る。ほっとしてあとは日暮れと追いかけっこ。なんとか日暮れ前に車に辿り着いて、充実した一日が終わる。でも、おうちにつくまでが沢登りと、安全運転で帰途に就く。
7:20発~14:20稜線~17:00二股~18:00車に戻る
(投稿者: 禰庵)