沢屋の間では時折、話題になる「ほんみち教」
どんな印象を持っていますか?
今回の溯行で、初めて教団の方と接して話をしました。
僕達が会ったのは教団施設の中でも指導的な立場にある方でした。
非常に誠実で、礼儀正しい。でも現実的で主張される事はハッキリと申されました。
こう書くと如何にも七三分けでパリッとスーツでも着てる姿をイメージするかも知れませんがー
実際の身なりは、地下足袋に腰道具。鉈や、何やらと据えており恐らく相当に山慣れしている感じです。(実際に話を聞いてビックリした事が在りました。見かけだけでなく事実かなりの強者です。内容は・・・しときます。)僕達と余り変わらない格好をしていました。
印象に残った主張をピックアップします。
「正直、私どもの私有地に入って来れるのはハッキリ言って迷惑です。」
「しかしながら情報通信が発達した今、綺麗な山や谷が在ると聞くと行ってみたくなるのが心情です。実際に私もココで生活をしてとても癒されていますし、素晴らしい自然美が在る場所だと思います。この御時世にソレを止める事は不可能だと思います。」
「厳密に言えば河川に関しては国有のもので、所有権は無いです。しかし実際には河川だけを使って山行するのは現実的では無く、何かあった場合は結局、土地所有者である私達が動かなければ事態は何も解決しません。」
よって「もし、入る予定が有る時は、せめて連絡をお願いしたい。」との事でした。
この土地(約2000ヘクタール:赤井谷、刈安谷は源頭までスッポリ入ってます。)は約50年前に信者からの寄付金で購入したとの事でした。
長い時間を掛けて今日の設備を整え、主に教団の若者育成の場として運営されているようです。
自分の土地に見ず知らずの人々が入って来る。
本来は目くじら立てて怒ってもおかしくないでしょうが、
色々な事を考慮してのお願いなので是非是非、
入山時は一報をお願いしたいと思います。
【記:U阪】
私の田舎は十津川村で、若いころ何やら得体のしれない集団がいるという印象でした。
やってることがすごい
ごつい岩をすごい道具で掘り出していたり、土木関係者のようには見えず、むさくるしい恰好をしていた。
観光客が信者に取り囲まれて質問責めにあったりとか噂で聞く。
沢登りをするようになり、不動滝辺りから遡行していくと、水際に建物があり水を引き込んでいたように見えた。
発電所を作るなんて作業は彼らならできそうだ。
ある時は、道端に竹を植えていた。
街では竹藪は嫌われるが、彼らは竹が欲しいのかと思った。
作業している若い子たちは、みな丁寧な対応をしてくれる。
山を削り、道を作るあの技術はすごい。
丸太を組み上げて土をかぶせてある。
ありがたく道を使わせてもらっています。