溯行日:2025.3.9
メンバー:カズレーサーさん、juku さん、会外のヨンさま、さくら、の4名。
はじめまして。
『さくら』です。どうぞよろしくお願いします。
沢を歩いた人しか見えない景色、そこに棲む動植物、そんな出会いがたまらなく好きで2024年9月に入会しました。
今回は『沢登りはスポーツでは無く、冒険だと思うんです。』と仰る、カズレーサーさんの計画に参加させてもらいました。
まだ冷たい冬の沢で水線を行くのは初めてです。
少々能天気な私は『冬の沢登りってどんな感じだろう?!』とワクワクしていました。
結果、凄く貴重な経験となり、今の自分を知ることも出来ました。
あらためてこの場で、フォローしてくださったチームメンバーの皆さんに感謝します。
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前夜は南紀のアサラト妖精さんのゲストハウスに泊めてもらいました。
ちょうど土日で開かれた、わらじの会の岩トレ合宿の皆さんも一緒に賑やかな前夜祭が開かれました。
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9日は快晴の日曜日。
新宮川水系、三越川に沿って公門谷林道を進み、外和谷橋の袂に車を停めて谷に入って行きます。
入渓し、先ずは水量少なめで穏やかな沢歩きなのですが、水中の岩まで滑っており、気を使いました。
滝もなく平凡な溯行が結構長かったように思います。
最初に現れたのは8mの滝。左岸を巻きました。
カズレーサーさんが先頭を行き、フィックスロープを張ってくれたので安心して進めました。
このあとは次々に小滝が出てきました。
滝のサイズの割に釜が大きかったり深いものが多い印象です。
三条の滝。
次はどんなだろう?出会いが面白いです。
ここは左手から別の流れが合流していました。
右へ進みます。
太陽が高くなり、沢底に光が入ってとても綺麗。
寒さもそれ程ではなく、太腿くらいまでなら平気です。
『面倒だから(笑)』とカズレーサーさんは水中から登りましたが、ヨンさまと私は倒木の上に乗って越えました。
juku さんは高巻きを選択
相談中
面白い岩のアーチがありました。
左からゾウが横顔をのぞかせているように見えました。
上から振り向いて見たところ。
陽の光がキラキラしていて楽しい。
やっと大滝が出て来ました。
4条25mの滝だそうですが、この日は水量が少なくて、ほぼ2条でした。
それでもやはり真下に立って眺めると迫力があり、気持ち良いです。あぁ来て良かった、と思いました。
こちらは高巻き後に見た落ち口。
その後も小滝が続きます。
寒がりの私は落ちたくなくて、ヘツることに全集中です。
水線を行くしか無い場所もありますが、やっぱりその方が楽しい。
jukuさん、ありがとうございます。
多分ここが2段?3段になっていて、陽が当たらず水飛沫が飛んで来る、滑る狭い岩の上でした。
1番上の段を登れず苦戦するうちに冷え切ってしまい、重大なミスをしました。
最後尾でフォローしてくださっていたヨンさまには大変な迷惑をかけてしまいました。
上からロープを降ろしてもらい、3度目の挑戦で何とか登りきりましたが、冷えと疲労で両脚が攣ってしまって暫く休憩。
お日様の光が温かくて生き返った気分です。
ここで私の体力が消耗され過ぎてしまい、この先の溯行にはかなりリスクが有るとのことで、リーダーの判断でエスケープとなりました。
少し溯行してから適当なポイントで右岸を300m直登(リーダーは私の脚を心配してジグザグで上がってくれました)
林道に出てからは約10km歩いてスタート地点に戻ります。
林道は歩き易いとは言え、結構荒れていて土砂崩れのあとも沢山ありましたし、途中目の前に落石があり、油断出来ない区間がありました。
チームの皆さん、中でもその場その場の状況に対応してくださったリーダー、カズレーサーさんのお陰で無事に帰って来れました。
帰りには温泉で温まり、美味しいラーメンに舌鼓を打って、単純な私は幸せいっぱい♪(笑)
寒さ対策や登りの技術など、今の私に必要な課題を得ることが出来た貴重な溯行でした。
もっと成長して沢を楽しみたい。そして今回行けなかった先にある滝も、いつか見に行きたいと思っています。
沢の世界って本当に奥深くて魅力的です。
ありがとうございました。
※PCで見ると写真の大小サイズ違いがありますが、意図的なものではありません。サイズを揃える方法が分からない私の未熟さによるものです。
夏なら余裕っすよ^_^
今度はさくらさんが企画してください
カズレーサーさん、
夏までに例の技術をバッチリ出来るように練習しておきますね!
またよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^o^)