今回は遡行ではないですが失礼します
奈良に越してきてから、和佐又のこのエリアにずっと行ってみたく、クルマがないため大和上市駅まで行っては一日一本のバスをみすみす逃したり、間に合ったと思ったらオフシーズンで運行していなかったりとチャンスを逃しまくって3度目の正直でした。
結果、とても良い二日間でした。想像の5倍良かったです。平日ですれ違った登山者は2組。登り始めから原始林ばかり。
和佐又登山口からは沢沿いのちょっとだけ不明瞭なルートでキャンプ場まで上がり、笙ノ窟など数々の行場名所を経て大普賢岳へ。テン場は稚児泊とし、七曜岳、無双洞を経るというポピュラーなルートですが、沢筋を行くので水を感じていられます。
ラダックへ行ってから、チベット仏教、密教への興味が冷めることがないのでそこのところも満たされました。
スケッチもいくつかできたので合わせてご紹介します。
お天気は上々です
夜間雨降ったのでツェルトにしなかったのは正解。今回はシュラフ持たずダウンで。稚児泊は独り占めでした。
そういえば、朝方この冷厳あらかたな霧の中で足音と石が落ちていく音がして、ふとみると白くて大きな物陰?が20mくらい先を横切っていくのを一瞬、みました。あれはなんでしょう。山伏ではないようでした。
無双洞にて。誰かが置いたのでしょう
水簾滝はびっくりするぐらいうつくしかったです
大峰の山々はなぜか山容で覚えられない。一個も山座同定できません。山の名前をそのかたちで覚えようという気持ちをおこさせないものが、大峰にはあるということにしています。