2014年5月3日
【エリア】栗平川 【メンバー】わらじ探検隊(3名)
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栗平川本流の水無谷は、以前、魚の谷を遡行した際に、たおやかな流れを目にして以来、気になっていた。その後、台風の大被害を受けて様相が変わったと聞いていたが、どうなったのか?沢初めに行ってみることにした。
前夜に旭の川ダムで前夜泊。釈迦が岳登山口に下山用の車をデポして、栗平川へ。途中で通行止めになっていたので、そこから林道を歩く。栗平川川沿いに林道がついていて、以前、魚の谷に来た時、こんな林道あったかな?川こんなに小さいの?と疑問を浮かべながら歩いていく。小一時間ほど歩いて行くと、なんかむかしのSF映画に出てくるような、巨大な人工的な山が現れる。日が照って暑いこともあって、海外の高山帯にでもいるような雰囲気。ラクダが歩いていても違和感無さそう。ただ、山が重機で固められていて、映画のセット感を漂わせている。
この先はどうなっているのか?噂の土砂ダムとやらがあるのかな?高巻き簡単かな?とか言いながら、山を登っていくが、傾斜が急だし、荷物も重いし、ものすごく疲れた。最高点で休憩した後、先を見に行く。すると、なんと、みずうみ~!これ渡るのは、ハクチョウ号が必要なのでは、、、
ここまで、スケールが大きいとは。なんか監視カメラまでついている。
そうはいっても、ここまで来たのだからとりあえず偵察に。左岸を見に行くと、なんか行けそう。土砂ダム建設後の初遡行を目指し、ザック担いで左岸トラバース開始。
けもの道みたいな踏み跡も出てきて、これなんとかなるんでは?と思ったころに、行く手を阻む崖が。。。さすがに、遠泳をする気もしないので断念。
大人しく引き返して、車止めへ戻る。傍にあった廃屋を見に行くと、裏手に魚の谷の標識が。なんと、車止めの向いの支流が以前遡行した魚の谷で、林道沿いの川が、たおやかな流れを目にした水無谷とは、、、激変した光景に改めて驚く。ということは、土砂ダムの場所は、湖の向こうに二股が見えたので、クイゼ谷出合いのすぐ下流ということが判明した。こうなるとクイゼ谷は入渓困難な幻の谷になってしまったのか。水無谷も下流から入るのは無理そう。ゴムボートでも担いでチャレンジするしかないのか?
仕方がないので、下流の河原で、昼寝した後、山中で食べる予定の餃子を作って、焚き火宴会。