ロープワークin 大峰山脈・大野川釘抜谷

5月13日(土)、入会希望者に対して体験山行の予定でしたが、ドタキャンとなり、急遽、入会予定のKさんにロープワークを開催。

メンバーは、Kさん、ノブリン、なんちゃん、そしてシブ&コージ。

雨天決行で道の駅十津川郷に集合。メンバー揃った所で、目的の大野川に向かう。大野にはせせらぎの里というアマゴ養殖場があり、釘抜谷はその先に入る谷。

最初に現れる二段滝は、ノブリンのリードで。間8の字で後続は登ってもらう。Kさんに8の字結びと、間8の字での登攀のシステムを説明。なんちゃんが最後尾で回収を担当。上段はなんちゃんがトップでザイルを伸ばす。

 

そうして、三段滝の登場。第一の滝は右側をザイルフィックスで登る。Kさんには登高器でなく、あえてプルージックで登ってきてもらう。プルージックはマスター必携の結び方。

さて、二段目は釜を泳いでの直登となるが、今日はなるべく濡れたくない…というメンバーの気持ちは一致し、無理やりトラバースして滝に取り付く。ここはコージがリードで三段滝の頭までザイルを伸ばす。ここも、ザイルはフィックスで。最初の棚への這い上がりのムーブがスローパーしかなくて難しい。クライミング未経験のKさん、登ってこれるか心配したが、問題なく登ってきた。

そうして、50m大滝の登場。以前は左岸巻いて途中からトラバースし上段を直登したが、寒いし時間もかかるので、さくっと高巻く。高巻いた河原でお昼休みとするが、ポツポツと降り出した。

 

横見10mを巻くと、もう一つの大滝の登場。こちらも50mクラス。左岸を壁の弱点縫って登り、スバリ頭へ。頭から見下ろしてみるのは、怖いけど止められない沢屋の癖。

大滝2つを高巻いたところでおしまいでないのが、この谷の秀逸なところ。12m、6mと連瀑となり、再びノブリンのリード。見た目は容易そうに見えるが、外傾していて悪い。焦らず、ハーケンを決めてノブリンはリードを果たす。6mから振り返ると、なかなか壮観!!続く滝は、シャワクラになるので、左岸に逃げたが雨中でズルズルの斜面で思いの外悪く、慌てザイルを出した。

 

 

最後のアトラクション、行き合いは、へっついさんのような淵はなく、両岸の壁を見上げながら通り過ぎる観光ポイント。行き合いを抜けると、途端に河原となり、左岸の植林斜面を登り山道を目指す。

それにしても、Kさんの足の早いこと!!トレランもしていたという脚力で、どんどん先に登っていく。

下山は左岸の尾根を下ったが、以前はもっと明瞭な山道があったと話しながらも、どんどんと下っていくと、道に飛び出た。これだこれ!吊り橋には、ワンちゃんの彫り物が二匹、お出迎えしてくれていた。

 

このように新人には随時、ロープワークやハーケンワークを開催し、会員の技術向上を大阪わらじの会ははかっています。

 

 

 

 

 

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