ザクロ谷

8/20~21 天気 ほとんどガスたまに晴れまたは雨 ぺちぺちさん KAWAc 会外1

まさによだれの出そうなゴルジュ(二週連続、?回目)

様々な言葉で絶賛されているが、その通りどこまでも素晴らしい谷だった

水量少なく、コンディションも非常に良かった。それがラッキーかアンラッキーかは人次第だが。。。

ゲート前で集合し、6時の開門を待って第二発電所に移動

先週に引き続き山登魂さんのパーティと遭遇。あまり人気のない沢だけに、なんか嬉しい偶然だ

しかし出発は7:30。準備に時間がかかりすぎた。すみません

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まずはひたすら階段。マジでしんどい。果てかけた。トップについていけず、後半はたびたび足が止まる

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ようやく階段が終われば次は真っ暗なトンネルだ。ヘッドラをともし、コウモリ生息地帯へゴー!トップはコウモリが顔に当たるらしく、かなり嫌そうであった

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扉を開けると、雑穀谷がバーン!と広がる。この明と暗、いきなりの登場は他に知らない

1時間ほど歩くといよいよザクロ谷の二股。先行パーティが準備されているので、こちらもここでウェット等を着込む。

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屈強な沢ヤ達が、いざザクロ谷へ!という感じの一枚。

ゴーロからいきなりこの切れ込みは凄い。気持ちが一気に上がっていく。

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ハンマーを投げているが、なかなか苦労されてる感じ

個人的にも、前回はここで二時間以上ハンマーを投げて結局引っかからず敗退した場所である

何度か引っ掛かるも、荷重をかけ続けると外れるといった具合のよう。寒さもあり、一時間くらいで交代してもらう

練習(+前回の敗退)の成果を見せてやる!とばかりにぺちぺちさんとハンマーを投げるが、全然ダメ

滝直前だが、何故かここは入口より暖かくて、水に浸からなければねばれる。ゴルジュ入り口が一番風が通って寒かったかも

飛距離は出るのだが、うまく引っ掛からず、引っ掛かっても外れてしまう。一時間くらい投げて、もう一度交代しようか、と諦めムード

後ろを振り返ると、山登の人たちが不思議な踊りを踊っていた。こちらのMPを吸い取っているのか、励ましてくれてるのかはわからないが、なんか和んだ(どうやら体温をあげる踊りだったよう。これは流行る)

その前にせめて一度泳いで滝そばまで行こう!と行ってみると……なんと、足がつく!滝までちょっと泳ぐだけで済む!

渇水だからか、埋まったのかはわからないが、これならフリーで取り付けばいいんじゃねと突っ込む

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この中に人が隠れています。的な感じ。渇水でも水勢がかなり強く、この二回は共に惜しいところで吹っ飛ばされていた

順番が回ってきて、気合でのし上がってなんとか水の上へ!やった!宿題のF2をついに!!という気持ちで吼える

ハンマー投げてた二時間強はなんだったんだという疑問は考えないこととする

後続はユマーリングで続く。ここらへんでロープの打ち合わせをしておらず、結構ぐだった。反省。がちゃがちゃしてるうちに、カラビナごとマイクロアッセンダーも落とした。またか。高いだけに結構ショックだ

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ゴル渋滞なう。渇水だからか、人数がいるからかわからないが、皆ずっと笑顔だった

空間もメンバーも良い感じでとても楽しいのは間違いない。最高に楽しい部分がずっと続くようなイメージだ

F3周辺もちょっとやらしいが、F2が強烈過ぎてそこまでのインパクトはない。やはりザクロといえばF2のイメージだ

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お次はかつての核心、F4。ハンマー投げも考えたが、F2の反省でまず泳いでみる

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激流に負けず、ぺちぺちさんが見事に取り付く……が、惜しいところでスリップ。どうやら結構ぬるぬるらしい。ほとんど突破できていただけに残念。寒さもあった感じである

ここで後続と再びトップ交代。やはり流れに苦労していたが……?

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華麗に突破。うーん、これは写真で何回も見たような光景だ。実に感動

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後続もそれなりに大変である。そしてこちらの番だが、見てた通り、釜は勢いが強く、水勢もあり、ぬめる

まぁこういうとこは気合で行くしかない。とりあえず突っ込んで、突っ張って、手を伸ばしてとかなんやらしてると抜けれた

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多分直線距離で50mくらいしか進んでないが、既にやったった感が出ている。しかしまだまだザクロは続く

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ザクロの水はやはりかなり冷たいのだが、泳がないといけないので仕方ない。この水温はアルプスならではと思う。五十沢とかも雪渓のある年なら冷たいのだろうが

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美しい緑のゴルジュが続く。F2の途中くらいからガスってきたのが残念だ。光が差せばもっときれい(そして温かい)だろうに

地味にショルダーしたり人工したりする滝が続くのだが、どれも面白く超えれる

なんだかんだで時間がかかり、牛首直下で18時。ここで泊まることにする

山登さん達も先を見てきたがいまいち良い場所がないらしく、もどって同じ場所で泊。おそらく先週の蛍雪さんと思われる焚火跡があった

この晩はたき火を囲んで延々宴会。色々とお酒を恵んでもらった記憶がある。多謝

いつのまにか星空も綺麗で、明日の快晴も確信。これはもらった!

翌朝、4:30に起床。。。したのだが、出発は何故か7時。たき火の周りでのんびりしすぎた。これが後々響くことに!?

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出発してすぐにてまり滝。う~ん、なかなか美しい。登れないのでこいつは巻き。巻き途中で山登さん達に追い越される

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巻いた先の早乙女沢出合はなかなか綺麗。そしていきなりガスりだした。昨晩はあんなに晴れていたのに!!

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かつての口なしの滝。水は流れているわ流木は刺さっているわで面影無し。名所好きとしては残念

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それにしてもこの美しい緑の回廊よ。どこまでも続いてほしい光景だ

美しいばかりではなく、出てくる滝はこの日もハンマー投げたりチョンボ棒だしたりショルダーしたり人工したりとそれなりに歯ごたえがあり面白い

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チョンボ棒大活躍。初めて使っているところをみたが、これはなかなか楽だ

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F25では立派な三段梯子が完成していた。実物を見るのは初めてだ。ここが皆悪い悪いと言っているスラブか。確かにとても滑りそうだ

先行者もいや~な顔(想像)をしながら超えていったように見える

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ここはぺちぺちさんが華麗に突破してくれた。結構上部は残置あり。やはりぬるぬるでやな感じだった

そ、し、て、この先があかんやつだった。小さく巻こうとして行き詰まり、上へ高度を上げだしたら上げすぎた

あげくなんかぬるぬるのスラブとか出てくるし。ハーケン決めて人工しようとしたらリスごと吹っ飛んで2m程度滑落。上の木に結んでいたのでなんとか止まってよかった

結局ぺちぺちさんがボルト埋めて突破してくれた。お世話になりますー!!

で、その後も藪漕いで漕いで木登りして、藪降って懸垂3ピッチして……ようやくソーメン滝上に復帰。この巻きに約4時間。懸垂支点(立木)にはボロボロの残置があったので、誰か同じようなルートは行ってる模様。こちらもシュリンゲ残置

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出発も遅いし、これでヘッドラは決まったようなものだ。まぁこういうこともある仕方ないさーと元気に出発

少しおとなしくなったが、それでもまだまだゴルジュが続く

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ちょくちょく水攻めも入る。セカンドも油断できない谷である

やがて人工で突破のF34。これ残置なかったら死ぬほど大変そうだな~と思いつつ、チョンボ棒に二連あぶみスタートで七手架け替え

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あぶみの上にて。もうちょっと臨場感あるかと思ったら全然よくわからない感じに

空のビナが途中で切れてシュリンゲごと置いたりした。冷静なつもりだったけど、滝上から荷揚げ用のロープをどこにもクリップせず(したつもりだった)滝下に投げたり、ぺちぺちさんも荷物を付けずにザイルアップコールだしたりと二人とも少々お疲れだったのかもしれない

時間押してるし焦ってたのかな~~余計に時間を使ってしまった

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もう既に今シーズン色々と落としている(アブミ×3、シュリンゲ、ビナ数セット、プーリーetc…)ので、これ以上はないようにお願いします!後続も結構めんどいですよね

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綺麗なナメが続くようになる。もうザクロも終わりか。このままゴルジュがずっと続いてほしいようn……いや、けどもうさすがに良いかな

しかしこんな上でもまだV字なのはさすがだ

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最後のF40。ハンマーを投げようかとも思うが、結局右岸巻きに。しかしこいつがぬるぬるで悪い

くそー沢ヤの力を見せてやる!(ぱくり)

とはいうものの、こういうところは苦手というか嫌いなのだ。ボルトを打ちたいくらいだが、一撃で穴が開くくらい脆い。というか泥っぽい

手を伸ばし、足を延ばし、またひっこめという感じで逡巡。気合で行けば行けるだろうに、自分で腹が立ってくる

滑りながらだましだまし登り、覚悟を決め……たものの一応念のためにぐらぐらながらボルトを埋め、なんとかブッシュまで。

その先の藪で暗闇に。藪+ヘッドラでザイル操作とかも時間がかかるしからまってめんどくさい

最後は懸垂で沢床へ。その先は淵になっているので、真っ暗闇の中泳ぐ。こういうのも久々だ

ここでついにゴルジュも終わり、右からの支流に入りナメを歩くとすぐに登山道だ。終わった~~!!

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ここで大体20時すぎ。小屋により、まったりラーメンを食べ生き返る。好意で色々と便宜を図ってくれた。遅くに現れたのに非常にありがたかった。

そのあとは整備された道をてくてくと歩く。体の某所が痛く、ずっとぺちぺちさんに泣き言を言っていた。その節はすみませんでした^^;

結局駐車地には23時ゴール!もう完全にお腹いっぱい状態で、沢を満喫できた感ありありだ

念願のF2も突破できたし、無事最後まで抜けれたし、今シーズンはなかなか良い感じだ

さて、ぺちぺちさん次はどこ行きましょうか~~

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8件のコメント

  1. 名塩村民

    23時か~、結構はやいっすね。

    あぶみの上で…ってやつ、臨場感あります。

    • >名塩村民さん
      ギリギリ日が変わるまでには終わりました^^;
      本当ですか!?ギアとかでごちゃごちゃした中撮って、せっかくだから載せたのですが、臨場感あるなら嬉しいですね。

  2. ぺちぺち

    KAWAc、お疲れさんでした。
    ホントに記憶に残る谷やったね。誘ってくれて有難う。
    でなければ一生行けないところでした。
    使い慣れない道具も多かっただけに反省点も色々あるけど
    素晴らしかったし、充実した山行でした。
    シブ&コージなら全く問題ないと思いますよ。
    是非、チャレンジして下さいな。

    • >ぺちぺちさん
      いやーホント良かったですね。こちらこそありがとうございます。
      スラブ系の場所で僕がいやそーなオーラ出してたのがばれたのか、全部突破してくれて助かりました^^;
      もうちょっとクライミング頑張らないとな~という感じです。

  3. すごいっすねえ。
    既にアナザープラネットに行ってしまった感があります。
    それぐらい畏敬の念を抱きますヨ。

    • 別の沢の記録に、「いつの間にか火星にいるんだけど、地形図あってる?」とかありますが、そんな感じの地形ですね(笑)
      「称名川の子供のようなスケールながら、人類にはなお厳しい」と言われた時よりかなり埋まって楽になってます
      ので、何とかいけました^^;
      これ以上は埋まらないでほしいですね~~

  4. ザクロ谷、やっぱり素晴らしいですね!
    行ってみたい日本のゴルジュの一つですが、いつ行くことになるやら・・・。

    • いや~ほんと良かったです。
      シブさん達なら行けば余裕で突破されるでしょうが、敵は寒さですかね!?

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