雪彦の滝。ってなにそれ?と、誘われたときは思った
そんなんあるの?って。まぁ行ってみるか。みたいな
しかし行って驚き、滅茶苦茶面白い滝群?ゴルジュ?大滝?がひっそりと眠っていた
こいつは兵庫県でも有数(そして今度こそマイナー)だと思うので、皆増水の時にぜひ!
9/14 KAWAc 舟橋健国際ガイド 天気 晴れ 水量 多い
ぼちぼち準備して9時に展望台をスタートし、登山道を進む。分岐で降りを選び、沢に出合ったあたりから適当に入渓する
ぼちぼち滝があるが、最初は適当に登って行く。少し大きくなってきたあたりから、ザイルも重いしそろそろ出すかという雰囲気で登る準備をする
ここら辺までは大した滝がある雰囲気もなく、正直消化試合的な感じ。早めに終わったら付近でもう一本いくかな、みたいな
ここからは登った順に勝手にFナンバーをつけた
F1は簡単。流木の刺さるF2も問題ない。ここまでは足慣らしという感じ
ここの時点では、やはり大したことないのかな?とか思っていたのだが
F3。ここから一気に面白くなる。左のバンドか?とも思うが、とりあえず水線に突っ込んでみることに
激シャワーで前が見えず、じりじりと登って行くが時間がかかった
最後CS横のマントルを返す部分も面白い!ヒールフックばりのハイステップだった
背中は固定されているので安心。というか、本当にヒールフックなら滝の落ち口では怖くてできない(自分は)
じゃんけんに勝って良い滝リード回って来たわ~とか思っているとすぐにF4。こいつもなかなか濡れそうだ
じぐざぐに登れば簡単そうだな、とか思っていると、パートナーは一直線に左側へ突撃している
嬉々として一番水流の強い部分へ突っ込む。さすがである。強点をつくとはこういうことなのだなと実感
フォローしてみると、ここも水をかぶり続けで面白かった
一か所、はがれそうなフレークをホールドにするところがあったので、ここは気を付けるべきかもしれない
お次はぱっと見核心のF5。水流を行くには、人工しかないか?CSの上に立って何かあるか?という感じ
とりあえず突っ込んでみることに。CSを潜ると、意外と奥が洞窟状で、わずかに光が漏れている
隙間があるのはわかったが、果たして通り抜けれるサイズか?まぁ行ってみるかと登って行く
この部分、ほとんどケイビング。曇りの日はヘッドラが必要かも。難しくはないが楽しい
最後CS横の穴から抜け出すところも、なんとか人が通れるサイズで一安心。クライムダウンにならなくて良かった~
冒頭の写真も穴の中から。こんな感じでひょっこり飛び出す。弥山川のCS滝もこんな感じなのだろうか
比較するためにも今シーズン行っときたいのだが、三連休は台風である。どこにも行けぬ
もう満足じゃ。とか思っていると、登山道が横切り虹ケ滝の看板が。見た感じあまりにしょぼいのだが、ここまで来たんだし。。。と一応登っておくことに
前衛滝(これも虹ヶ滝の一部かも?)をこなし、F6へ
右側から抜ければ簡単そうだが、パートナーは問答無用で左に突っ込みシャワーを浴びている
もう終わった気分で楽な方へ逃げようとしていた自分は驚き。いや、さすがである
そして登ってみると結構面白かった。やはり最後まで気を抜いてはいけない
F7。三条CS滝。どの流れ登るかな~とか思っていたが、CS横がまたもや胎内潜りポイントになっているっぽい。これは行くしかない!
この抜け口、ホールドはガバで足もあるのだが結構たっており、プロテクションがセットしにくい
苦労しながらセットしているうちに腕がパンプ。一度戻りレスト
再度挑戦し、ガッと行けば抜けれた。めでたしめでたし
後は源流の雰囲気。一応コンテで登山道が横切るところまで。荷物を回収するために、同下降していくことに
懸垂も積極的に水流に入ったりして名残を惜しむ
スタート地点から道路までは10分くらいと近い
虹ヶ滝、予想外の連瀑帯の眠るゴルジュで、正直滅茶苦茶面白かった
前日にかなり雨が降っており、増水しているので狙ったとのこと。確かに平水時は涸れかけているかも?
見た目的にもライン的にも価値が下がると思うので、ぜひ増水時に。絶対にその方が楽しいです
壁を一本登って、クールダウンがてらここを登るとかも良いかもしれない
沢では有名ではない雪彦山ですが、ここは登りに来る価値は十分でした。誘ってくれたパートナーに大感謝です
おそらく初登じゃないか?とのことだが、ここに目を付けた人はいたのだろうか。隣の壁が立派なだけに見落とされていたのかもしれない
プロテクションはほぼカムで行けます。3キャメくらいまでのサイズをマイクロからまんべんなく使いました
結構、面白そう!
普段は、岩肌を濡らす程度の水量なのかな?
鉄山ルンゼに続く、増水期お勧めシリーズ!!
開拓期から通っていた舟橋さんの話だと、雨の後だけ水音がしていたということです
なので、普段はそれくらいなのでは?と思っています。
この三連休の後(台風一過)とかも、ここなら大丈夫だとは思っています(笑)
かなり面白かったですよ!
最下流の登山道が横切る!辺りは渇水期には、露岩帯の伏流水で水が、涸れていますが、旧RCC時代からの、本流から支流横の地蔵正面壁へのアプローチ・ポイントの合流点から、僅か上からは、意外と渇水時期でも、完全に水が枯れる!と、言う状況は過去30数年間で、真冬時期を除いては、あまり見た記憶は無い。
かなり、減水するが基本的には涸滝に、遭遇する事は、無いでしょうが!お薦めコンディションは、やはり一定降雨量が、降った後。最上流域の植生が保たれて、左右からの岩盤系!染みだし水が絶えず、補充されている渓流環境は、意外と良い!上流ポィントに取水パイプ等が古くから、設置されているのも、豊かな水源地としての環境が、保たれているから、努々、入渓、遊び人の我々が環境悪化を行わない様に・最大増水時は正に、渓中は爆音!凄まじい挑戦課題。過去、数度だけ、虹ケ岳では、なく周辺範囲の秘密の場所が、完全氷結!アイスが、楽しめたが!当然ながら情報は未公開!
舟橋さん、わざわざ補足ありがとうございます。
雪彦エリア、そんなに通っていないので情報がありがたいです。