自分、中級者です。といつかは言ってみたい小山です。
入会希望のAKさんをお連れして、比良の荒谷へ行って参りました。
日時:’17年9月10日(日)
天候:晴れのち曇りのち晴れ
メンバー:AKさん、小山(Jr.も参加予定でしたが、急遽キャンセル)
鯖街道沿いの細川休憩所に駐車。
国道を北に数分歩くと、「荒谷橋」がありますが、見落としやすいので注意が必要です。橋を越えたら右岸側に道が付いていますので、谷側に進んでいきます。
荒谷下部は堰堤が何個もあり、途中右岸側の道で進み、道が無くなったら入渓します。
谷の名前の通り、下流部は荒れた渓相です。
裏比良の沢によくあることですが、全体的に暗いです(写真では明るく見えますが…)。
しばらくは平凡。時折小滝がある程度。やがて4-5mの滝が出てきて、ようやく沢登り!!の雰囲気へ、といった感じです。
AKさん、ひょひょいっと登ります。単独で昔に溯行していたと仰ってた通り、動きもスム‐ス。早くも小山、遅れ気味です…(汗)。
このCS5m滝は、右岸から巻きました。
この滝を越えると、前衛3m滝(簡単に直登可)を従えた斜滝7mが立ち塞がります。
左岸側から直登にトライしましたが、もう一歩自信が出ず、右岸の壁から巻いてCSを潜って越えました。越えるとすぐに次の滝(2条7m)。AKさん、さくさくっと登ります。
釜を従えた、倒木が落ち口の5m滝。これを越えると荒谷最大の15m滝が立ち塞がります。
迫力あります。突破は左岸から。
若干登りにくいです。途中、ホールドになる立木がありますが、根っこからグラグラしていて、余り頼れません。この先いつまで持ってくれるか(この立木がないと、巻きのレベルは一気に上がります)…?
巻き上がった所。左岸に杣道があったので、仮に立木がなければもう少し下流から上がるということになるのでしょうね。
次に出会う8m美瀑。正直この谷に綺麗な滝は想定していなかったのですが…。
一眼持ってきたらよかった…。と後悔しました。
ここは左岸のズルズル泥壁を越えました。小山でリードし、上からロープでAKさんを確保。今回の溯行で一番緊張した箇所でした。
7m斜滝からこの辺りまでがこの谷の核心でしょうかね?
巻き上がり右岸を見ると、仙道と思われる踏み跡が見えたので、右岸から巻くと比較的安全かもしれません。
次に出てくる二股は左、その次の二股は右に取ります。
これは左股。
こっちが右股です。
もうすっかり源流の趣。
ですがこの後もちょこちょこ滝場があり、飽きさせません。
この溝滝を越えるのは、中々面白かったですねえ。
最後の二股は、水が流れている右股に入ります。左股でも良いのでしょうが、下山のことを考えると、南側の方が都合が良いので、右股がベターでしょう。
ちょっとしたお花に癒される。
やがてドン突きへ。
右岸から斜面に上がり、ヒーヒー言いながら登りますが、静かで良い雰囲気です。
写真で見ると斜度がかなりゆるいように見えますが、結構キツイ…。
前に八幡谷で詰めあがる時に、足が前に出ずに「ありゃ?こんなに体力なかったっけ?」と思っていましたが。今回は、積極的に水分を摂取するようにしていました。
しんどさの違いはテキメンで(今回はメッチャ楽)、八幡谷は熱中症なりかけだったのかな?と自己分析。
稜線に乗り上げ、武奈ヶ岳山頂へ。
今回はピークハントしたかんね!!
下山は細川尾根にて。相変わらずの激下りで膝にキます…。
8:30過ぎから溯行を開始し、下山は13:30頃で、中々良いペース。
AKさんも全く問題なく溯行されてました。
荒谷は、シーズンイン直後や終盤に丁度良い感じ(泳ぎが無いので)。
報告by小山
今回は武奈ヶ岳山頂、快晴で良かったですね!
ブヨもいなかった?様ですね!
Keiko-hさん
八幡谷の詰めの時点で、熱中症になりかけていたと思います。
沢中は虫も余りおらず、快適でしたよ。