遭難現場説明会光景下降 溯行 過去事例 遭難対策、訓練 

2020/8/2実施 2018/9/17芦廼瀬川沢登り遭難現場説明会 と 水遊び等


簡単ですが、以下、説明会+α の報告書 とします。

まとめ動画(2分35秒)

  • 3人パーティーで左岸から右岸への渡渉中に二人目と三人目がシーブに吸い込まれた。三人目のかたは二日後にシーブの段に水で押し付けられてるところを消防レスキューに引き上げられ、二人目のかたは、3ヶ月後に約20km下流の二津野ダムで浮いてるところを発見された。
  • 当該パーティーは遡行され、ピストンで同じルートを渡渉する時に吸い込まれましたが、だからといって、遡行時の渡渉なら問題ないというわけではありません。たまたま下降途中の渡渉時に発生したというだけで、もちろん遡行中の渡渉時にも発生しえますし、下降時だから発生しやすいということもありません。

参加者の所感など

  • ツトムクルーズさんコメント
    表層からは目視出来ない水面下の流れの見極め方について大変勉強になりました。例えば岩の表面に対して強い流れが当たった時に本来ならホワイトウォーター(白い泡)が立つはずの場所に立ってない場合、ダウンカレント(岩の下に吸い込む流れ)があるとか、フロートを流しての実地検証で、流れの落ち込みには回転する(巻き込む)流れが発生しており容易に脱出出来ない等。そして、流された場合の態勢、対処の仕方と心に留めておかなければならない事が沢山有りました。貴重な体験講習をありがとうございました。これからの山行に改めて役立てたいと思います。
  • ノブリンコメント
    芦廼瀬川は事故が発生した1年前に溯行しており、事故のニュースを見たときは遭難するほど危険な箇所があったかなと思いました。今回の現場説明で、一見安全そうな場所に潜む危険性を知り…自分が遡行した時に同じ状況だったらと想像したらぞっとしました。楽しい沢登りでも沢の危険性を念頭に置いておかないといけないなと思いました。
  • march_hare3さんコメント
    今回事故が発生した現地を確認できる機会を作っていただきありがとうございました。沢に入り始めてまだ日が浅く、水に対するリスクを考える上でとても勉強になりました。まだまだ知らないことが多いので引き続き知識と経験を蓄えて、沢を楽しめるようにしたいと思います。
  • YMGC氏コメント
    事故現場の説明は大変勉強になりました。どんなところが危険なのかを把握し、よく観察することが大事だと思いました。
  • 森乞食bosgeuzenさんコメント
  • 名塩村民コメント(長くなるが、遭難発生時からの概略を時系列で記載)
    • 2018年9月17日の夕方に同じ会社の同僚からLINEで「これMさんじゃないっすか?名塩村民さんは一緒に行ってないんすか?」とネットニュースのリンクが送られてきた。この週は妻が外国出張に行っており、家を空けられず、ヤキモキしてネットニュースを観るばかり。
    • 9/19午前にHさんの ご遺体が七泰の滝の上流20mのシーブから引き揚げられ、その日の正午過ぎには奈良県広域消防組合レスキュー隊の捜索は打ち切られ、その後、ニュースの更新はなくなる。
    • 名前だけしか知らなかったMさんの所属山岳会の連絡先をいくつもあたって、何日かかかって 事故発生の経緯や、その後の捜索状況を教えてもらうが、「これ以上、二次遭難しないことを優先」して 川の中に入っての捜索はしてる人はいない と聞き、facebookや大阪わらじの会で同行者を募って遭難から1週間後に現場で捜索する。harakenさんが急遽購入した釣り人の趣味用の水中カメラを物干し竿の先につけ、シーブ内をくまなく映したが、Mさんは見つからず。
    • その後、Mさんの所属山岳会や その上部組織である兵庫労山さんとも捜索に関する打ち合わせなど行い、大阪わらじの会はシーブからゴルジュ域を担当、Mさんの所属山岳会は川原など捜索、などと担当を分け、時には重複したりしながらも 捜索を続ける。
    • ご遺族のご意向などもあり、2018年10月下旬で、Mさんの所属山岳会や その上部組織である兵庫労山さんは捜索打ち切り。わらじや私の知り合いの沢仲間や あんまり知らん人の集まりである沢仲間有志も2018年11月18日で組織的な捜索は終了。あとは個人的に、ということに。私的には一番水量が減る2月頃に再訪してみようかと考えていた。
    • クリスマスの日、2018年12月25日に二津野ダムで流木除去作業のかたが浮いている ご遺体発見 と報せが入る。
    • DNAによる本人特定後、2019年1月下旬に葬儀。
    • Mさん所属山岳会が事故調査委員会を作って、協力依頼のメールが来たが、2018年11月から愛知県に単身赴任していたため、都合あわず。なので この調査には全く関わっておらず、最後に報告書をわけてもらったのみ。
    • 2019年の暮れにSKMTさんから わらじの遭難対策を引き継いでくれ、と頼まれ、SKMTさんが長い間 やってはって おつかれさまでしたーやし、私も米出張などで、以前の総務の役を短めで終わらせてもらってたこともあって、引き受けた。
    • 遭難対策の係は年に一回 遭難対策関連行事を開催せよ と わらじの会則に書いてあり、どないしょうかなぁ ということで思いついたのが今回のアクティビティ。以下のことを行うことにした
      • 遭難時の3人パーティで生還されたKWSMさんから、2018年10月の捜索活動中に現場でヒアリングしたことを、現場で他の人に伝える。
      • 本流遡行時特有のリスクについての紹介とワークショップ的な何か
    • 上記のリスクについて考える場をもったほうがいいと考えた理由は大きく以下の2点
      • 私は沢登りにハマる前は、3~4年、リバーカヤックにハマっており、その時に学んだことや教えてもらったりしたことの内のいくつかは 沢登りの人も知っておくべきだろうと以前から考えていたが、何も実行していなかった。
      • 沢登りの最中、「流されないようにする」のも大事ではあるが、「流された場合に どのようなリスクがあるか」とか「流されてる時は どのように行動すべきか」も知っておいたほうがいいと考えていた。
    • 色んなリスクの内の ごく一部しか紹介できなかったが、あんまり詰め込み過ぎても消化不良になるし、ちょうどええぐらいやったんちゃうかなと。
    • 増水したらリスクが増えて、減水したらリスクが減る、とは一概には言えない、ということが伝わってれ
      ばいいのだが…

チャプチャプ動画

七泰の滝 鎮魂滝壺ダイブ
七泰の滝 鎮魂滝壺ダイブ


Click to rate this post!
[Total: 2 Average: 5]

Related posts

One Thought to “2020/8/2実施 2018/9/17芦廼瀬川沢登り遭難現場説明会 と 水遊び等”

  1. 名塩村民

    以下は お伝え出来てなかったかもしれません。

    流れる時は足を下流に向けるとはゆってたはずですが
    足の爪先を水面に出して下さい。川底の何かに足を引っ掛けないようにするためです。

Leave a Comment