越後三山 水無川 モチガハナ沢左俣・赤沢

またまた来ました、越後三山・水無川! 滝沢に続き、今年二度目となります。

今回は、モチガハナ沢左俣スラブ沢・・・のはずが、出合を見誤り赤沢を溯行することになってしまいました。

お間抜けとしか言いようがないのですが、、、

しかし、これはこれで、記録稀有な谷の溯行となり、なかなか楽しめる山行となりました。

モチガハナ沢左俣スラブ沢は、昨年計画していたのですが、出合を見過ごしてしまい、

左俣本谷を溯行することになってしまいました。(昨年の記録参照)

左俣本谷は、『上信越の谷105ルート』に紹介されている谷でもあり、それ自体として面白かったのですが、

やっぱりスラブ沢にも行きたいな~ということで、今年再計画することになりました。

前日の駐車場の様子。

 

9日到着すると、雨。しとしと降りなんだが停滞に決め、翌日に延期。

9月10日、目を覚ますと、満点の星空!ヘッデン点けて準備を始めていると、

コージが「あれっ~!」と声を上げる。なんとしたことか、ラバーでなく、フェルトの沢靴を

持ってきてしまったらしい。。。「止めても、ええで」と声掛けるが、無論、その気など

2人ともさらさらない。

 

モチガハナ沢出合から、しばらく河原が続く。三ツ俣を過ぎると滝が出てくる。やがて、ゴルジュへ。

関門CSは登れないので、前回と同じく左岸のルンゼから高巻く。

谷に戻ると、20mの登場。昨年は左岸の草付きを巻いて、ゴルジュをカットしたのだが、

今回は直登して、突破を図る。右側をコージのリードで登ったが、見た目易しそうに見えるが、

登ってみると外傾していて、思いの外悪い。よくぞ、フェルトでここを登ったものだと感心。

頭で水流を渡り、続くナメも直登する。

 

 

20mの登攀。

20mに続くナメ。

 

ここで、単独行者と出合う。左岸を巻いてきて、20m上で抜き去って行った。恰好いいな・・・。

頭に岩の乗った7mスラブ滝は、右側のバンドをトラバースするが、狭くてバランス悪い。

その上のCSはラバーがいいだろうということで、私のリードで左岸をこなす。

スラブ7m。

 

ゴルジュを脱すると、ゴーロとなる。ゴーロを登って行くと、右岸からガレ沢が入る。

これを、スラブ沢と早とちりしてしまった。ただ、地形図を見ても、とても分かり難くい。

事前に、人の記録の写真をよく見ておくべきだった。

間違いに気付かず赤沢に入り、ガレからルンゼ状となった谷を登って行く。右岸は城塞のような壁が立ち、

左岸にはスラブが広がる。やがて、傾斜が出てきたところで、ザイルを出す。

まず、私、そして、コージのリードで2ピッチ。

 

赤沢出合。

傾斜が出てきたところでザイルを出す。

 

さらにコージのリード。

 

傾斜が落ちたところで、ザイルをしまうが、スラブ状の小滝が切れ目なく掛かる。

やがて、水流が復活。登れない所は、両岸の露岩か、草付きを巻くが、フェルトはかなり不利のようだ。

登ってはスラブ、登ってはスラブが展開して行く。一箇所、コージのリードで登った10mほどの滝があった。

16時も過ぎぼちぼち頃合いだというところで、ビバーク地を吟味しながら登る。

各滝のテラスにそこそこの適地があった。10m前のテラスでタープを張ることに。

目の前には五龍岳。その向こうには魚沼の街並みを見下ろすことができるという最高のロケーション!

ささやかながらの焚火も囲むことができた。

 

スラブが延々と展開。

最高のビバーク・ポイント!

 

翌朝も、焚火を囲んでから出発。さっそくの10mは草付きを巻くが、更にスラブ滝が延々と

続いていた。後は、詰めだけだと思っていたが、稜線に出るまで3度ザイルを出すことに。

乾いたところは超快適だが、水流は黒光していて、とても滑る。

二条5mは私のリードで50mいっぱいザイルを伸ばす。コージにリードを変わった、稜線直下の最後の滝が悪かった。

 

奥に2条5m。

 

5m上にはスラブが続く。

 

最後は藪を漕いで、マキグラノツルネの稜線に出る。1923mピークより北西のコル。

スマホのログを見ても、「やっぱりスラブ沢でないなー」と、ここでようやく知る。

1923mまで藪を漕ぎ、その先はオツルミズ沢側が草原となって楽らしいなので、

そこを進むが・・・・。フェルトのコージが大苦戦。滑ってオツルミズまで落ちていきそうなので、

稜線の藪に戻ると、なんと、チェーンスパイクの落とし物がっ・・・!

コージはしっかり頂戴し、再び草原に戻って、駒ヶ岳を目指した。

 

マクグラノツルネの稜線。

 

駒ヶ岳を目指す。

オツルミズ側は草原。

 

昼過ぎから雨の予報通り、駒ヶ岳の山頂に立った時には、辺りに雲が広がっていた。

正面には中岳、その山腹には昨年行った真沢の祓川大滝が黒く光っていた。

足元の北沢の源頭には夥しい雪渓が残っている。

行けば行くほど、ますます好きになる山域だ。

今年は、もう最後になっちゃうのかな・・?

 

ビバーク地からとったログ。1923mより北西の稜線に詰めていることから、赤沢を溯行したものと判断される。

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