台高 大河内川・瀬場谷

              奥の大滝の登攀。左岸は快適なスラブです。
 
 
【日程】 4月6日(日) 前夜発日帰り
【場所】 台高 大河内川・瀬場谷
【メンバー】 シブ&コージ
【天候】  晴れ後雪
 
 四月に入り、いよいよ沢シーズンがスタート!
私たちが、開幕に選んだのは、三重・海山にある大河内川・瀬場谷。『秘瀑』での、「ここにこんないい谷があったのかと言わせる谷である」という、川崎実氏の言葉が何となく私たちの気を引きました。
 
 前夜発し、近くの道の駅で車中泊。目を覚ますと、予報に反して青空が広がり、ポカポカと温かいです。林道を大郷谷出合まで入り、そこの広場で駐車して、歩き出しました。
 
 林道が終わったところで、入谷します。しばらく、ゴーロが続きます。最初の滝らしい滝。泳げば突破は容易そうですが、右岸を巻くことにしました。以外と、シブくて、ザイルを出しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ゴルジュを抜けると、谷の傾斜が増し、巨岩帯になります。巨岩帯の最後に、右の写真のような印象的な滝が現れます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

オイマ滝。
オイマという女性がここで身投げしたから、その名が付いたそうです。左岸の凹角から巻くと、ばっちしこの滝の頭に出ることができます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オイマ滝の上はゴルジュとなっていて、淵と滝を連ねます。暑ければ泳いで突破と行きたいところですが、そのまま左岸を巻きました。
 
 巻きの途中でゴルジュを見下ろすと、淵と淵の間に岩塔が佇んでました。ちょっと変わっていたので、撮影。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 奥の大滝を越え、さらに二又を過ぎたところで、お昼休みをしていたのですが、不意に辺りが暗くなったかと思うと、ミゾレか雪か微妙なのが降り出しました。寒風も吹きすさんで、たちまち服は濡れてしまい、指先が悴みまました。
 
 この先、見るべき滝場もないようなので、予定を切り上げ、尾根に逃げ、林道で下山することにしました。

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