奥志賀・中津川支流雑魚川・外ノ沢

8月13日(土)~15日(月)2泊3日 メンバー K・M・他1名
 
今回の沢はマイナーで、人気のルートでは無いが、魚影が濃く釣りが出来て
沢もそれなりにナメが続いて快適に遡行出来ると言う事で決まった。
金曜の夜発で梓川SAで仮眠し翌朝奥志賀に到着した。(SAは仮眠の車で満車状態)
のんびりの釣山行と安易な気持ちで、参加したものの高速割引¥1000が無くなったので
今回はタクシーを使いたいところを、車デポ地から入渓地まで全て歩きと言う事になった
流石奥志賀も避暑地とあって、昼間でも20℃~23℃と涼しく車道も思ったより
汗もかかずに、2時間少しを歩く事が出来た

    これからまた林道を2時間ちょい歩くが
    靴だけ履き替え、沢装備と3日分の食糧と

    で荷物が重い
 
 
    林道の途中に、こんなトンネルがあって
    中を通るがコウモリが飛んでいて、何か不気味な感じ
 
    やっとの思いで入渓し、直ぐに良いテント場を見付けて
    KさんとYさんが釣りに行き、イワナをゲット
 
 

   
 
翌朝は6:30にスタートし、奥志賀の森の深さと濃さを楽しみながらナメや小滝をやり過ごす。
  
 
谷は本当に緑が綺麗で、滝も快適でナメのスケールが違い渇水時でも迫力のある水量で
樂しませてくれた
しかしフリクションが悪くて、ラバーソールでは簡単な所で荷物に振られ、滑って尻餅付いて
腰までザブンと浸かる事多く、精神的に気が張って疲労する事になた

  
 

  40mの大ナメがド迫力で続き、テンションは
  楽しくて仕方ない状態で、魚も大物ゲット
  しかしテント場まで時間が掛かるのでリリース
 
  此処までは上信越の森と手付かずの自然を満喫
  して気分も最高で3人で笑顔が耐えず
  釣ってはリリースして、先へと進む
 
     3日目の事を思うともっと上まで行こうと言う事で
  最後の40m3段大ナメ滝も登ってしまう事に・・・
 
  この辺りで雲ゆきが怪しくなって来て  
  滝の上部はガスっている。
  安全の為2段目辺りから今回初めてザイルを出して
  ゆっくり登る。
 

  
 
このナメ滝を登ったとたんに、雷
が鳴り激しい雨
となって行動を中断し、木の下で雨宿りする事に・・・
カッパを出して着るも、全身濡鼠状態で寒さに震える
1時間程で雨も上がったので、ホッとしながら最後の6mの滝も越してビバーグ地を探すも
スペースが無くて敵地が見付からず、上へ上へと追いやられるが・・・
やっと3人が横になれるスペースを見付て、一安心
草を苅って整地してると、ブヨの大群に襲われ顔やら首を数ヶ所刺され
慌ててネットを出して被る事に・・・
翌日は1時間程で水が切れ、根曲り藪へ突入(屋久島の藪こぎを思い出した
1時間20分で藪から脱出し、登山道に出て大休止(予想より早く出れてホッとした)
これからは稜線歩きで、疲れてはいるが展望が良いので元気も出て来て頑張れた
   
 
   
 
登山道に出てから、中岳・裏岩菅山・岩菅山・岩菅山登山口まで4時間~5時間の下山は
疲れた体には厳しく・濡れて重たくなったザック・テント・衣類・ロープの重さが
老体にはキツク・長く辛い下山となったが、最終日が天気が曇天で暑さも殆ど感じず
晴れ間に展望もあったので気分的に元気が出たが・・・(まだ車道歩きが1時間残ってる)
もう、体力的に長い沢泊は無理かな
と歳を考えさせられるが・・・
 
沢登りとしてはマイナーな沢ではあるが、長いナメ滝が次々と出て来て
直登出来る小滝を楽しみながら、魚も釣れて良い沢です
(下部は釣屋さんに釣られているので、中間に魚影がある)
 
ゆっくり山行したいのなら、タクシーを使うか
2台でデポするかをお薦めします
今回は楽しい部分と天候による最悪な状況も経験出来た体力勝負の山行でした
最悪な状況と言っても雨も上がり、横になって寝れたのですからラッキーでしたが・・・

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