奥高野 キリキ谷右俣

【日程】2025年5月25日（日）

【エリア】奥高野キリキ谷右俣

【天候】小雨

【メンバー】カズレーサーさん、JUKUさん、セトキチさん、日々丸さん、わんこちゃん（会外）、おせん（記）

初めまして、6月入会の「おせん」です。

服部文祥の楽園山旅に憧れ、沢登りを始めて4年目、より沢登りの経験とノウハウを身に付けたく思い、大阪わらじの会の門を叩きました。

よろしくお願いします。

大阪わらじの会での最初の山行は、奥高野の「キリキ谷」という初めて聞く谷の本流（右俣）です。

前夜、目的地近くに前乗りし、車中泊。

しっかり雨が降っており、翌日の水量に一抹の不安を抱えながら眠りにつく。
目が覚めると霧雨が降り、ダム湖には靄がかかって幽玄な雰囲気、軽く朝食をとり入渓ポイントへ移動。

前日からの雨で増水していたものの、遡行出来ない程ではなく一安心。

サプライズゲストも急遽参戦し、総勢6名で遡行開始。

ただ、平水時は楽しくシャワー直登出来そうな小滝も、ちょっと遠慮したくなる水量。

軽く巻きながら二俣に到着。

右俣入って直ぐ10m程の滝が落ちる。

折角なのでリードさせていただきました。

水圧に弾かれては大変なので、ハーケンとカムで念入りに支点を取りましたが、核心は取付きのヌメリでした。

右側の凹角をゴソゴソ攀じり、無事落口に立ちビレイ解除。

激しい水流を渡渉するセトキチさん

荒ぶる滝と日比丸さん

その後は、普段なら楽しく突破出来そうな小滝も水線を避けながら遡行しました。

小滝群がまとまって樋状滝のよう

両岸が狭まったゴルジュ、平水時ならつっぱりボルダームーブでおもしろそう、激流の中わんこちゃんトライ

両岸が狭まったゴルジュの突破は次回の宿題にして、手前の落石地獄の脆い側壁をカズレーサーさんのリードで巻き上がりました。

ゴルジュを抜け、植林が目立ち始めたところで昼食をとり、下山は一瞬と聞いていたので羽を伸ばしました。

その後少し遡行すると左岸に杣道？が通り、それを辿ると集落に出て無事下山完了。

アプローチ、下山共に快適で、滝の登攀に時間を費やしても余裕を持って終えられる、近所に一つあれば嬉しい、そんな素敵な沢でした。

平水時も訪れてみたいです。

また、同好の士と行く沢は刺激的で、やはり楽しかったです。

ご一緒していただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。