誰もが自分なりのイメージを持ってる。
例えば…、
沢登りは7~8月の真夏にスル遊び。とか。
ゴルジュで泳ぐのは7~8月にスルもの。とか。
ブログの記事には写真を付けなければならない。とか。
誰も聞きたいとは思ってないだろうが、
ここで俺的「沢登り」の定義を述べる。
「道を歩くことを主眼としない山で移動する遊び」
それが沢登り。
しかし、定義とか、どうでもいい。
オモロそうやったら、やってみたらええ。おもんなさそうやったら、やめといたらええ。それだけのこと。
オモロそうや思て、やってみたことが、それが沢登りの範疇かどうか、そんなこと気にする必要はない。
地形図みて「ここ、どんな感じかな」って思って、それで行く。
それで なんでオモロいのか。それはやっぱり、行ってみな分からんことがあるとか、行ってみて分かることがあるとか、やってみて分かったことがあるとか、そうゆうことかなぁと思いますし、実は、「地形図みて、ここ、どんな感じかな」とか考えてる時点から、それは既に「沢登り」。
西赤谷は…、滝らしい滝は一つだけ。ヌメヌメなので、一応、ロープを出して登った。ハーケンも途中で1枚と、フォローのセカンドビレイ用に1枚うった。ここでの課題は、一緒に行った人がハンマーを持ってきてない、否、そもそもハンマーなんか家にも無い、ということだったぁ…(田口トモロヲ風で)。
そんな問題も軽くクリア。稜線の手前で少し藪漕ぎ。KM2さんの好きな「軽めの藪漕ぎ」。稜線もKM2さんの好きな「軽めの藪漕ぎ」。見つかるわけねぇだろ、と思ってた三角点も見つかり、その次は鬼生谷への下降。吟味せず選んだルートは頂上からダイレクト下降。コンパスを見ながら「真南に進路を取れ」。これは「比較的きつめの藪漕ぎ」となった。ピークからダイレクトに降りず、稜線をコルまで移動してから降りたほうが良かったかも、と思った。稜線には鉈目もあり、吟味すれば歩き易いルートがあったりもしたから。
まぁそれでも標高差100~150mほど降りると、歩き易いガレになって、さほど落石に気を遣うこともなく、降りていけるような癒し渓ガレ(?!)で、あっという間に、「あ、ここ泊適地かも」ってとこが出てきて、それでも一緒に行った人が「堰堤まで行きましょう」と連呼で、しばらくしたら堰堤が出てきて、「オトク感あり?」と思ったけども、次の泊適地はだいぶ先になりそうなんで、「もぉここにしよう」と決定。
ごはんは若干焦げ過ぎ感ありましたが、食えないほどではないし、芯があるよりはいい。中華風ミネストローネという創作料理もいただき、「呑み慣れない」と残された焼酎もいただいて、酔っぱらって寝た。寒くなかった、というより、暑くて汗かいた。重ね着し過ぎたかも。
二日目、鬼生谷の下降は、ほぼ林道跡歩き。途中、30cmくらいのサクラマスっぽいオサカナを一瞬つかんでみたり、大きいイノシシの親子が3頭、渡渉するのを見送ったり、キジや鹿があちこちに居たり、冷蔵庫やタイヤ、淡麗の空き缶がたくさん落ちてたり…、と、ひとけもあるが、獣フレンズも多めの、印象深い谷。
アッちゅう間に西赤谷への登り返しの左岸支流谷に着いて、そこからは水が少ないとはいえ、ようやく普通の沢登りっぽくなった。でも、藪漕ぎnothingで、あれーって感じで、稜線に出て、そっからコルまで行ってから下降。この、西赤谷右岸支流の下降は、この2日間の日程の中で核心部やった。6m懸垂下降1回と15m懸垂下降が1回、なので、そんなに懸垂しまくりとかではなかったけど、それまでの癒し渓具合とは異なり、頭を使う、下降となった。
記憶が新鮮なウチにシャシャっと書いてみました。
あっ、家に帰ってから、というか家を出てからと、帰ってからと、両方、妻に怒られました。おわり。
※もしかしたら後日、写真を追加するかも。