遡行日:2021.11.28
メンバー:Segawaさん、Wadaさん、ツトムクルーズさん、イトーミサ
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南紀の地図をにらめっこしていると、大雲取山ふもと栂谷の北側に、並行して2本、名前の分からない谷を見つけました。Segawaさんに検索をかけてみましたところ、一本は菅原谷、もう一本は不明とのこと、菅原谷はネット上での遡行記録もないという事で行先決定。時間を見ながら尾根を越し、帰路は栂谷をという贅沢メニューです。
菅原谷は古の痕跡漂う谷でした。入渓点から1㎞ほどは、取水管も走っていたでしょうか。沢の両サイドには石積みが多く残り、田んぼや民家の痕跡が続きます。立派な亀甲型の炭焼き窯痕も。水はきれい、うつくしいチャート黒岩に、基本はこわくないナメ。一本堂々とした滝がありましたが高巻き可能。魚、キノコはなし。
下降に栂谷をつかいましたが、この谷が人気な理由はよく分かりました。見所、メリハリがある。明るくきれいなところです。
わたしにとっての今回一番の収穫は、情報なしの沢に行けたことそのものです。里から近い谷ということもあり、親に内緒で川伝いに探検に行ったような懐かしい気分でした。
以下、写真(ツトムさん提供)とともに。
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するする入渓
いつまで集落があったのだろう。むしろWadaさんが、地元の人にみえます。
冬でもSegawaさんはよく浸かります。
岩もうごいています。
明るく、大丈夫なナメ床がつづきます。南紀らしいと皆さんが言っている。
核心。ナントカの滝。左岸を巻きます。
適当な支流を詰めて、栂谷へ向かいます。上部は植林倒木でスコスコ。上がりにくかった。
栂谷のこの大木のところに下りました。杉の株が幾つも別れ、真上にのび。。信じがたい大きさです。
うつくしいナメと、ゴーロを下降します。時折振り返り、遡行するときの景色の見え方を見比べると、
栂谷は、下降しながら見る景色の方がうつくしいような気がしました。が、いつも今の状況が最高と思いたいだけかも?
圧巻のヤケベ岩。カナダにでも来てしまったのかと。
足跡
茂木です。楽しそうですね。栂谷にあんな木があるの知らなかったなぁ
茂木です。楽しそうですね。栂谷にあんな木があるの知らなかったなぁ
不意に現れた分、なおさら驚かされました。またご一緒しましょう。