比良 奥ノ深谷

先週はわらじメンバーにご一緒させて頂き、近場の逢山峡へ出かけた。

はっきり言って迷惑かけっ放しで、非常に恥ずかしい思いをした…。
精進せんといかんなあ、ということで、余り良くは無いが実力UPにはなる
単独行で、比良の奥ノ深谷へ出かけた(単独行なので、昨年に行ったことのある
メジャーな沢にした、という訳です…)。
※相当長い遡行記です。すいません。
日時:7月11日(土)
場所:比良 奥ノ深谷
天気:薄晴れ
アプローチ:鯖街道から明王谷出会い広場に駐車、林道を上がり入渓地点へ
メンバー:小山
駐車地点では、5人のパーティが沢支度をしていた。
彼らも奥ノ深谷へ向かうとのこと。
林道をてくてく歩く。暫く歩いているともう汗だくだ。水が恋しくなる。
途中の湧水で喉を潤し先へ進む。
入渓点から遡行を開始する。昨年来た時より水量が多い。
とはいえ遡行を妨げるほどではない。やはり沢は涼しい。一気にクールダウンだ。
やがて見えてくる最初の滝(7m)。
左側にニョキっと出ている枯れ木が印象的だ。ここは左手を捲く。
するとすぐに次の滝。
水が綺麗でうれしくなってくる。水温はかなり冷たいが。
ここは左岸から捲く。
次の斜滝も左岸から超える。
そろそろ最初の難関、2段8m滝が見えてくる頃。
ところがその綺麗な姿を見てビックリ。水流が変わったのか、これから
越えようという左岸のガリーが滝になっとる…。
単独行でもあり、何かあればシャレにならない。
しかし諦めきれず向かって右の滝前まで登ってみることにした。
水流がかなり強いが、何とか登れた。
ガリーだが、よく見ると、滝の右側がホールドが豊富な岩場に
見えたので、3点支持を守り、慎重に登った。
若干回り込む感じで、何とか登りきった。嬉しさに「ヨッシャ!!」と
思わず叫んでしまった。すると、追いついて来たパーティは右岸から
捲いていたらしく、思いっきり聞こえて笑われてしまった…。
すぐにまた滝である。
ここは滝身右側を登る。途中一瞬泳ぎになるが、上まで登るとすぐに次の滝。
息つく暇もない、という感じ。
この滝も直登できるらしいが、安全を考え左岸から捲いた。
次の滝も同様に捲いた。

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捲き終えた所で休憩。癒しの渓谷、の雰囲気満点。
ここで持ってきた水中メガネを装着し、ウォータースライダーとしゃれ込んだ。
一人でやるウォータースライダー。結構楽しいもんです。
次の難所が見えてきた。
飛沫が飛んできて写真にならない…。
コンデジ防水カメラだとこんな感じ。
この滝は、右岸から捲くが、垂直の壁をモンキークライム。
木の根が丁度良いホールドを提供してくれ、恐怖感は薄いが、
落ちたらシャレにはならない。
去年は降りる時にロープ(同行させて頂いたわらじメンバーの親心)を
使用したが、かなりはっきりした踏み跡が付いており、それに
従うと特に問題なく降りれた。
もう次の滝。
緑の発色が良いなあ…。右岸まで泳ぎ、真ん中の流身の左横を直登した。
やがて美しい跳ね滝へ。
ここは左岸の滝身横を登る。最後の乗り越しだけ若干悪いが、何とかクリア。
右岸が容易に捲ける。
泳いで取りつけば良かったかも、だが、この時はかなり体が冷えてきており、
あっさり捲く。
さあ、最後の大滝(8m)だ。
優美な滝。締めくくりに相応しい。ここは左岸から越えた。若干岩の斜度が
いやらしいが、落ちてもドボンだろ、ということで思い切って行った。
大丈夫だった。
美しい渓相。間もなく登山道が横切るので、そこで遡行を打ち切り、
登山道で明王谷出会いまで下山した。
コースタイム:明王谷出合出発8:00 – 入渓地点8:40 – 登山道出合12:30
       林道出合13:05 – 明王谷出会13:45
満足の遡行だった。

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