東ノ川 セビ谷左又の左又

7/6 メンバー カズレーサーさん、redeyeさん、はるちゃん(会外)、juku(記)

 

ブログを書くのが久しぶりな『自然観察系沢屋』のjukuです。

今回の山行は自分への忘備録という意味でも記録に残したいと思い、ブログを書くことにしました。

 

前夜は下北山スポーツ公園で集合し、別の沢に入る渓游会のチームと合同で盛り上がりました。

なんでも池郷の中部ゴルジュに行くとのことで「すごいなぁ」なんてまるで他人事のように思っていたのですが、セビ谷に入る僕たちのチームも厳しい登攀をする事になるとは、この時はまるで思っていませんでした。

当日はサクッと移動し、お目当てのCS滝までさして困難な所もなくサクサク進みます。

特に道中は何事もなかったので割愛です。

 

そしてお目当てのCS滝に到着です!

おおよそ25mほどでしょうか。

めちゃかっこいいです!

CSもがっつりせり出しており、とても登れそうな気はしません。

われらがコージさんのレポでも上部は人工と記載があり、ぜんぜんやる気が出ません。

とりあえずCS下にテラスがありそうなので直下まで見に行って、無理そうなら降りようと打ち合わせをし、取り付く事にしました。

 

前日のクライミングでお疲れのredeyeさんはぜんぜんリードする気がなさそうです(笑)

テラスまで行くだけならまぁ、大丈夫かなと思いリードに立候補しました。

が!しかし!取り付く前の印象と違い、めっちゃ立った滝でした・・・

途中微妙にスタンスに自信がなく、カムにあぶみをかけて無事テラスまで這い上がりました。

終了点をカムでとり、フォローを迎えます。

2番目ははるちゃんでしたが、やはり少し苦労しているようで女性には神様のように優しく、男性には鬼のように厳しいredeyeさんがフォローに入り3番目として登ってきました。

ですが、テラスの定員はどう頑張っても3人でMAXです・・・

カズレーサーさんが登ってくる間にredeyeさんが少し登り、スペースを空けてくれました。

これで懸垂で降りなければ、自動的に2ピッチ目はredeyeさんということになりました(笑)

 

首をかしげるredeyeさん、2ピッチ目のスタートです。

少し直上し、左にトラバースしてリスのある岩盤を目指しますが斜度は90度を超え、かぶっています・・・

トラバースからハーケン、カム、あぶみのオンパレード

フォローも厳しそうだなと思って見ていた所、マイクロカムにあぶみをかけて乗り込んだ瞬間、カムがすっぽ抜けてまさかのフォール!

落ちた距離は2Mほどですが、ハングで落ちているので壁からはなれてぶらぶらしているredeyeさんが妙に冷静で、下で見ている僕たちのほうが大騒ぎしているのが今思い返すとめちゃ面白いです。

プルージックとマイクロトラクションで登り返し、再チャレンジ、見事にCS上まで抜けてredeyeさんが吠えます。

それにつられて下にいる僕たちも吠えます。まるで犬の遠吠えです。

しかし、本当にかっこよかった。

 

2番目に僕が登り始めますが、スタートからユマーリングでした。

実戦では初めてのユマーリングになりますが、そこは都度練習している成果もあってかスムーズに上がって行く事ができたと思います。

しかし、練習とは違いトラバース方向にユマーリングしているので支点のカラビナを外すのに四苦八苦。

これはセルフビレイを使うと良いと後で教えてもらい、納得。

2番目でも流れを考えて支点をもっと回収すればよかったなと反省。

3番目のはるちゃんも、最後のカズレーサーさんも同じように苦労して登ってきていました。

全員が無事登り終える頃には、余裕でタイムアップで折り返しで谷を下降し今回の山行は終了となりました。

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1件のコメント

  1. ええっ〜‼️
    あのCSで引き返しちゃたの?!
    あの先が見所だったのに😔