【日程】
2025年7月14,15日
【メンバー】シブさん&Kojiさん、あっちゃん(記)
入会2年目の「あっちゃん」です。
今回は14日に比良 滝川シシガ谷楊梅ノ滝、15日に比良 安曇川口ノ深谷に行ってきました。
元々は泊まりで大塔川の十九良谷に行く予定でしたが、雨予報だったので日帰り2本になりました。
(泳ぎの沢だと聞いて手を挙げたけど、まさかの大滝&登攀系)
駐車地を8時に出発。

雌滝までの道中、シブさん&Kojiさんが約20年前に楊梅ノ滝を登り、その様子を撮影した話を聞かせてもらいました。
Kojiさんは当時37歳。ちょうど私の今の年齢と同じです。
https://ameblo.jp/sanryou-to-keikoku0809/entry-12471494179.html
↑当時のシブさんのブログ
撮影をしたK氏がオーナーのクライミングジムに私は15年ほど通っています。クライミングをする中で沢に興味を持ち、ジムの常連Y氏の勧めでわらじの会に入会し、天気にも導かれて、この滝を登ることになりました。
代案での山行ですが、シブさん&Kojiさんと一緒に登らせてもらうことに浅からぬ縁を感じつつ、10分ほど歩いて雌滝の前に到着しました。

「あっちゃんには雄滝をリードしてもらうよ」とのことで、雌滝はKojiさんがリード。

Kojiさんは登ってるときの姿勢が綺麗。(私はビビってしがみつくような登り方で格好悪い。)
次は薬研の滝。またまたKojiさんがリード。

ヌルヌルの横壁を突っ張って登るKojiさん。
フォローでも経験したことの無い悪さ。支点を回収できただけでも自分を褒めたいと思います。

ようやく雄滝に到着。
雌滝、薬研の滝と比べると階段状に見えて戦う意欲が湧いてくる。
初めは本当に階段状で落ち着いて登っていましたが、途中から「滑ったら死ぬ」という思いに囚われて、一歩上がるごとにカムで支点を取っていたら

あとはトラバースするだけというところで、カムを使い果たしてしまう。
上を見ても、水を浴びて何も見えないし、助けを求めるような目で下を見ても、2人が遠くに小さく見えるだけ。

心細く不安になりながら、なんとかトラバースして、目に力が入っているのがわかるくらい必死にハーケンを打てそうなところを探し、「ハーケン入って!お願い!」と祈り打ちしました。

立木のあるテラスにどうにか這い上がって1ピッチ目終了。
2ピッチ目は「気力が尽きました」とリードをお断りし、Kojiさんにお願いする。

2ピッチ目、フォローで登りながら「安請け合いしなくて良かった。これはリードで登るのは無理!」と思うような所が何箇所もありました。

↑ゴボウしまくりで登ってきたのに、してません顔を装う私
周囲には「大滝登攀はやりません。私にはまだ早いです。」と宣言していたのですが、背伸びをさせてもらい、いつもと違った角度から沢の世界が見れて良い経験になりました。
おまけ
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↑2006年のシブさん
※本人の許可は得ています。
2日目は口ノ深谷
長くなってきたので、写真と心の声を中心に報告します。

(筋肉痛だし、昨日の山行で充分満たされてるんだよなあ)

(シブさん。よくこんな水量に突っ込んでいけるなあ。乗り越すところも悪そう。巻いてくれていいですよ。)

(ラストでアブミ回収しながら、登れないかも。巻きませんか?)
(自作アブミ格好良い!)

(これなら、あっちゃんでも登れそうって言うけど本当かな?垂直の壁にしか見えないけど。)
(本当や、全然難しくない。見極める能力全く無いな)
(登ってばっかりだから、たまに来る河原歩きが最高に楽しい!)

(Kojiさん薄カチ保持して離陸して行ったし。規格外やな。私だけ巻くとか無理なんかな?)
(滝全部登る気ですか?もう15時ですよ?)

(この人達、3日連続の山行やねんな。超人やな。)
(足の先が痛い。絶対爪が折れてるわ)
2人のトップレベルの登りに圧倒され、この日は滝の下で終始弱気でした。
2人に少しでも近づけるように、心も体も磨きをかけていかなければと思いました。
意図して楊梅ノ滝を選んだ訳でもないけど、これも不思議な縁ですね😊
まだまだ若い‼️伸び代しかない、これからの活躍に期待してます😉