9/10 KAWAc
本当は東北へ遠征するつもりだった週末。しかし天気悪く増水も懸念され中止。転戦先を相方と色々と練るが直前までまとまらず
結局バラバラに行くことに。こういう時は紀伊半島なんだが、なんとなく気分がのらない
地域研究を旨とする(はず)のわらじの会ではあるが、たぶん一番ミーハーな自分はアルプス気分一色だ
色々考えたが、前行きそこなってたし、行くなら軽い荷物で日帰りで行きたいと思っていたのでちょうど良いかなと黄蓮谷へ
東北に比べれば山梨なんて近い近い~と思ってたのだが、実際は遠かった。ノリだけではどうにもならないこともある
色々頑張ってなんとか3時前に駒ケ岳神社駐車場着。速攻で準備し、暗闇の中尾白川林道を目指す
が、日向山方面への道を早速ロスト。今日はこんなところで時間使ってられないんじゃと適当に斜面を登る。と、ちょうど林道ゲート位に出る
後は林道をがしがし歩く。真っ暗のトンネルを一人で通過するのはちょっと怖かった
林道終点から尾白川まではほぼずっとフィックスがはってあった。釣り師が多いのだろうか?
本流にも残置やフィックス多数だったが、古いものがほとんど。千切れかかっているのも。謎だ
入渓はちょうど5時頃。ようやく薄明るくなってきたが、沢はまだくらい。けど写真は見た目以上に鮮明に撮れた。最近のコンデジってすごい
スラブの滝が続く。大体は登れる。厳しいのもあるが、踏み跡がどこもとても明瞭なので全く迷わない
残置も多いし、ちょっと景観を損ねていて残念だ(フラグ)
雨が続いていたので水量は多め。滝は見ごたえあって良いのだが、水が緑に濁っているのは残念。。。
スラブ滝が多すぎ、地図上の名前との同定はあきらめる
どこまでも滝が続く。数えてないけど、沢全部で軽く20個以上あったのでは?
普通ならクライマックスになってもおかしくないというのにこれは凄い
登れるか登れないかがぱっと見でわかるのも良い感じだ。というか、登れそうなとこにはほぼ残置があるのだが。。。
側壁も見事。こんな感じだと、巻きは大変でも仕方なさそうだが、樹林の中で楽ちん。沢屋に配慮したかのような作りだ
もちろん綺麗なナメも多数。そんなイメージなかったけど、デート沢としても良さそう
7:30頃に千丈の滝。このへんでようやく沢にも光が届くように。やはりスラブに日が差すと美しい
こいつは登れるかと思ったが、上部が立っておりぬめっていたのでそこから右岸に。たぶん登れる
お次の15mは左岸巻き。巻き途中に極上のテン場あり。写真は巻いた後だったか
しかし、奥の二股付近までは良い感じの場所も多いし、この後の行程を考えるともうちょっと進んでおいた方が良いかも?
このあたりで仙台の山岳会の三人組とお会いする。金曜夜に五合目で泊したらしい。やはり人気の沢だけあるなー
坊主の滝は左岸から巻き、降りたところがちょうど左俣との出合。こいつを右へ進む
その先はまたまた連瀑帯。まずは左巻きからスタート。この先から奥千丈の滝が始まるが、どこからどこまでだったのか。。。
登れる滝が多く、ぐいぐい高度があがっていく。天気も良く爽快感は抜群だ
烏帽子沢付近は右岸から大きく巻いた。そしてこのあたりからガスってくる。ちょっと残念だが、この後の詰めを考えると体力的には助かる
奥の二股あたりで、完全にバテる。仮眠とったりFB見たり(この沢は最初から最後までずっと電波あり)だらだら。まだ500もあるとか信じられん
すると世界のS氏がちょうどこの日スーパー赤蜘蛛フリーソロしたよーという連絡をもらう。タイムといい凄すぎる。レベルは違うがこちらも頑張らねばと少しやる気復活
奥の三段滝。滝側を登っていくが、シュリンゲ付き残置多数。少しぐらぐらしてるが
躊躇せずわしづかみ&A1。ざ、残置万歳!!疲れてきたときにこれは助かる。もはや景観とか言っている余裕はない
徐々に水も枯れ、ガレガレが続く。めちゃ遅いがのろのろと進み、最後はハイマツ帯に
しかし高さはそこまででもなく、たいした藪ではない。激藪だときつかっただけにラッキー
少し漕ぐと13:40登山道に出る。普段ならスルーするが、この日はピークまで足を延ばそうかという気持ちに。20分弱でピークへ
さすが甲斐駒周辺は凄い人だった。けど、ほとんどは北沢峠からのようだ。そりゃそうですよねという感じ
ピークでもガスっていたのは残念。ここで地図を見直したら標高差2200もあった。長いとは思っていたが
後は黒戸尾根をひたすら降るが、なんか微妙に膝が痛くなってきた。全然ペースが上がらない
途中の小屋で飲み物を買うが、ラーメン類はお湯がセルフとのころで断念
しかし黒戸尾根、ちょっと長すぎませんかね?道は整備されてて非常に歩きやすいし、周りもコケ類に覆われて非常に綺麗なのだが
最後らへんで麻痺したのか慣れたのか痛みから復活したのでペースアップ。19時に無事駐車場へ。あとちょっと早ければヘッドラなしで降りれたのだが
黄蓮谷はどこまでも明るく、綺麗でスラブとナメが続く沢だった。これは大人気なはずですわ
オーレン日帰りとはかなり強行やね。
黒戸尾根から甲斐駒日帰りはよくあるけど。
ちなみは仮眠とはしてるんかな?
それにしても、早い!と思う。
前半は我ながらなかなか良いペースだったのですが、後半完全に足が止まりました……
そういえば、黒戸尾根日帰り組と最後の方一緒になりました。あちらはキノコ探ししたりした余裕のヘッドラだったようですが
山行くときの初日は大体仮眠なしですね。その分、終わったらかなりの確率で落ちてます^^;