北山川 深瀬谷大滝

4/11 雨 水量 多い KAWAc 会外1

去年わらじの会に入ってから、大滝の面白さというものを知った

前回連れて行ってもらった人の言葉を借りると、深瀬谷大滝には雨が似合う。と、いうことで

本当はこの日は滑りに行くつもりだったが、日本全国雨予報。雪ならともかく雨はな~

というかまたか。相方に強烈な雨男疑惑が発生。テンションが下がり、そうだ、こんな日は沢だ!となる

しかし大峰台高も残雪が多く、この天気ではゴルジュもきつそう。なら大滝か?と水量多くても行けそうな(簡単な)深瀬谷大滝を選ぶ

予報通り、駐車地に着いたときは雨がざーざー降っている。というか、ずっと降っている。

ちょっと弱まるの待つ?と相方にふるが、弱まらないのは二人とも知っているので準備して9時頃に出発。雨具下忘れに気付くが、うえはあるし平気だろー

ここは道路からすぐにつくのが良い!谷横の階段を登り、虎ロープに導かれて滝下へ

 

シャワー連発です
水量すげー

普段は水があまり流れていないらしいが、この日は立派な大滝に

水流直上ラインもあるようだが、とても手が出せない。もうちょっと場数を踏めば。。。踏んでもどうかな。行く自信がわくかどうか

なので、右側の凹状を登ることに。難しくはないが、岩の上に色々と乗っているので慎重に登る

最後滝横のスラブが水も流れていて滑りそうだったので、立木方面へ逃げてそこでビレイ

お次は水流トラバースの予定だったが、立木まで来たせいでザイルの流れが悪くなり、一段上がったところでピッチを切ることに

つまり、おいしいところが回ってきた!ラッキー!

滝を見ると、バンドが走っているが、激シャワーは間違いない。横断中、どこかで支点を取りたいところだが

なんかないかな~と探していると、結構ガッツリハーケンが決まった。これに安心して水流へゴー

 

ここら辺でなんとかもう一つとれないものかと粘るが、ハーケンもカムも決まりそうにない

そんなこんなしているうちに手足の指先の感覚が消えてきた。これはまずい

だからこそ支点をしっかり取るか、これ以上冷える前に行くか悩むが。。。もうちょっとだけ探して、なければいくという玉虫色の判断をする

結局見つからず、スタンスを確実に拾いながら横断する。ずっとシャワーでなかなか楽しい区間だった

写真写りもよく満足。今回も立木までふらふらと進み、そこでビレイ

ちょっと寒かったので、ザクロで習った踊りで体温をあげる

お次もシャワーでなかなか楽しそう

色々叫びながら登っているが、シャワーを満喫しているようだ。大滝は初めてだったらしいが、今回で覚醒してくれた?か?

とりあえず、雨具があまりに保護色で見えにくいのでもっと明るい色を加えてほしいところだ。周りの苔と完全に同化している

直上したそうに色々とラインを探していたが、結局落ち口方面へ回っていた。落ち口ジャンプが少し怖い

反対側の木まで行きビレイ解除。これで登攀的にはほぼ終了

一応ロープを引いて、滝の上まで出て、あとは下山するのみ。二人とも冷え冷えなので温泉が楽しみすぎる

右岸を巻き降りるつもりだったが、滝横を行くと懸垂しか無理そう。

結局懸垂3ピッチで滝下へ。ここは木に新しめの懸垂支点が二つ残置されていた。やはり来ている人も多いようだ

時期、天気で色々と行先に悩んだが、このコンディションの中では結構良い選択をしたのではないだろうか。とてもエンジョイできた

しかし、色々とひよって登攀ラインがごちゃついてしまった。木まで行くのではなく、滝横で支点を作っていたらもっとすっきりと綺麗なラインで登れたはず

そこら辺の判断も確実にしていきたいところだ

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2件のコメント

  1. 私たちが一番最初に登った大滝が深瀬谷大滝だったかな?
    大滝登攀入門にちょうどいいですね。
    夏場ならまだしも、この時期のシャワーってあり得ない感じ。
    色んな意味で、K田君は、常識を覆す沢屋やね。

    • >シブさん
      お二人の記録は非常に参考にさせてもらいました。ありがとうございます!
      ちょっとルート外れてしまいましたが、まさに入門という感じで良かったです。
      この日は温かかったのと、雨で水温が上がっていたのが良い方に出ました。