不動七重の滝。今シーズン狙ってはいたが、なかなか実行にうつすタイミングがなかった
そんな時、キャニオニングで下降する機会が訪れ、それも面白そうだなと実行することに
果たして遡行とはどれくらい違うものなのか
9/6 KAWAc 会外3
車を一台展望台にデポし、滝の上部より入渓。いきなり泳ぎが連続するが、6:30スタートなので結構水は冷たい
一人だけフルウェットだが、あとは沢登スタイル。わーわー言いながら気が付けば滝の落ち口へ
しかしさすがは前鬼川。非常に水も渓相も美しい。これはこの後も期待がもてそうだ
不動七重の落ち口は、まるで湖のように広がっている。ここから始まる!という感じの素晴らしい空間だ
滝の格というか、貫禄みたいなものを感じることができた
右岸より懸垂し、釜を泳ぐ。お次のF6は、簡単には下降できないような形だ
落ち口を渡渉し、アブミを出しての降りトラバースで釜を超えた先へ降りるのを目指す
残置も少しはあったが、基本はカム。この先で下降するが、何やら叫んでいる。出して!かはって!かもよくわからず、とりあえず流して様子を伺う
上にいる三人に緊張が走り、ビレイしている自分を除いた二人が落ち口へどうなってるか確認へ行く
どうやら、下降する地点がやや早く、洗濯機のようになっている釜に引きずり込まれたらしい
脱出も難しく、かなり消耗したようだ。一か所立てる場所があり、助かった模様。補助ロープをたらし、ユマーリングで一度戻ってもらい、選手交代
ハーケンを打ち足し、さらにトラバースして穴のあるあたりから下降し落ち口へ。さすがである
後で記録を見ると、やはりこの釜で巻かれている記録があった。ここははまるよなぁと共感できる場所だ
お次のこいつは左岸からの懸垂で大釜へ降りた。キャニオニングスタイルなら、斜め部分を走ってからジャンプしてダイブだ!
と、大先輩よりアドバイスされるが怖くてできず。ハートの強さが問われる部分だ。そしていよいよ最大のF5へ!
ここの残置には知り合いの名前が書いてあって驚き。遡行用、下降用共に残置が多く、結構人が訪れていることがわかる
過去の皆さんの苦労が偲ばれるようだ。先人の足跡を追えるようで、この雰囲気は嫌いではなかった
なるべく水線を避けようとはするが、一部被る。しかしハングしていることもあり、許容範囲の濡れ方でセーフ
凄い水量、迫力である。この滝の真横を移動できるのが嬉しい。中段テラスからさらに懸垂で大釜へ
大満足である。ここを超えると少しやりきった感が出てきた。しかしまだもうちょっと滝は続く
大先輩より、本来はキャニオニングなら全部ダイブだよ。と言われるが、ここも泣いて懸垂を混ぜてもらう。
いや~たしかに深そうに見えますし、実際深いんでしょうが、10mクラスになると、ねぇ。。。
それでも場所によっては飛ぶ。確かに爽快だ!はやいし、もっとどんどん飛び込めていれば時間も短縮できたのだが
修行します!
あとは難所もなく、気持ちの良い空間を下降していく。やはり大峰でも有数の名瀑だなぁ
泳いで飛んで、どんどん進む。滝が終わった後の沢部分も美しい!その後、一度林道に上がる場所を間違え、再度沢に戻る
道の部分にはしっかりとした橋があった。それはそうか。反省
不動七重はやはり素晴らしい滝であった。やはり登りにこないといけないという気持ちも強くなった
そして、キャニオニングスタイルでこれたのも良かった。キャニオニングというと簡単なイメージがどうしてもあったが、実際は遡行と違った技術や経験が必要なのだとよく理解できた
下降先が未知の場合や、流れの読み方等、一瞬で事故に繋がるケースも多かったし、前後の伝達ができなくなる早さも遡行よりはるかに速い
また、下降支点も古いものや設置が甘いものが多かったので、行かれる場合はそれに対応できる装備、メンバーで臨んでほしい
同行した大先輩に色々と指導も頂き、非常なハッピーな一日であった
河ちゃんへ(見てないかな?)
その「巻かれてる記録」って俺のんちゃうん?
アメリカ居る時には会のブログ見てなかったから。。。
まぁともかく、楽しめたようでよかったっすね。うらやまぴー
す、凄え…。
いつか行ってみたい所でしたが、あっさり実現するとは…。
おみそれしました。かっこいいっす。
ありがとうございます!
僕もずっと行きたかったのですが、やはり良い場所でした。
被写体としても抜群だと思いますし、小山koyamaさんの腕で撮りに行ってほしいですね~