10月27日(金)は、大河内川・白滝谷へ。
川崎実さんの『秘瀑』に5枚の写真が収録されており、気になっていた。
先日の台風の影響が気になったが、紀伊半島南東部はそれほどでもなかったようで、アプローチも全く問題なかった。
高速道路延伸のお蔭で、大阪から三時間ちょっとで海山に到着。
近くの道の駅で、車中泊し、翌朝、国道から県道に入る。
白滝橋から入谷すると、いきなり堰堤三連発。
左岸から滝を掛ける枝沢が入ると、滝場が始まる。
小滝を数個超えると、ゴルジュとなり、入口にはこのCSが立ち塞がる。
真ん中の大岩を乗り越して通過。
谷の先を見ると、見る限り、滝・滝・滝の連続。
沢屋たるもの、巻きに逃げず、滝を登るべし。
・・っていうか、両岸の側壁はボロイとの前評判があり、
あんまり、そこには行きたくないなぁ~っていう感じ。
しかし、とうとう巻かざるを得ない場面に遭遇する。
登ってみると確かにボロかったが、心配するほどでもなかった。
久瀬谷もそういや、巻きはこんな感じが多かった。
大河内川と往古川は山を挟んで隣り合っているので、地質が似ているのか?
息つく間もなく、滝場が続く。
直登したり、へつったり、巻きは極力小さくで、なるべく沢通しに進む。
なんせ、短い谷なんで、ゴルジュを巻いてしまうとすぐに終わってしまう。
ゴルジュを抜けると、白滝20mの登場。
二段になっており、下段は階段状。上段は巻いた。
白滝上の10m。
ボロイせいか、適当に打ったのか、理由は分からないが、
ハーケン三つはどれも決まってなかった。
この斜瀑を超えると、再び堰堤三連発。
頑張ってこれらを越えてみたが、もう何も出てこんという雰囲気となり、
県道に這い上がる。
駐車地までは休憩入れて、1時間半ほど。遊んでトータル4~5時間の行程となる。
大河内川界隈では溯行価値は、瀬場谷には劣るものの、畳み掛けるような滝場が見所。
台風後で水量多くてこんな感じだったが、平水だったら、貧相だったかも。