引き続き谷川へ。天気が微妙で下手したら雨だが、ここ最近の天気の悪さを考えると、これくらいの予報なら行くしかない
微妙に雲の切れ目で、そこまで悪くない感じもあるし
この日は直前に体験山行に参加したいという申し出もあり、その方と二人で
10/15 二人(体験1名)
谷川で体験山行とはわらじの会初ではないだろうか。しかしこの天気にも関わらず、谷川でもどこでも行きます!と行ってくれた彼のモチベーションは凄い
若いのに経験もあるし体力もあるし、おかげで楽しい遡行ができた
駐車地をこの日も六時過ぎにスタート。読みが当たり?なんとか雨は降らずにいてくれている
しばらく登山道を進み、入渓してすぐに西ゼンとの二股。このあたりはどこもスラブで綺麗
スラブは好きなのだが、たまにしか行かないのでビビりが入ることもある。もっと慣れなくては
西ゼンに行ったのももう10年前か。。。そちらももちろん良かった
二股を左へ。知り合いが、曇りの日は東ゼンがおすすめ!と言っていたのでちょうどいい
この日もゴム底がぺたぺたと決まる。ガスは徐々に濃くなるが、二人してルンルンで歩いていく
東ゼンもスラブの続く沢だ。しかしどんどんガスが濃くなる。濃くなりすぎてもはや霧雨か!?という状態
途中で中ゼンのスラブが威圧的に出合う。ここに来るのはいつになることか。ほとんど水はないみたいだが
大滝手前で激シャワー箇所あり。濡れるのはここくらいではあるのだが、ここは結構濡れる
ガスの中にぼんやり大滝が。。。
直下まで行ってもいまいち上まで見えない。まぁこの日の天気ではこんなもんだろう
この日はロープを出して登る。相方に聞いてみると、行ってみる!とのことだったので、簡単だが快適という噂の1ピッチ目を行ってもらう
全く危なげなくビレイ点へ
この日も振り返るとスラブが美しい。時々ガスが薄くなる瞬間がシャッターチャンスだ
2ピッチ目を行くが、どうやらその先で一度懸垂しなければ滝横を登れなかったらしい。そのまま藪を直上してしまい、全然楽しくないまま大滝が終了してしまった
もったいないことをした
大滝の上は連瀑帯。登っても巻いてもみたいな感じらしいが、ガスで全貌が見えない。巨大な滝が上部まで一直線に伸びているように見える
正直、登れるように見えない。水量も多いし、無理な可能性もあるんじゃね?と、二つ目くらいの滝を小さく巻くことに
冗談で、こういうときって巻きのままはまること多いんですよね~とか言っていたら、言霊パワーだろうか
巻きもぐずぐずでしっかりした藪まで上がった時には沢床は遠く。。。上部には激藪がこんにちは
ハロー!
延々と2m前後の根曲り笹が続く。そして藪が全部濡れていて、指先の感覚がこの日もなくなっていく
もうどうしようもないので、延々と藪を漕ぐ。無心で漕ぐ。ただただ漕ぐ。途中でちょろっと雨が降ってきたりするが、藪でびしょ濡れなのでもう全く関係ない
沢を行けばもうとっくに尾根に上がっている時間だなとかは考えないことにする
~~~そして四時間半が経過した
ようやく道まで来ました!!
なんと稜線はガスの上で、昨日以上の雲海に尾根が浮かんでいる。いや~頑張ったかいがあった
体験山行と言いつつこんなことになってしまい申し訳なかったが、楽しかったですと言ってくれる強者でも良かった
天気が終わっていたとは思えない感じ。このあたりは本当に爽快だった
日没も近いので、元橋方面へ降りることに。平標山の家でエネルギーを補給し、最後はヘッドラで元橋へ
後はバスとタクシーで車を回収。温泉も何とか間に合った
天気の割にはなかなか良い一日だったのではないだろうか
体験山行お世話になりました。
今後ともよろしくお願いします。
笹穴や四ノ川などの記録も見ましたが素晴らしいですね。行きたかった。
こちらこそいきなりとんでも山行になってしまい^^;
最後までタフに行動されていて助かりました。
両方良かったですね~
僕もまだまだ行かなくてはならない沢はあるので、今後がんがんいきましょー!