最近ジムクラばかりで、大滝ももうちょっと登っておきたい!、と思いながらも、
11月でありながら、各地で霜や初冠雪の知らせが届いて、日本列島は冬本番へ!
・・・いやいや、まだ大滝登りを楽しめる場所はあるはず、
ということで南紀の谷に向かった。
日程 :11月21日(火) 前夜発日帰り
メンバー:シブ&コージ。
天気:晴天(最低気温3度、最高気温14度)。
本当なら、とある滝の登攀を目論んでいたが、温い時期の方がいいだろうということで、急遽、ほしやわた滝に行き先を変更。
冬でも溯行が楽しめる谷で知られる熊野川・天瀬谷の右岸枝沢に掛かる60mくらいの滝。すでにルートは開拓させて、幾つかのパーティによって登攀されている。
ほしやわた滝全景。
林道~沢沿いの踏み跡を歩いて、ほしやわた滝までは約1時間のアプローチ。
南向きの滝で、明るく開放的だ。
通常1ピッチ目は水流バンドから右岸に見える顕著なテラスを目指すというライン取りされているようだが、3度まで下がったこの日は、シャワクラは絶対、御免!!
水流行かなくても、左サイドから登れそうだったので、トライしてみることにした。
今回は、全ピッチコージにリードをいってもらう。
まず、1ピッチ目。
ブッシュ下のバンドをトラバースし、外傾した居心地悪い凹角から右手のカンテへの乗り越しが核心。しんどい体勢でハーケンを決めて、ムーブを起こすが、手掛かりが非常に乏しい。
安定したテラスに立つが、更にロープを伸ばす。
コーナーをステミングやジャミングなど多彩なムーブで上昇した後、右手のフェイスに移る。左に逃げれば早いが、あえて右手のカンテ状を登って愉しみ、立木のあるテラスでピッチを切る。
2ピッチ目は、バンドを水流際までトラバースし、頭に続くカチホールドを負って登る。
高度感満点で、快適なフェイスクライミングを楽しめた。
下降は、右岸の樹林を追って、2ピッチの懸垂下降で滝下に降り立った。
日当たりがいいので、冬場でも大滝登攀が楽しむことができる貴重な場所だ。
ムーブが多彩で、短いながらも面白い大滝登攀だった。
頭から見下ろして。
ほしやわた谷、激シャワーで1ピッチ目登ったのかと思ってましたが。。。
濡れないライン開拓されたとは!これは増水したときとかも楽しめそうですね
登れるかどうかは別問題ですが^^;
>濡れないライン開拓されたとは!これは増水したときとかも楽しめそうですね
温かければ、迷わず水流行ったでしょう。
登ったラインはちょっと難しくなると思います。