2019年5月26日晴れ
わらじ会員(A木さん、KM2)
大滝登攀と溯行の両方が楽しめる渓で、初夏の陽気の下、存分に水と戯れてきました。
サンギリ林道のサンギリトンネルを抜けて、地形図上の676の表記があるあたりのガレガレの谷を下るところから行動開始。
途中、懸垂下降を2回ほど行うが、容易に沢床に降り立つ。
少し溯行するとすぐに不動滝。写真などで見るよりも水量が多く感じる。滝の前に立つとすごい飛沫。登攀ルートは釜の右側からのようだが、そこまでいきなり泳がなければならず、二人ともやや面食らう。
幸い、ビレイ点は風も強くなく、落ち着ける場所だった。
1ピッチ目KM2リード。(冒頭の写真)
ややヌメるものの、支点も取りやすく、テラスまでは特段問題ない。アングル2本で支点構築。
2ピッチ目A木さんリード。
1ピッチ目ビレイ点すぐ上から、藪っぽく、ルートが不明瞭で、バランスを要する登攀が続く。A木さん、いつも通りの安定の登攀。
3ピッチ目KM2
乾いた岩中心で、支点取り放題の快適なピッチだった。最後は落ち口をまたいで終了。
落ち口のすぐ上には深い釜を持ったCS滝がすぐ現れるので側壁をトラバースして通過。
その後は10m滝をロープを出して通過したり、シャワークライミングを楽しめる滝を通過したりして、楽しく溯行を続ける。何度か泳ぎも交えるが、まだ泳ぐには寒い。
終盤の連瀑帯は大きく2つのパートに分かれており、1つ目は出だしが悪いのでハーケンにシュリングをかけて乗り込み、ステミングで越えた。
2つ目の滝は2段で構成されており、1ピッチ目はリッジめがけてA木さんが登攀。1手だけすごく悪いところがあった。
2ピッチ目はKM2がリード。支点取り放題で快適だが、いろんな記録にあるように、上部のトラバースが高度感もある上にアンダー気味のホールドしかなく、やや手間取った。
その上はもう一つ滝が続いているが、A木さんが右岸を危なげなくリード。
まだ連瀑が続いているようだったが、15時30分をこえたので、そこで切り上げ、右岸の小尾根に乗り上げて溯行終了。林道まで5分足らずのお気楽下山で、良いとこ取りの溯行だった。
明るくて、とても楽しい谷でしょう。
みんなで、わいわいいいながら登るのに、ちょうどよいと思います。
お二人には物足りなかったのでは?
明るくて、どんどん滝も出てくる良い沢でした。
大鍋小鍋の滝まで溯行できたらもっと充実するでしょうけど、大滝登攀とセットだと私のスピードだと今回の終了点が限界でした。
物足りないことはなく、少なくとも私はお腹いっぱいでしたよ。