2019年に同志社山岳部によって開拓された七面山南壁“Long Hope”。
シブ&コージで、ワンデイ・オンサイト目指してトライしてきました!
七面山南壁“Long Hope”への登攀の思いは、今年入会してきたredeyeさんのブログを見てから、
次第に思いが膨らんでいきました。
redeyeさんを始めすでに数パーティによって登れている。どうせ登るなら、大峰・台高をホームにしている私たちだからこそなしえる、
私たちらしいスタイルで、ということで“ワンデイ”、そして、“オンサイト”を目指すことにしました。
2ピッチ目、ルンぜ状を登る。思いを高めながら。
核心となる4ピッチ目。階段状からテクニカルなフェイスを登る。
宇無ノ川を見下ろして。
8ピッチ目。ここもイレブンのピッチで、細かくて悪い。
9ピッチ目後半。
10ピッチ目、いよいよ。草付きバンドをトラバース。
開拓記念のプレート。
コージは見事、全ピッチ・オンサイトに成功。いつもながら、土壇場の集中力に感心。
一方、私は1~3ピッチをリードしたものの、コージとリードを交代した核心4ピッチ目ではテンションしまくり。。
そこで、かなり消耗してしまい、以後のピッチもすべてコージにリードを委ね、荷揚げに専念することにしました。
荷物背負ってのフォローもなかなか厳しいものがありますよ。
高度差450mを誇る七面山南壁は、そのスケールといい、ほとんどが垂直以上の傾斜で、
ハング帯も随所に存在しており、国内屈指の岩壁と言っても過言ではないでしょう。
今回、“ワンデイ”を目指すに当たって、アプローチ・下山は紹介されている宇無ノ川~七面沢ルートでは厳しいので、
舟ノ川林道からすることにしました。
わらじの大先輩・夢水さんから南壁基部に下る道がかつてあったと聞いており、昨年、西七面谷溯行時に確認していました。
東峰から約1時間、懸垂下降なし、徒歩のみで南壁基部にアプローチ可能。
大阪わらじの会の沢屋として長年、大峰の谷に通っていたからこそ可能だったと思っています。