大峰・上多古川茶屋谷

 上多古川は大峰でも古くから岳人たちに入られてきた渓谷です。本流のみならず、各枝谷も溯行対象となる谷が多いことで知られています。この茶屋谷も多くの溯行者を迎えてきた谷ですが、私たちまだ行ったことがありませんでした。
     三段25m滝。
     左岸に岩小屋を備えたが控える。
【日程】2015年6月4日(日)
【場所】大峰 上多古川茶屋谷
【メンバー】シブ&コージ
【天気】曇り時々晴れ
 下山予定の伊坪谷出合に車を停めて、林道を終点までてくてく歩いていきます。途中で林道スペースに車を停めて、準備をしているパーティと出会いました。下山後にも会うことになるのですが、私たちと同じ谷に入っていたようですね。
 山道を辿り、ブナマタ出合で入谷します。
     累々と続く巨岩を登れそうなところは敢えて巻かず、
     ボルダリングで突破していきます。
ナメ滝の直登。
巻くことは簡単ですが、
敢えて直登に拘ることで、
楽しむことができます。
斜滝5m。
左手から簡単に超えられます。
庇のように張り出した岩小屋。
茶屋谷界隈にはこのように発達した岩小屋が
数多く見受けられました。
両岸に滝の掛かる枝沢を見送った後の
岩間の滝。
ナメ滝。
コージは水線を攻める・・
私は面倒臭くなって、
一気に巻いてしまう。
連続するトユ状滝。
いよいよ佳境へ、
20m滝は右岸ルンゼから巻く。
奥に見えるのは今宿谷出合に掛かるホウキギノ滝。
20m滝に続く15mをリッジから覗く。
降りてもまた巻くので、覗いた後、
再び右岸を巻く。
源流部、左岸枝谷に掛かる滝。
谷に戻ると、辺りは植林帯となって終わった感がするが、
洞辻谷を詰めることにする。
やがて、気持ちの良い源流風景が広がる。
大峰奥駆け道にて。
今宿跡から勝負塚山に向かう尾根に入る。
何度も歩いた勝負塚山登山道?を利用し、伊坪谷出合へと下山する。

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