前鬼・西ノ谷周遊

沢のシーズン・オフにはフリーと山歩きを楽しんでます。

山歩きは、登山道を歩いても面白くないので、地形図を眺めて

気になった尾根を歩くことにしています。

4月5日(水)は、大峰・前鬼界隈の尾根を歩いてきました!

“前鬼・西ノ谷周遊” の続きを読む

白谷林道から南・中・奥八人山周遊

2月4日(土)は、大峰の僻地、中八人山へ。

滝川や大野川からも考えられますが、今回は芦廼瀬川上流部・白谷林道からアプローチ。

期待通り、展望に恵まれた開放的な尾根歩きを楽しむことができました!

“白谷林道から南・中・奥八人山周遊” の続きを読む

県界尾根から大峰・茶臼山へ

1月23日、大峰南部・茶臼山に行ってきました。

ルートは登山地図にも記されている雨谷山経由ルートではなく、茶臼山の北東に伸びる、県界尾根。

以前、四ノ川本流を溯行した時、この尾根を下山に使う予定でしたが、ルーファイに手古摺りビバーク、翌日、細谷下降に切り替えて下山したという思い出があり、その時以来、ずっとこの尾根のことが心に引っかかっていました。

 

“県界尾根から大峰・茶臼山へ” の続きを読む

奥玉橋から天狗嵓へ(奥玉谷右岸尾根)

1月17日は、台高・奥玉谷右岸尾根を歩いてきました!

当初は、奥玉谷源頭を経て、屏風嵓や新小樫山のある左岸尾根へと周遊するコースを目論んでましたが、欲張り過ぎでした・・(^^:)。

日が短い上に、積雪が足を遅らせ、この時期日帰りではとても無理だということで、北尾根から三之公へエスケープ下山しました。

“奥玉橋から天狗嵓へ(奥玉谷右岸尾根)” の続きを読む

大峰・トップリ尾へ

一昨年だったか、日裏山谷本谷右又~左又行った時に、目にした尾根が気になっていました。伐採跡に一面広がる草原・・・。その尾根の名前は、”トップリ尾”。

南にある中尾にも劣らず堂々とした尾根筋で、沢オフシーズンにでも、辿ってみたいと思っていました。

“大峰・トップリ尾へ” の続きを読む

2015/9/20-21 遥かな尾瀬、遥か過ぎた尾瀬

「"沢登り"専門」なんて書いてあるので、こんなんアカンのかなぁと思いつつも…
沢靴履いてたし(4人パーティ中、俺1人だけ)、5~6mは遡行したし(4人パーティ中、俺1人だけ)、まぁ、ちょっとぐらいやったらええんちゃうってことで。
上の写真は家族で尾瀬にハイキングに行った時の写真で、アヤメ平たらゆうところから燧ケ岳たらゆうオヤマのほうを撮ってます。
何が「遥か」かって、まず、「自宅から片道約650kmのドライブ」っちぅことと、
もう一つは「トイレ」です。ウチのチビちゃんらはトイレが近いんですが、尾瀬は「人通りが激しい」「見通しが良い」という特色がありまして、トイレで おしっこしても次のトイレまで もたず、また、「その辺でササっと…」ということが大変やりづらい環境です。そういうことで「トイレが遥か彼方、遥かなるトイレ」でもありました。
でも、行って良かったと思ってます。人多い公園みたいなとこやし、特に連休の時とかは積極的にオススメはしませんけど。
written by 名塩村民

古の峠道を歩く②─出口峠へ─

 
               坂本貯水池を見下ろす。
             
 腰痛が大分ましになってきたコージのリハビリに、再び古の峠道ハイクを計画。近畿北中部の天気がイマイチだったので、三重県南部に逃げることにした。

 今回は、台高主稜南端尾根上にある出口峠。地形図上で、宮ノ平集落の南方、東ノ川に掛かる吊り橋付近から伸びる破線を途中まで辿り、850m付近から尾根をそのまま1167mピークまで登り詰めてそこから出口峠へと縦走し、1054mピークから出口橋へと下るというコースを辿ることにした。



 ザンギリ林道から東ノ川へ入ると、曇り空ではあるがパラついていた雨も止んだ。
 出合橋を渡り、吊り橋まで一旦車を走らせて、戻りながら取り付きを探すがはっきりしないので、地形図上に記されているポイントから忠実に取り付いて尾根に上がってみたが、テープもなく踏み跡もはっきりしない。「まあ、いいか」と思い、そのまま尾根を登って行くと、不意に開けて林道に登り出てしまった。「何だ??」。



 地形図を取り出してみると、古川方面から伸びている実線があり、それがどうもこの地点まで伸びているようだ。忠実に尾根上の破線を辿っても、ぱっとしない植林帯だったので、この林道をしばらく辿ってみることにした。
 林道は九十九折れなっているが、破線を忠実に辿っているようだ。850m地点でアゲグチ峠へとトラバースしていく林道から離れ、薄暗い植林の生える尾根を登って行くことにした。
 
地面には錆びたワイヤーや割れた一升瓶などが転がっていて、林業が盛んだった往時が偲ばれる。登るに従って、左手に二次林ながらも自然林が広がり、樹林越しに坂本貯水池を見下ろすことができる。

 1167mピークは、周囲が伐採され、露岩がむき出しになった荒涼とした山頂だった。東側には立派な反射板が二枚設置されていて、「アゲグチ反射板」と書いてあった。先ほどの林道を利用して敷設されたものだろうか?お昼休憩の後、出口峠へと尾根を北へ縦走する。


 この尾根上には赤い杭が一定間隔で埋められていた。肝心の出口峠は見落としてしまい、1054ピークに上がってから道があるはずの尾根を下ることにする。この尾根を下って行くと、直ぐに石積みのある古道に合流して、それを辿ることにした。

出口橋へと下る、この古道は階段も敷かれたしっかりした道だった。帰宅後調べてみると、この道は、先日辿ったザンギリ峠道と繋がっていて、林業が盛んだった当時は尾鷲へ木材を下した重要な道の一つだったらしい。東ノ川対岸、荒谷に続く破線も辿ってみたくなった。



古の峠道を歩く─白川~白川峠~ザンギリ峠~河合

            ザンギリ峠。
            左手は河合、右手は東ノ川へと下る。





 この冬は寒くて堪らない!
しかし、ジムクラばかりでは鈍るので、 二人の休みを利用して、古の峠道を歩くことにした
 
 今回は、白川の集落から白川峠へ登り出て、稜線をザンギリ峠まで辿り、そこから河合まで降るという黒瀬谷周遊コースを採ってみた。



 国道脇に駐車し、橋を渡って白川の集落に向かう。地形図では破線が寺院記号の裏手から伸びているが、見るとお寺の背後の山腹は法面で固められている。取り付きがよく分からなかったので、墓地の背後から無理矢理斜面を登って尾根に出ると、明瞭な道があった。






 以前、この峠道が日常的に使用されていた時のものだろうか?尾根上の道沿いには電線が伸びている。
北山川側は植林であるが、反対側は二次林となっていて、明るくて気持ちの良い尾根道だ。樹林の合間から池原ダムの湖岸が青く輝くのが望める。





 ひとしきり登ると、台地状となって730mの二等三角点に到着する。ここで、ずっと伸びていた電線も途切れ、倒壊した反射板があった。この先で倒木で幾分、道型が不明瞭となったが、迷わず尾根上を進む。テープもあり、迷うような派生尾根などない。






 
 
  ここから899m地点に掛けて急登が続く。木々の合間から大峰の稜線が眺められて、雪化粧しているのが分かる。白く輝く頂は神々しく、近づき難さを感じる。時々、その頂が白い煙に襲われているのは吹雪なんだろう。

 
 こちらの尾根にも積雪が見られ始め、突風が時折、吹き下ろすようになる。




 
 何の木か、名前は知らないが、巨樹が目を惹いた。ワイヤーが巻きつけられていて、かつてこの地域の伐採が行われていた時のベースとなっていたのだろうか?在りし日の遺物だ。巨樹は人工的な暴挙にも屈折することもなく、逞しくそこに佇んでいた。







 時折吹き下ろす風も冷たさを増して、こんな低山でも耐えがたく感じてくる。1113mの白川峠は西ノ谷枝谷の源頭部を巻いた先のピークにある。東ノ川側は開けていて、明るい。風も樹林が防いでくれて、温いのでここで休憩することにした。

 
 
ザンギリ峠へは元来た道を分岐まで戻らないと、996m地点に伸びる派生尾根へと迷ってしまう。




 白川峠から北に伸びる稜線を辿る。ここからザンギリ峠までは痩せ尾根となっていて、両側切れ落ちている。凍結した地面に降り積もった粉雪はよく滑る。道は急な箇所を巻くように付けられているが、スリップは禁物だ。

 ザンギリ峠から河合へ下る道に入ると、石積みも見られて古の道型が現れる。




 尾根を巻いたトラバース道で、すごく快適。日差しも入って、明るい二次林が気持ちのよい所だ。

 
 730m付近で不意に林道に躍り出て、ビックリする。どうも向谷沿いに伸びているザンギリ林道から脇道が派生しているようだ。しかし、これは辿らず、尾根上についているはずの古道を地形図を睨めっこしながら探し辿ることにした。

  河合の集落が遠目に見えると、道沿いにモノレールが延びる。それをずんずん辿って行くと、不意に民家の庭先に出た。そこはちょうど小橡川の出合だった。地形図上では北山川下流の集落に降りるはずなんだが、どこかで分岐を見逃したのか?しかし、毎日、河合から郵便屋が辿るには、こちらの方が相応しいように感じだ。
 

 あとは、ダム対岸の道を白川へと戻った。途中で、犬を二匹連れている猟師と出会った。一匹の猟犬は人懐っこく、尻尾を振りながら、いつまでも私たちの後を着いてきた。