2025年6月28日(土)
メンバー: カズレーサーさん(CL)、ジョイフルメドレーさん、日比丸さん、さくら(記)
奈良県上北山村の又剣谷の遡行に参加させていただきました。
前日に近畿は過去最速の梅雨明け宣言があり、快晴の沢日和。
林道に駐車して準備している段階で既に暑いです。

河原に降り、風折川を渡って又剣谷の出合いへ。
堰堤を越えて進みます。
小滝が続き楽しい。




水を浴びるのが気持ち良いです。

あれ?苦手だったナメ滝もフリクションが効いて平気です。
良かった~!

ここは右岸を巻きました。


苔むして、まるでジブリの世界のようです。

第1ゴルジュに到着。
釜は結構深かった。

左手から取りついて登って行きました。

水流に削られたトユ状の岩の中を進みます。
滑りが無くても慎重に。


ゴルジュの上部は細い水線だけど、水圧が強くて跨ぐのが不安でした。
跨いだとたん、水にお尻をバシバシ叩かれました。


カズレーサーさんが腕を掴んで下さったので安心して渡れました。

小柄なジョイフルメドレーさんはもっと跨ぎ難かったことと思います。
女子に優しいリーダー、本当にありがとうございました。
渡ったところは面白い形状になっていました。
30m滝の水が勢い良く落ちて来て、流れは直角に曲がっています。
ここは左岸から巻けるそうですが、あえてロープを出して登ることに。


カズレーサーさんがリードです。日比丸さんの練習のため、ハーケンの打ち方等々を指導されたあと、
水線の右手から登り始めました。

日比丸さんがビレイ。

ジョイフルメドレーさん、虹と一緒に♡
私は3番手、張ってくださったロープの安心感に感謝しつつ登攀。
落ち口でビレイして下さるカズレーサーさん。

今日はお天気が良く、本当に快適な溯行です。


陽が射してキラキラの沢

魚を沢山見かけました。
『アブラハヤがいるよ』の声に目を向けてみると、浅い所で幾匹も元気に泳いでいるのが見えました。
浅瀬にもっと沢山居たのですが、驚かさないように、そっと写真を撮るのが難しい。

この先が第2ゴルジュ? よく分かりません。

途中に石垣がありました。

突然、「わっ!」と声をあげた日比丸さんの方に目をやると、イノシシがこちらに向かって突進して来るところでビックリ!
沢の中で休んでいたイノシシと、先頭を行く日比丸さんが鉢合わせしたらしいです。
イノシシは凄い勢いで私達の横を走り抜け、沢の横を登って行きました。
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第3ゴルジュ 2段17mの滝。
ここは日比丸さんがリードで登ります。

日比丸さんは右岸をへつってから左岸に取りつき、上がって行きましたが、
私は上手くへつれなくてロープを手繰って泳いで取りつきました。

リードで登る責任感と緊張はとても大きいものだと思います。
いつ見てもリラックスしている雰囲気の日比丸さん。
この時ばかりは緊張されたしょうか?
『落ち着いて!早めに支点取って!』とビレイのカズレーサーさんから声が飛びます。
登りきると、カズレーサーさんから日比丸さんへ支点のレクチャーをされていました。
日比丸さん、きっとみるみるうちに上達されると思います。



ジョイフルメドレーさんもカッコイイ♪
少し進むと40mの滝が現れました。左岸から巻けるそうですが今日は時間切れ。
滝の前で休憩してから左岸を直登して脱渓します。

気持ち良かった沢の中と比べて、詰め上がるのは暑くて暑くて。
皆んなフーフー言いながらの急登でした。

何か所か、嫌なザレ場をトラバースしました。
尾根に上がり、薄い杣道をたどって下山します。

途中で鉄のフェンスに行き当たりました。
藪とフェンスでちょっと歩き難かったです。

実はこの下山、わたしは前回の沢でカズレーサーさんからアドバイスをいただいた事を練習しながら歩いていました。
滑らず降りるためには『骨盤に乗る』姿勢が大事と言うことです。
でもやはり今回も尻餅をついてしまいました。
出来ているのかいないのか、なかなか分かりませんが、練習あるのみ!
やがて聞こえる沢の音が大きくなり、堰堤が見えてホッとします。
杣道から風折川の河原へ出てきました。

今回もとても楽しく充実した山行でした。
ありがとうございました。
イノシシ、めっちゃびっくりしましたね!
きっとイノシシさんも、さぞ驚いていたことでしょう…
ホントにびっくりしましたね!
お互い焦ってしまうから、なるべく鉢合わせはしたく無いですね
(*´-`)