備後橋の通行止めで多少の歩きが追加されたツキ谷
谷中もなかなか面白いらしいが、滝もかなり面白いらしい
となればまずは大滝からでしょ!と、いざ千尋滝へ
6/17 KAWAc 会外2 天気 晴れ 水量 かなり少ない
まずは備後橋周辺に車を止め、歩いてツキ谷出合へ。出合の30m滝もなかなか立派
これも登れるようだが、この日はスルーして滝見道を進む。少しするといよいよ千尋滝だ
水量はかなり少ないが、それでも風格のある立派な滝だ。釜も大きく、しばらく滝鑑賞
ザイルを結び、いざ右岸から登り始める
途中、日も登り徐々に暑く。中間部分から先が細かくてややいやらしい気配。ブッシュに蛇が隠れていたようで、絶叫と共に落ヘビ
どうやら向こうもびっくりして落ちてしまったよう。しばらく動かなかったので、ご臨終かと思った
1m強の青大将。微妙に生きていたので、せめて日陰に持って行ってあげようと思ったら、急に動き出して泳いで逃げて行った。野生は強い
そんなこんなで1ピッチ目が終わり、フォローで向かう。2ピッチ目は岩も固く、ぬめりも少なく快適なクライミング
サクサクとバンドまで上がれる。ここまでは1ピッチで来ることも可能なようだが、ザイルの流れが悪くなるのは否めないかも
3ピッチ目、普通なら直上だが、水量少ない今日なら左岸狙えるのでは?ということで水線トラバース
この日でもかなりガッツリシャワー。普段なら吹っ飛ばされるのかも
全員びしょ濡れになり、4ピッチ目は左岸の直上ラインを探す。樹林に突っ込み、皆で探したがどうも良いラインがない
微妙にスタンスとなる場所はありそうだが、ブッシュで肝心なところが見えない。リスや小クラックはあるが、上部で閉じているような。。。どちらにせよ人工連打は否めないところ
壁をかなり右側に行けば登れそうだが、滝から離れすぎる気がする。と、いうことで右岸ルートへ合流することに
ザイルを引っ張って行き、右岸に取り付く。流れはやや悪くなるが、長さ的には落ち口まで行けるだろう
さて、行ってみるとやはり人工ピッチらしくなかなか悪い。まずは真新しいハーケンがあるところへ
フリーで試すが、無理だったのでアブミをかけて突破。この際ザイルとギアが絡まり、何度もフリーに移るところでスタックしてしんどかった。。。
ここでアブミを回収できず、その先の四連ボルトはA0も交えつつ残ったアブミで突破。その先も快適なクライミングで、ほぼ落ち口まで
大滝って途中いまいちなピッチが混じることが多いように思っていたが、ここは全ピッチ面白かった!スケールもあるし素晴らしい滝だ
最後は流れをまたいで落ち口へ。すぐ先にも滝が見えるが、もう満足なので降りることに
この懸垂がブッシュだらけの中で、ザイルが絡まるし回収もしにくいしで結構大変だった
懸垂3ピッチで下へ降り、釜を泳いでクールダウン。その後は行きより長く感じる滝見道と道路を歩き駐車地へ
良いコンディション、良い滝、良い天気、良い面子ということのない一日となった
ツキ谷・千尋滝は爽快な滝ですね。
ただ、最後のボルトラダーが残念です。
あそこがフリーで解決さえできれば・・と思っていますが、
果たして??
気持ちよくトップアウトできました。
ボルトラダーは、スタンスはあるので可能性はないことはないですかね?せめてA0くらいには?
手がないので僕は全然無理ですが^^;