天候も相変わらず不安定で直前に変更になったこの谷。北山川上流の、小橡川支流橡谷の、さらに支谷である。地形図ではかなり小さい
源流域でまったりかな^^?というイメージで挑む
結果から言うと、マイナーな割に内容は一級品でした。水が多い時に来るとかなり楽しめてお勧めです
7/2 天候 晴れ 水量 多い シブ&コージ KAWAc 会外1
まずは林道で準備するのだが、この時は全然登る気なし
カムいらないですよねー?クライミングシューズもおいてきますねー。ハーケンは一応持っていきますか。。。
みたいな。40年前の会の遡行図はあるが、記録も少ないし何が出てくるか楽しみだという期待はある
入渓すぐにこの四条40m。水量がそこそこあり、結構見事な滝である
登る準備もしてないし、当然巻きだな~と思いながらラインを一応さぐる。あーだこーだ言いながら右からさくっと巻く
が、どうもパーティー内で登りたくてうずうずしている空気が流れてきた気も?確かに登れそうなラインはありました
少し行くとこの15m。巻きラインを目で追うが、シブさんより行ってみる?の声が。となれば行くしかないでしょー!
良いんですか!?と言いながら右からまずバンド前のテラスへ。そこから激シャワーでバンドを渡り、右岸を落ち口へ!
カムがないし沢靴だし、勝手が違ってなかなか面白かった。ハーケンは一応アングルとロストアローも持ってきており、そこは良かった。ナイフブレードのみだとさらにきつかっただろう
う~ん、登るつもりなかったけどやっぱ楽しいわ。と思いつつこれがハイライトかなとか考えつつ進む
割とすぐに50m滝。シブ&コージさんに火がついており、最初の巻きばかりでしょーみたいな空気は既にない
まずはシブさんが右からザイルを伸ばし、立木でピッチを切る。フォローしてると、あ、ここカムが決まりそうだな!みたいなクラックが多数。この後も多数
途中結構悪いが、危なげなく超えて行っていた
2ピッチ目はコージさん。下から見るとバンドをトラバース以外ありえないと思っていたのだが、どうも水線を直上していっている
おや?マジか?と思っているとビレイ解除の声。ラストで行ったが、かなりしんどい場所にハーケンを決めつつ登っていた
というか、あえてこのラインを行くとは。。。両ピッチさすがのクライミングでした。やはり勉強になります
二股を超えると多条多段100m大滝。見えているのは50mほどか。凄い滝ばかり出てくる。誰だ癒し渓とか言ってたのは!(←)
ここは簡単そうなので、皆でフリーでバラバラに取り付く。と、全員悪そう。で、やはりザイルを出すことに。
草付きカンテを行こうとするが、裏側にフラットな砂地が。5mくらいしか伸ばしていないが、そこでいったん切りビレイ点としてもらう
そこから再度カンテに復帰しようとするが、見えていない部分が難しいと嫌だな~けど明らかに簡単そうだし寝ているな~
と、悩むが奥のチムニーが確実だなとそっちへ行くことにする
最後ステミングで、シャワーを浴びつつ中段落ち口へ出る。と、シブさんはハイステップでかっこよく抜け出てきた
おかしいな?試したけど足も体も持ち上がらなかったんだけど。。。やはり足がみじk関節が固いせいだな(ムーブの差です)
テラスからはトイ状が続く。この日はシャワー担当ねというありがたい言葉をもらい、引き続きトップで行かせてもらう
見た目階段、木でランニングも取れそう。ステミングも決まりそうと非常に楽しそう
が、実は階段じゃないし木もしばらく遠いしぬめりもやや。。。なんとかハーケンを決めつつ登って行く
一番のシャワーポイントの直前で木に届いて一安心。ステミングが決まりそうという予想だけは当たり、無事落ち口へ
なかなかおいしいところをもらえて感謝だ。フォローもシャワーで楽しそう
最後のCS滝部分を超えると100mは終了。けどまぁ100はなかったかな?結構時間も良い感じになってきた
すぐにCS20m。行けそうだが、さすがにもう時間が。。。ということでここからは巻き巻きで進むことに
ややゴルジュ状になり、これくらいの滝が四つほど続く。右からまとめて巻いてしまう
これでようやく最後。30m滝。これも登れそう。今回は泣く泣く(?)左から巻く
巻きあがると左岸に小屋跡が。上まで行くつもりだったが、あとは平凡らしいのでここで遡行を打ち切る
踏み跡っぽいところを読図しつつトラバースし、太い尾根を一気に下降。ドンピシャで林道の狙っていた辺りに降りれた
時間と装備的に巻きも結構入ったが、全部登ることは可能だったと思う。非常に面白い谷なので、誰かに完全突破を狙ってほしいところだ
マイナーなところでこんな大当たりにぶち当たるのだから、沢というのは面白い!
ピンバック:台高 橡谷川・小迫谷F1登攀 – 大阪わらじの会
>完全突破の記録、そのうち出ると思うので今回登らなかった滝どうなのか気になりますね
誰か行くのかな?
プッレッシャー掛けているような言葉??
これだけいいとこなので、きっと誰か突入するだろうという期待です(笑)
若者コンビあたりで行かないかな~というのはなくはないですね。
あわよくば、登れる滝があれば・・という感じで選んだ谷だったけど、
これほどまで楽しめるなんて!!
その気になれば、完全突破(すべての滝を登ること)も可能だと思う・・・
登攀系沢屋なら、注目の谷やね m(^^)m。
滝が出るたびに驚きっぱなしでした。満足度も高かったです!
全然知らなかった谷だけに、連れてってもらいありがとうございました。
完全突破の記録、そのうち出ると思うので今回登らなかった滝どうなのか気になりますね