紹介するのは、名谷の陰に隠れて、顧みられることのない“マイナー渓”二本。
本沢川大口須保谷と、東ノ川西ノ谷の右岸に入る無名の小沢です。
まず、4月4日(水)は、単独で本沢川大口須保谷へ。
わらじの古い記録をみるとまずまず滝場はありそうです。
橋桁から入谷すると、まず足を止めるのが、この滝。
たまにこの滝を見に来る人はいるようです。
小滝や淵を越えて行くと、河原が続きます。やがて、簾状18m。
基本、周囲は植林で間伐材が谷の情緒を損なっています。
奥の大滝。二段になってます。
わらじの記録では25mと記されてますが、もうちょっとある感じに見えます。
この滝の上で谷はひどく荒れた感じになります。上流で林道が横断しており、この滝の前で引き返すのが賢明ですね。
さて、次は4月13日(金)に行った東ノ川西ノ谷の右岸に掛かる無名の谷。
ここは、兼ねてからのコージのリクエストで、以前、西ノ谷に行った時に、林道に滝を掛けて出合う、その谷のことが気になっていたそうです。
コージのリハビリがてら、谷歩きを楽しむ感じで出掛けたのですが・・・。
橋桁脇から入谷。しばらく谷を進むと右岸から枝沢?と思いきや、そちらが本谷。
しょっぱなから滝を連ねています。
連滝というのか、多段というのか・・・、結構、上まで続いているようです。
どんどん登って行くと、更に、待っていました!
綺麗なスラブ滝です。
私たちは途中で樹林に逃げましたが、攻めればスラブ・クライミングが楽しめたことでしょう。
その上で、河原となり丸太橋が横断し、谷は終わった感・・・しかし、まだまだありました!
ぱっと見は30mくらい?
右側を登ってテラスに立つと、スラブとなってまだ続いてました。
奥の大滝は、最後はきゅっと狭まって、この滝を登ってようやく終わり。
高度計で50mある大滝でした。
谷歩きを楽しむつもりだったのですが、滝登りが楽しめる谷だとは、、、地図では読めませんでした。。
あとは淡々と谷を詰め、白川峠に出ます。
東ノ川方面が眺められ、山腹では山桜が咲き誇っていました。